- 嫉妬
- 幼なじみ
- ヤンデレ
公開日2026年05月31日 18:22
更新日2026年05月31日 18:22
文字数
4448文字(約 14分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
部屋
本編
■ 導入(目安:3~4分)
【SE】夜の静寂。遠くで虫の声。窓を叩く雨音。
(穏やかに、少し微笑むように)
あ……来てくれたんだ。
よかった。
(安堵したように、ゆっくりと)
雨、ひどくなってきたね。
傘、ちゃんと持ってた?
……そっか。
濡れてないならよかった。
(柔らかく)
入って。
今夜、少しだけ話したいことがあって。
……大事な話。
(少し笑って)
怖い顔しないで。
わたしだよ。
幼馴染の、わたし。
ほら、昔から変わってないでしょ。
この部屋も、わたしも。
(優しく、懐かしむように)
あなたが初めてここに来たの、何歳のときだっけ。
確か……五歳?
転んで泥だらけで泣いてたあなたを、わたしが連れてきたんだよね。
おかあさんが「まあまあ」って笑いながら手当てしてくれて。
あなた、恥ずかしくてずっと俯いてた。
(くすっと笑う)
覚えてる?
……ふふ。
覚えてないか。
(静かに、少し遠くを見るように)
わたしは全部覚えてるんだけどな。
あなたのこと、全部。
【SE】お茶を注ぐ音。カップを置く音。
(穏やかに)
はい、温かいの。
今夜寒いから。
(少し間を置いて)
……ねえ。
最近、忙しかった?
なんか……あんまり連絡くれなくて。
(笑って、でも少し引っかかりを滲ませて)
ううん、責めてるわけじゃないよ。
ただ……気になって。
あなたのことが、いつも気になってるから。
(ゆっくりと一口飲むように間を置いて)
……ちゃんと、食べてた?
ちゃんと、寝てた?
……ちゃんと、わたしのこと、考えてた?
(はっとして、柔らかく笑い直す)
……ごめん、変なこと聞いた。
---
■ 本編パート①「嫉妬の芽生え」(目安:7~8分)
(少し間を置いて、静かに話し出す)
ねえ……あの子のこと、教えてくれる?
(柔らかく、笑顔を保ちながら)
この間、駅前で一緒にいた子。
茶色い髪の、背が高い子。
……ああ、知ってたよ。
見てたんじゃなくて、たまたま通りかかったの。
(すこし強調するように)
た・ま・た・ま。
(ふふ、と笑う。でも笑顔が少し固い)
クラスの子?
それとも……バイト先の?
(あっさりと聞くように装って)
ふうん。
同じゼミなんだ。
(一拍置いて)
仲いいの?
……そっか。
最近よく一緒にいるんだ。
(笑顔のまま、でも声が少しだけ低くなる)
じゃあ最近連絡少なかったのって、その子といたから?
(すぐに笑って)
ごめんごめん。
なんでもない。
責めてるんじゃないから。
あなたに友達がいるのはいいことだよ。
当たり前のことだよ。
(少しだけ間を置いて、独り言のように)
……わかってる。
(少し声を落として)
ただね。
(ゆっくりと)
あの子、あなたのこと好きだよ。
気づいてないの?
あの目。
あの距離感。
(少し笑う)
鈍いなあ、あなたって。
昔からそうだよね。
(優しく、でもどこか刺すように)
わたしが何年想い続けてるか……なんて、
全然気づかないんだもん。
(はっとして、取り繕うように)
あ……ごめん、いま変なこと言った?
気にしないで。
(明るく笑おうとして、うまくいかない)
【SE】カップをテーブルに置く音。少し強めに。
ねえ、聞いていい?
(ゆっくり、一言一言確かめるように)
あなたは……あの子のことが好き?
(間)
……
(笑う。少し歪んだ笑い)
答えなくていいよ。
顔に出てるから。
(静かに)
そっか……。
(深く息を吸って)
……わたしね、ずっと思ってたんだ。
あなたの隣にいるのはわたしだって。
子供のころから。
ずっとずっと。
(穏やかな語り口で、でも芯に冷たいものが混じる)
あなたが初めて好きになった子のこと、一緒に話聞いてあげたよね。
あなたが振られて泣いてたとき、一晩中そばにいたよね。
あなたが体を壊したとき、毎日ご飯作って持って行ったよね。
(間)
全部わたしだったよね。
(ゆっくりと)
だから……もう少しだけ、待ってもいいかなって。
思ってた。
---
■ 本編パート②「静かに溢れる狂気」(目安:8~9分)
(声が少し低くなる。笑顔は保ったまま)
ねえ。
(囁くように)
わたしのこと、どう思ってる?
