- 嫉妬
- 恋人同士
- 幼なじみ
- ヤンデレ
- 分からせ
公開日2026年06月06日 17:54
更新日2026年06月06日 17:56
文字数
5503文字(約 18分21秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
彼氏
場所
家の中
本編
【SE】静かな部屋。外の雨音がうっすら聴こえる。
■ 導入(目安:3~4分)
(穏やかに、ほとんど囁くように)
……ねえ。
起きてる?
(少し近づいて)
もう夜中の二時だよ。
ずっとそこにいたら、身体(からだ)が冷えちゃう。
(やさしく)
ほら、ここに来て。
わたしの隣、あったかいから。
(間)
……
(少し首を傾けるような、やわらかい笑い声)
ふふ。
なんでそんな顔してるの?
怖くないよ。わたしだよ。
(ゆっくり、はっきりと)
ずっと一緒にいた、あなたの幼馴染
幼稚園から、ずっと。
二十年以上、あなたのそばにいたでしょ?
(優しく)
だから、大丈夫。
ここは安全だよ。
(少し間)
……
ただ……
(声のトーンが一段、静かになる)
(// 笑顔のまま、目だけが変わる感じで)
少し、お話があるんだけどね。
怒ってないよ。
ちゃんと聞いてほしいだけ。
(また柔らかく戻る)
ねえ、座って。
うん、そこ。わたしの目の前。
(間)
……
ありがとう。
(甘く、ゆっくりと)
あなたの顔、ちゃんと見えてる。
ちゃんと見てるよ、わたし。
ずっと。
(小さく息を吸って)
……ねえ、あなた。
昨日、どこにいたの?
---
■ 本編パート① 「疑惑と静かな追い詰め」(目安:8~9分)
(穏やかに、でも言葉を選ぶように)
「残業」って言ってたよね。
十時まで、って。
でもね……
(間)
……
(静かに、淡々と)
会社の前、行ったんだ、わたし。
迎えに行こうと思って。
サプライズで。
あなた、そういうの、喜んでくれるじゃない。
だから……
待ってたんだよ。
一時間半。
(短い間)
……
いなかった。
(やさしいまま、でも温度が下がる)
(// 笑顔は変えない。ただ、目が据わる)
会社に電話もした。
「桐嶋さんは六時には退社されましたが」って。
六時。
(ゆっくりと繰り返す)
六時に退社して、十時まで「残業」。
(小さく笑う)
ふふ。
四時間、どこにいたの?
(間)
…………
(少し近づいて)
(甘く、低く囁くように)
嘘ついたんだね。
(間)
……
(やわらかく)
ねえ、怒ってないって言ったじゃない。
本当だよ?
ただ……知りたいの。
わたし、あなたのことなんでも知ってると思ってたから。
(少し声が震えて)
小学生のとき、はじめて嘘ついたのがいつかも知ってる。
中学のとき、部活をサボってゲームセンター行ったことも。
高校のとき、好きな子に告白できなくて泣いてたことも。
全部、知ってる。
ぜんぶ、わたしに話してくれてたじゃない。
(少し離れて)
(静かに、問いかけるように)
なのに……なんで今回は教えてくれなかったの?
(間)
…………
(// 微笑んでいるが、声の底に深い傷がある)
……女の人?
(短い間)
……
うん、いいよ、黙ってて。
顔を見ればわかるから。
(やわらかく)
わたし、あなたのこと、全部読めるの。
知ってるでしょ?
(間)
……
(ゆっくりと立ち上がるような気配)
【SE】立ち上がる衣擦れ(きぬずれ)の音
(歩く足音、部屋を移動する感じ)
(後ろから語りかけるように)
逃げないで。
ドア、鍵かけてあるから。
(// 事実を告げるだけの、静かな口調)
(やさしく)
怖くないよ、って言ったじゃない。
わたしはあなたを傷つけたりしない。
ただ……外には出さない。
今夜は。
ちゃんとお話が終わるまで。
(正面に戻る)
(柔らかく、甘えるように)
ねえ、聞いてて。
わたし、あなたのこと、世界で一番愛してるんだよ。
一番、って安い言葉だと思う?