(一拍)
幼馴染。
ただの幼馴染。
(ふふ、と笑う。笑い方が少しおかしい)
そうだよね。
そうなんだよね、きっと。
【SE】ゆっくりとした足音。
(正面に立つ感覚で、少し見下ろすように)
ね、聞いてもいい?
(ゆっくり、はっきりと)
あの子と、どこまで仲良くなるつもり?
(柔らかく笑いながら)
付き合うの?
毎日一緒にいるの?
手、繋ぐの?
(一拍ずつ、間を置いて)
キス、するの?
(静かに)
……
(笑って)
ごめんね、変なこと聞いて。
でも……聞かずにいられなかった。
(ゆっくりしゃがんで、目線を合わせるように)
わたしね……あなたのこと、一日も忘れたことないんだ。
(静かに、でも確実に)
朝、起きたらあなたのことを考える。
ご飯食べてても、あなたのことを考える。
夜、眠れなくて……あなたのことばっかり考えてる。
(少し震える声で)
三年間だよ。
ずっと。
(強く)
ずっとそばにいたのは、わたしだけだよ。
(息を吸って)
あの子はね……
(笑顔で、でも眼が笑っていないように)
あの子がいったい何を知ってるの?
あなたが深夜に一人でいるときの声を?
熱があって意識がぼんやりしてるときの顔を?
悔しくて何も言えなくてただ俯いてるときの、あなたの癖を?
(間)
知らないよね。
(静かに、確かめるように)
全部、わたしが知ってる。
(吐息まじりに、低く)
わたしだけが知ってる。
【SE】雨音が少し強くなる。
(独り言のように)
ずっと待ってたんだよ。
あなたが振り向くのを。
邪魔しないようにして。
あなたの好きなものを覚えて。
あなたの嫌いなものを覚えて。
あなたが「いてくれてよかった」って言えるように。
(間)
……でも。
(立ち止まる気配)
(ゆっくりと振り向くように、低い声で)
もう待てないかもしれない。
(笑う。静かで、どこか美しいような笑い方)
ごめんね。
わたし、今夜……ちょっと壊れてるかも。
(一歩近づいて)
ね、お願いがあるの。
(柔らかく、でも懇願するように)
あの子と……これ以上仲良くしないで。
わたしに気持ちがないならそれでいい。
ただ……あの子だけは、やめて。
(震える笑い声)
おかしいよね、わたし。
わかってる。
でも止まらないんだよ。
あなたのことになると、ぜんぶ止まらない。
---
■ 本編パート③「溢れる告白と執着」(目安:8~9分)
(囁くように、とても静かに)
ねえ。
(一拍)
わたしのこと……怖い?
(笑う。少し寂しそうに)
そうだよね。
こんなわたし、怖いよね。
(でも、すこし開き直るように)
……いいよ。
怖くていい。
怖くても、嫌いになってもいい。
ただ……消えないでいてくれたら。
(じわっと、感情が溢れてくる)
わたしの前からいなくなるのだけは……
それだけは、嫌なんだ。
(声が少し震えて)
ねえ。
(ゆっくりと近づく気配)
(極めて低く、囁くように)
手、握ってもいい?
(間)
……ありがとう。
(小さく、吐息まじりに)
冷たい手してるね。
いつも。
昔から。
(優しく包むように)
わたしがあたためてあげる。
ずっとそうしてきたから。
(静かに)
ね、聞いてくれる?
ちゃんと、全部、聞いてくれる?