違うよ。
(少し間)
……
わたしにとって「一番」は「全部」なの。
あなたが「全部」なの。
(静かに、熱を帯びて)
朝、あなたのことを考えながら目を覚ます。
あなたが好きそうなご飯を考えながらスーパーに行く。
あなたが笑ってくれるかなって思いながら料理する。
あなたが今何してるか、一日に何百回も考える。
(声が少しだけ震えて)
それって……普通じゃない?
愛してる人のことを考えるのって、おかしいの?
(間)
…………
(やわらかく)
おかしくないよね。
愛してるんだもん。
---
■ 本編パート② 「わからせ」(目安:10~11分)
(近づいて、右耳に甘く)
(甘く低く)
ねえ、聞いて。
わたしがどれだけあなたを愛してるか、
ちゃんと「わかって」ほしいの。
頭で理解するんじゃなくて……
身体(からだ)で、感じてほしいの。
(間)
……
(ゆっくりと息を吐く)
はぁ……
(耳のすぐそばで)
あなたの耳、好き。
ここに顔を寄せると、あなたのにおいがする。
(少し吸い込むように)
……うん。
これ。
この匂い(におい)が好き。
三年間、ずっと好きだった。
付き合う前から、ずっと。
(ゆっくりと、甘く)
ふふ。
あなた、震えてる。
怖いの?
それとも……
(間)
……
(低く)
違う、でしょ。
(// 確信している、静かな笑み)
(やわらかく座り直すように)
ねえ、聞いて。
あの女のことを話さなくていい。
名前も、どこで会ったのかも。
興味ないから。
(間)
……
(静かに、真剣に)
わたしが聞きたいのは……
あなたが「なぜ」隠したか、だよ。
隠したってことは……
わたしに知られたくなかった、ってことでしょ?
(少し声が高くなる)
(// 感情が動き始める)
それって……
わたしのことを怖いと思ってる?
わたしが何かしちゃうと思ってる?
(間)
…………
(笑い声、でも乾いている)
ふふ……
おかしいな。
何もしないよ、わたし。
あなたを傷つけるなんて、できない。
できるわけないじゃない。
(熱く、切実に)
世界中で一番大切な人を、
どうして傷つけられるの。
(間)
……
(少し間を置いて、深呼吸)
(// 落ち着かせようとして、逆に静かな狂気が滲む)
ねえ、教えて。
わたしのどこが、足りなかった?
(純粋に、真剣に問いかける)
顔?
性格?
愛し方?
(間)
……
言って。
直すから。
なんでも直すから。
(少し高く、感情が溢れて)
わたし、あなたのために生きてるんだよ?
あなたのためだったら、なんでもできる。
(静かに、はっきりと)
なんでも。
(間)
…………
(// 怖さより、哀れさと愛おしさが滲む)
(吐息まじりに、甘く)
ねえ……
怒ってないよ、って言ったじゃない。
本当だよ。
ただ……悲しかった。
(声が少し震えて)
あなたが知らない場所にいるって思ったとき、
胸が、こんなふうに……
(息を詰めるように)
……きゅって、なって。
息ができなかった。
(間)
……
(やわらかく、甘えるように)
だからね、わかってほしいの。
わたしがいれば、いいじゃない。
わたしだけでしょ。
あなたにはわたしだけいれば、十分でしょ?
(確信している、疑いのない声で)
そう思うよね?
ね?
(少し離れる)
(静かに、少しだけ冷たく)
……返事、してよ。
(間)
……
(// 沈黙に対して、微笑みながらも圧をかける)
(やわらかく)
黙ってるのは、ずるいよ。
わたしはちゃんと話してるじゃない。
(間)
……
(深く息を吸って)
…………わかった。
今は、いいよ。
すぐに答えを聞こうとは思ってないから。
(やさしく)
ただ……ここにいて。
今夜だけでいいから。
どこにも行かないで。
(間)
……
(// 懇願と命令が混じった声)
ねえ、隣においで。
うん、そこ。
(満足そうに)
……うん。
ちゃんとそばにいてくれてる。
ありがとう。
(甘く、静かに)
こうしてると……落ち着く。
あなたのぬくもりが、わかるから。
(耳に近づいて)
(囁くように、吐息まじりに)
ねえ、あなた。
わたしの声、聞こえてる?