(一呼吸置いて)
わたしね……あなたのことが好きなんだ。
(笑う。少し泣きそうな笑い)
ただ好きとかじゃなくて。
あなたじゃなきゃ嫌で。
あなた以外と笑いたくなくて。
あなたの全部が欲しくて。
(少し声が掠れて)
それが……三年前からずっと続いてる。
(間)
重いって思うよね。
わかってる。
でも……それがわたしの全部だから。
【SE】雨音。静寂。
(静かに、独り言のように)
あの子と付き合ったとして。
(笑う。少し空虚な笑い)
あなたが幸せならいいって……思えたらよかったんだけど。
(間)
思えないんだよね。
(悲しそうに、でも笑って)
あの子が笑ってるのを見るだけで。
あなたがあの子を見てるのを想像するだけで。
(声が落ちて)
胸が……ぐちゃぐちゃになる。
(一拍)
おかしいでしょ。
ヤバいでしょ、わたし。
(苦笑するように)
でも……これがわたしなんだよね。
(ゆっくりと近づいて)
(甘く、低く囁くように)
ね。
(一拍)
わたしを選んでくれたら。
(静かに、でも確かな強さで)
あなたのそばにずっといる。
何があってもそばにいる。
嬉しいときも、悲しいときも。
誰にも言えない夜も。
ぜんぶ、わたしが受け取る。
(吐息まじりに)
あなたのことなら……全部知りたい。
全部持っていたい。
(笑う。柔らかく、でも少し怖いような)
離さないよ。
(はっきりと、静かに)
もうどこにも……行かせない。
(間)
…………
(はっとして、また柔らかく笑い直す)
……ごめん、また怖いこと言っちゃった。
(くすっと笑って)
でもね、本気だよ。
全部、本気。
(優しく、でも芯は揺るがず)
あなたの返事、聞いてもいい?
(間)
……
(静かに待つ。呼吸の音だけ)
…………
(なにかを聞いたように、ゆっくりと息を吸う)
……そう。
(一拍)
(笑う。今度は少し違う、温かみのある笑い)
そっか。
(声が少し揺れる。涙をこらえるように)
……そっか。
(震える声で、でも笑って)
もう少し……そばにいてくれるの?
(間)
…………
(深呼吸して)
わたしのこと、見ててくれる?
(一拍)
ありがとう。
(小さく、吐息のように)
ありがとう……。
(しばらく沈黙。雨音だけが聞こえる)
【SE】雨音。ゆっくりと弱まっていく。
---
■ クロージング(目安:4~5分)
(落ち着いた、柔らかい声で)
……ふふ。
泣きそうになっちゃった。
(照れながら、笑って)
なんか、ぜんぶ言ったら……すこし楽になった。
ずっと溜めてたんだよね。
言えなくて。
あなたを困らせたくなくて。
嫌われたくなくて。
(穏やかに)
でも……やっぱり、もう無理だったんだよね。
(くすくす笑う)
こんなわたしでも、そばにいてくれるって言ってくれて。
(少し照れて)
……嬉しいよ。
すごく嬉しい。
(甘く、静かに)
ねえ。
(一拍)
今夜、もう少しここにいて?
雨もまだ降ってるし。
帰らないで。
(少し笑って)
……そういう理由じゃなくても、いてほしいけど。
(照れて早口になる)
いや、別に無理にとは言ってないよ?
あなたが嫌なら帰っていいよ?
でも……できれば、いてほしいな、っていう……
(はっと気づいて、声を落ち着ける)
……やっぱりいてください。
お願いします。
(素直に、笑って)
ありがとう。
(吐息まじりに)
こっちおいで。
ここ、座って。
【SE】ソファに座る音。
(そっと寄り添うように、低く優しく)
ね。
(一拍)
わたし、ちょっとおかしいの、知ってるよ。
あなたのことになると……全然ちゃんとできない。
(苦笑して)
それでもいい?
(間)
……ありがとう。
(深く、ゆっくりと息を吐いて)
(囁くように、眠そうに)
ね。
このままでいよ。
しばらく。
(静かに)
あなたがそばにいると……安心するんだよね。
ずっとそうだった。
子供のころから。
(眠そうに、くすっと笑う)
変わんないな、わたし。
(一拍)
…………
(独り言のように、小さく)
でもね、これから……もっとそばにいるから。
(ゆっくりと)
逃がさないよ。
(笑う。少し怖くて、でも温かい)
……なんてね。
(静かに、吐息まじりに)
冗談じゃないけど。
(ふふ、と笑って)
(とても穏やかに、囁くように)
ね。
…………
(静かに、ゆっくりと)
好きだよ。
(一拍)
あなただけが、好き。
ずっと……ずっと、そばにいるから。
(吐息)
どこにも……行かないでね。
(間)
…………
(最後に、ほとんど声にならないように)
わたしの……あなた。
(長い沈黙)
(長い沈黙)
【SE】雨音。静かに、ゆっくりと、フェードアウト。
【SE】夜の静寂。遠くで虫の声。窓を叩く雨音。
(穏やかに、少し微笑むように)
あ……来てくれたんだ。
よかった。
(安堵したように、ゆっくりと)
雨、ひどくなってきたね。
傘、ちゃんと持ってた?