(間)
……
(甘く)
ちゃんと聞いて。
あなたのこと、逃がさないから。
これは脅しじゃないよ。
(// 本人は「愛の誓い」として言っている)
ただの……約束。
わたし、あなたと離れられないから。
三歳のときからそう。
変わらないよ、ずっと。
(少し笑って)
ふふ。
おかしいでしょ、わたし。
(自分でわかってる、でも止められない)
うん、わかってるよ。
わかってるけど……
(切実に、声を落として)
やめられないの。
あなたのこと、考えるのが。
あなたのそばにいたいのが。
あなただけを、愛してることが。
(間)
…………
(深く、静かに)
ねえ、わたしが怖い?
(間)
……
(// 答えが怖い。でも聞いてしまう)
……怖くて、いいよ。
怖くてもいい。
ただ……嫌いにならないで。
それだけでいい。
(声が細くなって、震えて)
嫌いになったら……
わたし、どうなるかわからないから。
(間)
…………
(// この一言だけが、本当の狂気の輪郭)
(すぐに明るく切り替わる)
(// 感情のスイッチングが怖い)
(甘く笑って)
なんて、ね。
大丈夫、大丈夫。
あなたはわたしを嫌いにならないよ。
だって……
(正面に向いて)
(やさしく、確信をもって)
わたしが嫌いになる「スキ」を、
与えないようにするから。
ずっとそばにいる。
ずっと、ちゃんと愛する。
そしたら……嫌いになれないでしょ?
(間)
……
(にっこりと)
ね。
---
■ 本編パート③ 「偏愛の告白」(目安:8~9分)
(少し立ち上がる気配)
【SE】何かを取り出す音(引き出しを開ける)
(やさしく)
ねえ、見て。
(// うれしそうに、でもそれが恐ろしいものを取り出している)
これ……わかる?
(間)
……
アルバムだよ。
わたしが作ったの。
(ページをめくる音)
【SE】アルバムのページをめくる音
(甘く、懐かしそうに)
これ、小学二年生のとき。
あなた、この日、転んで膝(ひざ)を擦り剥(す)いたんだよね。
泣いてたでしょ?
わたし、絆創膏(ばんそうこう)貼ってあげたじゃない。
(間)
……
(うれしそうに)
覚えてる?
(ページをめくる)
これは……中学三年生。
修学旅行の前の日、あなたが「眠れない」ってわたしに電話してきたとき。
(ふふ、と笑って)
あのとき、夜中の三時まで話したね。
わたし、眠くなかった。
ぜんぜん。
(ページをめくる)
(// テンションが上がっている)
これは……去年の、あなたの誕生日。
わたしが作ったケーキ。
ろうそく吹き消すとき、
あなた、目を閉じてたじゃない。
(静かに、熱く)
そのとき……
わたし、ずっと見てた。
目を閉じてるあなたの顔を、
ずっと、見てた。
(間)
……
(甘く)
きれいだったよ。
まつげ、長いの知ってた?
少しだけ、口が開いてるの、知ってた?
(間)
……
知ってるよ、わたし。
ぜんぶ、知ってる。
(アルバムを閉じる音)
【SE】アルバムを閉じる音
(やさしく置く)
(静かに、隣に来る)
(甘く囁いて)
このアルバムにはね……
三百枚以上写真が入ってるんだよ。
ぜんぶ、あなた。
(間)
……
驚いた?
(ふふ、と静かに笑う)
怖くないよ。
愛してるから撮ってるの。
あなたの笑った顔も、
眠ってる顔も、
怒ってる顔も、
ぜんぶ好き。
(熱く、切実に)
ぜんぶ、大切で……
ぜんぶ、わたしのものだって思ってた。
(間)
…………
(// 独占欲が言葉になる)
(少し声が細くなって)
だから……
知らない女のそばで笑ってるあなたを想像すると……
(息が少し荒くなる)
……
(落ち着かせるように深呼吸して)
……ごめん、落ち着く。
(間)
……
(静かに、ゆっくり)
ねえ、あなた。
一つだけ聞いていい?
(真剣に)
わたしのこと……
嫌いになった?
(間)
…………
(// 答えを待っている。息を呑む)
(短い、静かな笑い)
……そっか。
(声が少し震えて、でも嬉しそうに)
嫌いじゃない、って思ってくれてるんだ。
(間)
……
(甘く、泣きそうな声で)
よかった。
本当に……よかった。
(深く息を吐いて)
はぁ……
(やわらかく、甘えるように)
ねえ、わたしのそばにいて。
今夜だけじゃなくて……
ずっと。
ずっとそばにいてほしいの。
(間)
……
(静かに、はっきりと)
あなたに、逃げてほしくないの。
逃げないよね?
(// 問いかけというより、確認)
(間)
……
(やわらかく笑って)
うん。
そうだよね。
逃げないよね。
だって……
(甘く低く)
わたし、ずっと見てるから。
あなたのことを。
寝てるときも、
起きてるときも、
会社にいるときも……
(間)
……
(// 事実として、静かに告げる)
ずっと。
(間)
…………
(離れて、正面で穏やかに)
(やさしく)
でも怖くないよ。
愛してるから見てるだけだもん。
(ふふ、と笑って)
ね、おかしいでしょ、わたし。
わかってる。
(間)
……
(少し、本音が出る)
でもね……
おかしくなったのは、あなたのせいだよ。
(静かに、真剣に)
あなたが好きすぎて、
あなたのそばにいたすぎて、
気づいたら……
あなたのいない世界の生き方、
わからなくなってたんだ。
(間)
…………
(やわらかく、切なく)
ねえ……
責任、取って?
(笑いまじりに)
ふふ。
冗談じゃないよ。
本気。
(まっすぐに)
わたしをこんなふうにしたのは、あなただから。
ちゃんと、最後まで一緒にいて。
どこにも行かないで。
(間)
……
(甘く)
約束して。
---
■ クロージング(目安:4~5分)
(寄り添うように、そばで穏やかに)
(低く、甘く)
……雨、聞こえる?
【SE】雨音が少し大きくなる
(静かに)
こういう夜、好きだよ。
外が雨だと……どこにも行けない気がして。
(// 「閉じ込めている」ことへの、無意識の喜び)
(やさしく)
ここにいていいんだよ。
どこにも行かなくていい。
わたしが、ぜんぶしてあげるから。
(間)
……
(穏やかに)
(やわらかく)
ねえ、今日話せてよかった。
ちゃんと言えてよかった。
(笑って)
ずっと言いたかったんだ。
わたし、全部話したかったの。
(間)
……
(静かに、感慨深く)
あなたは…わたしの「ぜんぶ」なんだよ。
大げさに聞こえる?
(間)
……
大げさじゃないんだよ、本当に。
わたしの時間の、ぜんぶがあなた。
わたしの気持ちの、ぜんぶがあなた。
わたしの未来の、ぜんぶが……あなたと一緒にいること。
(間)
…………
(少し泣き声が滲んで)
だから……
おかしくても、
怖くても、
わたしを見捨てないでね。
(間)
……
(// 懇願。これがこのキャラの本当の弱さ)
(すぐに、甘く明るく戻って)
(笑って)
あ、またそんな顔してる。
「大丈夫」って思ってくれてる?
(うれしそうに)
ふふ……
ありがとう。
(囁くように、吐息まじりに)
ねえ、疲れたでしょ。
横になって。
(やさしく)
わたし、そばにいるから。
ずっとそばにいるから。
(低く、甘く)
眠っていいよ。
目を閉じて。
……ねえ。
(やわらかく)
夢の中でも、わたしのことを考えてね。
(間)
……
(静かに笑って)
ふふ。
考えなくても……
わたしがそこにいるようにするから。
(間)
…………
(穏やかに、静かに)
おやすみ。
あなた。
(間)
……
(最後に、ほとんど聴こえないくらいの囁きで)
(吐息のように)
逃げないでね。
ずっと……一緒にいようね。
(間)
…………
(やわらかく、静かに)
……愛してるよ。
ぜんぶ。
(間)
…………
【SE】雨音がゆっくりとフェードアウト
---
【END】
■ 導入(目安:3~4分)
(穏やかに、ほとんど囁くように)
……ねえ。
起きてる?