……そっか。
濡れてないならよかった。
(柔らかく)
入って。
今夜、少しだけ話したいことがあって。
……大事な話。
(少し笑って)
怖い顔しないで。
わたしだよ。
幼馴染の、わたし。
ほら、昔から変わってないでしょ。
この部屋も、わたしも。
(優しく、懐かしむように)
あなたが初めてここに来たの、何歳のときだっけ。
確か……五歳?
転んで泥だらけで泣いてたあなたを、わたしが連れてきたんだよね。
おかあさんが「まあまあ」って笑いながら手当てしてくれて。
あなた、恥ずかしくてずっと俯いてた。
(くすっと笑う)
覚えてる?
……ふふ。
覚えてないか。
(静かに、少し遠くを見るように)
わたしは全部覚えてるんだけどな。
あなたのこと、全部。
【SE】お茶を注ぐ音。カップを置く音。
(穏やかに)
はい、温かいの。
今夜寒いから。
(少し間を置いて)
……ねえ。
最近、忙しかった?
なんか……あんまり連絡くれなくて。
(笑って、でも少し引っかかりを滲ませて)
ううん、責めてるわけじゃないよ。
ただ……気になって。
あなたのことが、いつも気になってるから。
(ゆっくりと一口飲むように間を置いて)
……ちゃんと、食べてた?
ちゃんと、寝てた?
……ちゃんと、わたしのこと、考えてた?
(はっとして、柔らかく笑い直す)
……ごめん、変なこと聞いた。
---
■ 本編パート①「嫉妬の芽生え」(目安:7~8分)
(少し間を置いて、静かに話し出す)
ねえ……あの子のこと、教えてくれる?
(柔らかく、笑顔を保ちながら)
この間、駅前で一緒にいた子。
茶色い髪の、背が高い子。
……ああ、知ってたよ。
見てたんじゃなくて、たまたま通りかかったの。
(すこし強調するように)
た・ま・た・ま。
(ふふ、と笑う。でも笑顔が少し固い)
クラスの子?
それとも……バイト先の?
(あっさりと聞くように装って)
ふうん。
同じゼミなんだ。
(一拍置いて)
仲いいの?
……そっか。
最近よく一緒にいるんだ。
(笑顔のまま、でも声が少しだけ低くなる)
じゃあ最近連絡少なかったのって、その子といたから?
(すぐに笑って)
ごめんごめん。
なんでもない。
責めてるんじゃないから。
あなたに友達がいるのはいいことだよ。
当たり前のことだよ。
(少しだけ間を置いて、独り言のように)
……わかってる。
(少し声を落として)
ただね。
(ゆっくりと)
あの子、あなたのこと好きだよ。
気づいてないの?
あの目。
あの距離感。
(少し笑う)
鈍いなあ、あなたって。
昔からそうだよね。
(優しく、でもどこか刺すように)
わたしが何年想い続けてるか……なんて、
全然気づかないんだもん。
(はっとして、取り繕うように)
あ……ごめん、いま変なこと言った?
気にしないで。
(明るく笑おうとして、うまくいかない)
【SE】カップをテーブルに置く音。少し強めに。
ねえ、聞いていい?
(ゆっくり、一言一言確かめるように)
あなたは……あの子のことが好き?
(間)
……
(笑う。少し歪んだ笑い)
答えなくていいよ。
顔に出てるから。
(静かに)
そっか……。
(深く息を吸って)
……わたしね、ずっと思ってたんだ。
あなたの隣にいるのはわたしだって。
子供のころから。
ずっとずっと。
(穏やかな語り口で、でも芯に冷たいものが混じる)
あなたが初めて好きになった子のこと、一緒に話聞いてあげたよね。
あなたが振られて泣いてたとき、一晩中そばにいたよね。
あなたが体を壊したとき、毎日ご飯作って持って行ったよね。
(間)
全部わたしだったよね。
(ゆっくりと)
だから……もう少しだけ、待ってもいいかなって。
思ってた。
---
■ 本編パート②「静かに溢れる狂気」(目安:8~9分)
(声が少し低くなる。笑顔は保ったまま)
ねえ。
(囁くように)
わたしのこと、どう思ってる?