(少し近づいて)
もう夜中の二時だよ。
ずっとそこにいたら、身体(からだ)が冷えちゃう。
(やさしく)
ほら、ここに来て。
わたしの隣、あったかいから。
(間)
……
(少し首を傾けるような、やわらかい笑い声)
ふふ。
なんでそんな顔してるの?
怖くないよ。わたしだよ。
(ゆっくり、はっきりと)
ずっと一緒にいた、あなたの幼馴染
幼稚園から、ずっと。
二十年以上、あなたのそばにいたでしょ?
(優しく)
だから、大丈夫。
ここは安全だよ。
(少し間)
……
ただ……
(声のトーンが一段、静かになる)
(// 笑顔のまま、目だけが変わる感じで)
少し、お話があるんだけどね。
怒ってないよ。
ちゃんと聞いてほしいだけ。
(また柔らかく戻る)
ねえ、座って。
うん、そこ。わたしの目の前。
(間)
……
ありがとう。
(甘く、ゆっくりと)
あなたの顔、ちゃんと見えてる。
ちゃんと見てるよ、わたし。
ずっと。
(小さく息を吸って)
……ねえ、あなた。
昨日、どこにいたの?
---
■ 本編パート① 「疑惑と静かな追い詰め」(目安:8~9分)
(穏やかに、でも言葉を選ぶように)
「残業」って言ってたよね。
十時まで、って。
でもね……
(間)
……
(静かに、淡々と)
会社の前、行ったんだ、わたし。
迎えに行こうと思って。
サプライズで。
あなた、そういうの、喜んでくれるじゃない。
だから……
待ってたんだよ。
一時間半。
(短い間)
……
いなかった。
(やさしいまま、でも温度が下がる)
(// 笑顔は変えない。ただ、目が据わる)
会社に電話もした。
「桐嶋さんは六時には退社されましたが」って。
六時。
(ゆっくりと繰り返す)
六時に退社して、十時まで「残業」。
(小さく笑う)
ふふ。
四時間、どこにいたの?
(間)
…………
(少し近づいて)
(甘く、低く囁くように)
嘘ついたんだね。
(間)
……
(やわらかく)
ねえ、怒ってないって言ったじゃない。
本当だよ?
ただ……知りたいの。
わたし、あなたのことなんでも知ってると思ってたから。
(少し声が震えて)
小学生のとき、はじめて嘘ついたのがいつかも知ってる。
中学のとき、部活をサボってゲームセンター行ったことも。
高校のとき、好きな子に告白できなくて泣いてたことも。
全部、知ってる。
ぜんぶ、わたしに話してくれてたじゃない。
(少し離れて)
(静かに、問いかけるように)
なのに……なんで今回は教えてくれなかったの?
(間)
…………
(// 微笑んでいるが、声の底に深い傷がある)
……女の人?
(短い間)
……
うん、いいよ、黙ってて。
顔を見ればわかるから。
(やわらかく)
わたし、あなたのこと、全部読めるの。
知ってるでしょ?
(間)
……
(ゆっくりと立ち上がるような気配)
【SE】立ち上がる衣擦れ(きぬずれ)の音
(歩く足音、部屋を移動する感じ)
(後ろから語りかけるように)
逃げないで。
ドア、鍵かけてあるから。
(// 事実を告げるだけの、静かな口調)
(やさしく)
怖くないよ、って言ったじゃない。
わたしはあなたを傷つけたりしない。
ただ……外には出さない。
今夜は。
ちゃんとお話が終わるまで。
(正面に戻る)
(柔らかく、甘えるように)
ねえ、聞いてて。
わたし、あなたのこと、世界で一番愛してるんだよ。
一番、って安い言葉だと思う?
違うよ。
(少し間)
……
わたしにとって「一番」は「全部」なの。
あなたが「全部」なの。
(静かに、熱を帯びて)
朝、あなたのことを考えながら目を覚ます。
あなたが好きそうなご飯を考えながらスーパーに行く。
あなたが笑ってくれるかなって思いながら料理する。
あなたが今何してるか、一日に何百回も考える。
(声が少しだけ震えて)
それって……普通じゃない?
愛してる人のことを考えるのって、おかしいの?
(間)
…………
(やわらかく)
おかしくないよね。
愛してるんだもん。
---
■ 本編パート② 「わからせ」(目安:10~11分)
(近づいて、右耳に甘く)
(甘く低く)
ねえ、聞いて。
わたしがどれだけあなたを愛してるか、
ちゃんと「わかって」ほしいの。
頭で理解するんじゃなくて……
身体(からだ)で、感じてほしいの。
(間)
……
(ゆっくりと息を吐く)
はぁ……
(耳のすぐそばで)
あなたの耳、好き。
ここに顔を寄せると、あなたのにおいがする。
(少し吸い込むように)
……うん。
これ。
この匂い(におい)が好き。
三年間、ずっと好きだった。
付き合う前から、ずっと。
(ゆっくりと、甘く)
ふふ。
あなた、震えてる。
怖いの?
それとも……
(間)
……
(低く)
違う、でしょ。
(// 確信している、静かな笑み)
(やわらかく座り直すように)
ねえ、聞いて。
あの女のことを話さなくていい。
名前も、どこで会ったのかも。
興味ないから。
(間)
……
(静かに、真剣に)
わたしが聞きたいのは……
あなたが「なぜ」隠したか、だよ。
隠したってことは……
わたしに知られたくなかった、ってことでしょ?
(少し声が高くなる)
(// 感情が動き始める)
それって……
わたしのことを怖いと思ってる?
わたしが何かしちゃうと思ってる?
(間)
…………
(笑い声、でも乾いている)
ふふ……
おかしいな。
何もしないよ、わたし。
あなたを傷つけるなんて、できない。
できるわけないじゃない。
(熱く、切実に)
世界中で一番大切な人を、
どうして傷つけられるの。
(間)
……
(少し間を置いて、深呼吸)
(// 落ち着かせようとして、逆に静かな狂気が滲む)
ねえ、教えて。
わたしのどこが、足りなかった?
(純粋に、真剣に問いかける)
顔?
性格?
愛し方?
(間)
……
言って。
直すから。
なんでも直すから。
(少し高く、感情が溢れて)
わたし、あなたのために生きてるんだよ?
あなたのためだったら、なんでもできる。
(静かに、はっきりと)
なんでも。
(間)
…………
(// 怖さより、哀れさと愛おしさが滲む)
(吐息まじりに、甘く)
ねえ……
怒ってないよ、って言ったじゃない。
本当だよ。
ただ……悲しかった。
(声が少し震えて)
あなたが知らない場所にいるって思ったとき、
胸が、こんなふうに……
(息を詰めるように)
……きゅって、なって。
息ができなかった。
(間)
……
(やわらかく、甘えるように)
だからね、わかってほしいの。
わたしがいれば、いいじゃない。
わたしだけでしょ。
あなたにはわたしだけいれば、十分でしょ?
(確信している、疑いのない声で)
そう思うよね?
ね?
(少し離れる)
(静かに、少しだけ冷たく)
……返事、してよ。
(間)
……
(// 沈黙に対して、微笑みながらも圧をかける)
(やわらかく)
黙ってるのは、ずるいよ。
わたしはちゃんと話してるじゃない。
(間)
……
(深く息を吸って)
…………わかった。
今は、いいよ。
すぐに答えを聞こうとは思ってないから。
(やさしく)
ただ……ここにいて。
今夜だけでいいから。
どこにも行かないで。
(間)
……
(// 懇願と命令が混じった声)
ねえ、隣においで。
うん、そこ。
(満足そうに)
……うん。
ちゃんとそばにいてくれてる。
ありがとう。
(甘く、静かに)
こうしてると……落ち着く。
あなたのぬくもりが、わかるから。
(耳に近づいて)
(囁くように、吐息まじりに)
ねえ、あなた。
わたしの声、聞こえてる?