(一拍)
幼馴染。
ただの幼馴染。
(ふふ、と笑う。笑い方が少しおかしい)
そうだよね。
そうなんだよね、きっと。
【SE】ゆっくりとした足音。
(正面に立つ感覚で、少し見下ろすように)
ね、聞いてもいい?
(ゆっくり、はっきりと)
あの子と、どこまで仲良くなるつもり?
(柔らかく笑いながら)
付き合うの?
毎日一緒にいるの?
手、繋ぐの?
(一拍ずつ、間を置いて)
キス、するの?
(静かに)
……
(笑って)
ごめんね、変なこと聞いて。
でも……聞かずにいられなかった。
(ゆっくりしゃがんで、目線を合わせるように)
わたしね……あなたのこと、一日も忘れたことないんだ。
(静かに、でも確実に)
朝、起きたらあなたのことを考える。
ご飯食べてても、あなたのことを考える。
夜、眠れなくて……あなたのことばっかり考えてる。
(少し震える声で)
三年間だよ。
ずっと。
(強く)
ずっとそばにいたのは、わたしだけだよ。
(息を吸って)
あの子はね……
(笑顔で、でも眼が笑っていないように)
あの子がいったい何を知ってるの?
あなたが深夜に一人でいるときの声を?
熱があって意識がぼんやりしてるときの顔を?
悔しくて何も言えなくてただ俯いてるときの、あなたの癖を?
(間)
知らないよね。
(静かに、確かめるように)
全部、わたしが知ってる。
(吐息まじりに、低く)
わたしだけが知ってる。
【SE】雨音が少し強くなる。
(独り言のように)
ずっと待ってたんだよ。
あなたが振り向くのを。
邪魔しないようにして。
あなたの好きなものを覚えて。
あなたの嫌いなものを覚えて。
あなたが「いてくれてよかった」って言えるように。
(間)
……でも。
(立ち止まる気配)
(ゆっくりと振り向くように、低い声で)
もう待てないかもしれない。
(笑う。静かで、どこか美しいような笑い方)
ごめんね。
わたし、今夜……ちょっと壊れてるかも。
(一歩近づいて)
ね、お願いがあるの。
(柔らかく、でも懇願するように)
あの子と……これ以上仲良くしないで。
わたしに気持ちがないならそれでいい。
ただ……あの子だけは、やめて。
(震える笑い声)
おかしいよね、わたし。
わかってる。
でも止まらないんだよ。
あなたのことになると、ぜんぶ止まらない。
---
■ 本編パート③「溢れる告白と執着」(目安:8~9分)
(囁くように、とても静かに)
ねえ。
(一拍)
わたしのこと……怖い?
(笑う。少し寂しそうに)
そうだよね。
こんなわたし、怖いよね。
(でも、すこし開き直るように)
……いいよ。
怖くていい。
怖くても、嫌いになってもいい。
ただ……消えないでいてくれたら。
(じわっと、感情が溢れてくる)
わたしの前からいなくなるのだけは……
それだけは、嫌なんだ。
(声が少し震えて)
ねえ。
(ゆっくりと近づく気配)
(極めて低く、囁くように)
手、握ってもいい?
(間)
……ありがとう。
(小さく、吐息まじりに)
冷たい手してるね。
いつも。
昔から。
(優しく包むように)
わたしがあたためてあげる。
ずっとそうしてきたから。
(静かに)
ね、聞いてくれる?
ちゃんと、全部、聞いてくれる?