(間)
……
(甘く)
ちゃんと聞いて。
あなたのこと、逃がさないから。
これは脅しじゃないよ。
(// 本人は「愛の誓い」として言っている)
ただの……約束。
わたし、あなたと離れられないから。
三歳のときからそう。
変わらないよ、ずっと。
(少し笑って)
ふふ。
おかしいでしょ、わたし。
(自分でわかってる、でも止められない)
うん、わかってるよ。
わかってるけど……
(切実に、声を落として)
やめられないの。
あなたのこと、考えるのが。
あなたのそばにいたいのが。
あなただけを、愛してることが。
(間)
…………
(深く、静かに)
ねえ、わたしが怖い?
(間)
……
(// 答えが怖い。でも聞いてしまう)
……怖くて、いいよ。
怖くてもいい。
ただ……嫌いにならないで。
それだけでいい。
(声が細くなって、震えて)
嫌いになったら……
わたし、どうなるかわからないから。
(間)
…………
(// この一言だけが、本当の狂気の輪郭)
(すぐに明るく切り替わる)
(// 感情のスイッチングが怖い)
(甘く笑って)
なんて、ね。
大丈夫、大丈夫。
あなたはわたしを嫌いにならないよ。
だって……
(正面に向いて)
(やさしく、確信をもって)
わたしが嫌いになる「スキ」を、
与えないようにするから。
ずっとそばにいる。
ずっと、ちゃんと愛する。
そしたら……嫌いになれないでしょ?
(間)
……
(にっこりと)
ね。
---
■ 本編パート③ 「偏愛の告白」(目安:8~9分)
(少し立ち上がる気配)
【SE】何かを取り出す音(引き出しを開ける)
(やさしく)
ねえ、見て。
(// うれしそうに、でもそれが恐ろしいものを取り出している)
これ……わかる?
(間)
……
アルバムだよ。
わたしが作ったの。
(ページをめくる音)
【SE】アルバムのページをめくる音
(甘く、懐かしそうに)
これ、小学二年生のとき。
あなた、この日、転んで膝(ひざ)を擦り剥(す)いたんだよね。
泣いてたでしょ?
わたし、絆創膏(ばんそうこう)貼ってあげたじゃない。
(間)
……
(うれしそうに)
覚えてる?
(ページをめくる)
これは……中学三年生。
修学旅行の前の日、あなたが「眠れない」ってわたしに電話してきたとき。
(ふふ、と笑って)
あのとき、夜中の三時まで話したね。
わたし、眠くなかった。
ぜんぜん。
(ページをめくる)
(// テンションが上がっている)
これは……去年の、あなたの誕生日。
わたしが作ったケーキ。
ろうそく吹き消すとき、
あなた、目を閉じてたじゃない。
(静かに、熱く)
そのとき……
わたし、ずっと見てた。
目を閉じてるあなたの顔を、
ずっと、見てた。
(間)
……
(甘く)
きれいだったよ。
まつげ、長いの知ってた?
少しだけ、口が開いてるの、知ってた?
(間)
……
知ってるよ、わたし。
ぜんぶ、知ってる。
(アルバムを閉じる音)
【SE】アルバムを閉じる音
(やさしく置く)
(静かに、隣に来る)
(甘く囁いて)
このアルバムにはね……
三百枚以上写真が入ってるんだよ。
ぜんぶ、あなた。
(間)
……
驚いた?
(ふふ、と静かに笑う)
怖くないよ。
愛してるから撮ってるの。
あなたの笑った顔も、
眠ってる顔も、
怒ってる顔も、
ぜんぶ好き。
(熱く、切実に)
ぜんぶ、大切で……
ぜんぶ、わたしのものだって思ってた。
(間)
…………
(// 独占欲が言葉になる)
(少し声が細くなって)
だから……
知らない女のそばで笑ってるあなたを想像すると……
(息が少し荒くなる)
……
(落ち着かせるように深呼吸して)
……ごめん、落ち着く。
(間)
……
(静かに、ゆっくり)
ねえ、あなた。
一つだけ聞いていい?
(真剣に)
わたしのこと……
嫌いになった?
(間)
…………
(// 答えを待っている。息を呑む)
(短い、静かな笑い)
……そっか。
(声が少し震えて、でも嬉しそうに)
嫌いじゃない、って思ってくれてるんだ。
(間)
……
(甘く、泣きそうな声で)
よかった。
本当に……よかった。
(深く息を吐いて)
はぁ……
(やわらかく、甘えるように)
ねえ、わたしのそばにいて。
今夜だけじゃなくて……
ずっと。
ずっとそばにいてほしいの。
(間)
……
(静かに、はっきりと)
あなたに、逃げてほしくないの。
逃げないよね?
(// 問いかけというより、確認)
(間)
……
(やわらかく笑って)
うん。
そうだよね。
逃げないよね。
だって……
(甘く低く)
わたし、ずっと見てるから。
あなたのことを。
寝てるときも、
起きてるときも、
会社にいるときも……
(間)
……
(// 事実として、静かに告げる)
ずっと。
(間)
…………
(離れて、正面で穏やかに)
(やさしく)
でも怖くないよ。
愛してるから見てるだけだもん。
(ふふ、と笑って)
ね、おかしいでしょ、わたし。
わかってる。
(間)
……
(少し、本音が出る)
でもね……
おかしくなったのは、あなたのせいだよ。
(静かに、真剣に)
あなたが好きすぎて、
あなたのそばにいたすぎて、
気づいたら……
あなたのいない世界の生き方、
わからなくなってたんだ。
(間)
…………
(やわらかく、切なく)
ねえ……
責任、取って?
(笑いまじりに)
ふふ。
冗談じゃないよ。
本気。
(まっすぐに)
わたしをこんなふうにしたのは、あなただから。
ちゃんと、最後まで一緒にいて。
どこにも行かないで。
(間)
……
(甘く)
約束して。
---
■ クロージング(目安:4~5分)
(寄り添うように、そばで穏やかに)
(低く、甘く)
……雨、聞こえる?
【SE】雨音が少し大きくなる
(静かに)
こういう夜、好きだよ。
外が雨だと……どこにも行けない気がして。
(// 「閉じ込めている」ことへの、無意識の喜び)
(やさしく)
ここにいていいんだよ。
どこにも行かなくていい。
わたしが、ぜんぶしてあげるから。
(間)
……
(穏やかに)
(やわらかく)
ねえ、今日話せてよかった。
ちゃんと言えてよかった。
(笑って)
ずっと言いたかったんだ。
わたし、全部話したかったの。
(間)
……
(静かに、感慨深く)
あなたは…わたしの「ぜんぶ」なんだよ。
大げさに聞こえる?
(間)
……
大げさじゃないんだよ、本当に。
わたしの時間の、ぜんぶがあなた。
わたしの気持ちの、ぜんぶがあなた。
わたしの未来の、ぜんぶが……あなたと一緒にいること。
(間)
…………
(少し泣き声が滲んで)
だから……
おかしくても、
怖くても、
わたしを見捨てないでね。
(間)
……
(// 懇願。これがこのキャラの本当の弱さ)
(すぐに、甘く明るく戻って)
(笑って)
あ、またそんな顔してる。
「大丈夫」って思ってくれてる?
(うれしそうに)
ふふ……
ありがとう。
(囁くように、吐息まじりに)
ねえ、疲れたでしょ。
横になって。
(やさしく)
わたし、そばにいるから。
ずっとそばにいるから。
(低く、甘く)
眠っていいよ。
目を閉じて。
……ねえ。
(やわらかく)
夢の中でも、わたしのことを考えてね。
(間)
……
(静かに笑って)
ふふ。
考えなくても……
わたしがそこにいるようにするから。
(間)
…………
(穏やかに、静かに)
おやすみ。
あなた。
(間)
……
(最後に、ほとんど聴こえないくらいの囁きで)
(吐息のように)
逃げないでね。
ずっと……一緒にいようね。
(間)
…………
(やわらかく、静かに)
……愛してるよ。
ぜんぶ。
(間)
…………
【SE】雨音がゆっくりとフェードアウト
---
【END】
クレジット
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
使用時は作者名+作品リンクのクレジット表記をお願いします。
使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡、ご相談ください。
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