(一呼吸置いて)
わたしね……あなたのことが好きなんだ。
(笑う。少し泣きそうな笑い)
ただ好きとかじゃなくて。
あなたじゃなきゃ嫌で。
あなた以外と笑いたくなくて。
あなたの全部が欲しくて。
(少し声が掠れて)
それが……三年前からずっと続いてる。
(間)
重いって思うよね。
わかってる。
でも……それがわたしの全部だから。
【SE】雨音。静寂。
(静かに、独り言のように)
あの子と付き合ったとして。
(笑う。少し空虚な笑い)
あなたが幸せならいいって……思えたらよかったんだけど。
(間)
思えないんだよね。
(悲しそうに、でも笑って)
あの子が笑ってるのを見るだけで。
あなたがあの子を見てるのを想像するだけで。
(声が落ちて)
胸が……ぐちゃぐちゃになる。
(一拍)
おかしいでしょ。
ヤバいでしょ、わたし。
(苦笑するように)
でも……これがわたしなんだよね。
(ゆっくりと近づいて)
(甘く、低く囁くように)
ね。
(一拍)
わたしを選んでくれたら。
(静かに、でも確かな強さで)
あなたのそばにずっといる。
何があってもそばにいる。
嬉しいときも、悲しいときも。
誰にも言えない夜も。
ぜんぶ、わたしが受け取る。
(吐息まじりに)
あなたのことなら……全部知りたい。
全部持っていたい。
(笑う。柔らかく、でも少し怖いような)
離さないよ。
(はっきりと、静かに)
もうどこにも……行かせない。
(間)
…………
(はっとして、また柔らかく笑い直す)
……ごめん、また怖いこと言っちゃった。
(くすっと笑って)
でもね、本気だよ。
全部、本気。
(優しく、でも芯は揺るがず)
あなたの返事、聞いてもいい?
(間)
……
(静かに待つ。呼吸の音だけ)
…………
(なにかを聞いたように、ゆっくりと息を吸う)
……そう。
(一拍)
(笑う。今度は少し違う、温かみのある笑い)
そっか。
(声が少し揺れる。涙をこらえるように)
……そっか。
(震える声で、でも笑って)
もう少し……そばにいてくれるの?
(間)
…………
(深呼吸して)
わたしのこと、見ててくれる?
(一拍)
ありがとう。
(小さく、吐息のように)
ありがとう……。
(しばらく沈黙。雨音だけが聞こえる)
【SE】雨音。ゆっくりと弱まっていく。
---
■ クロージング(目安:4~5分)
(落ち着いた、柔らかい声で)
……ふふ。
泣きそうになっちゃった。
(照れながら、笑って)
なんか、ぜんぶ言ったら……すこし楽になった。
ずっと溜めてたんだよね。
言えなくて。
あなたを困らせたくなくて。
嫌われたくなくて。
(穏やかに)
でも……やっぱり、もう無理だったんだよね。
(くすくす笑う)
こんなわたしでも、そばにいてくれるって言ってくれて。
(少し照れて)
……嬉しいよ。
すごく嬉しい。
(甘く、静かに)
ねえ。
(一拍)
今夜、もう少しここにいて?
雨もまだ降ってるし。
帰らないで。
(少し笑って)
……そういう理由じゃなくても、いてほしいけど。
(照れて早口になる)
いや、別に無理にとは言ってないよ?
あなたが嫌なら帰っていいよ?
でも……できれば、いてほしいな、っていう……
(はっと気づいて、声を落ち着ける)
……やっぱりいてください。
お願いします。
(素直に、笑って)
ありがとう。
(吐息まじりに)
こっちおいで。
ここ、座って。
【SE】ソファに座る音。
(そっと寄り添うように、低く優しく)
ね。
(一拍)
わたし、ちょっとおかしいの、知ってるよ。
あなたのことになると……全然ちゃんとできない。
(苦笑して)
それでもいい?
(間)
……ありがとう。
(深く、ゆっくりと息を吐いて)
(囁くように、眠そうに)
ね。
このままでいよ。
しばらく。
(静かに)
あなたがそばにいると……安心するんだよね。
ずっとそうだった。
子供のころから。
(眠そうに、くすっと笑う)
変わんないな、わたし。
(一拍)
…………
(独り言のように、小さく)
でもね、これから……もっとそばにいるから。
(ゆっくりと)
逃がさないよ。
(笑う。少し怖くて、でも温かい)
……なんてね。
(静かに、吐息まじりに)
冗談じゃないけど。
(ふふ、と笑って)
(とても穏やかに、囁くように)
ね。
…………
(静かに、ゆっくりと)
好きだよ。
(一拍)
あなただけが、好き。
ずっと……ずっと、そばにいるから。
(吐息)
どこにも……行かないでね。
(間)
…………
(最後に、ほとんど声にならないように)
わたしの……あなた。
(長い沈黙)
(長い沈黙)
【SE】雨音。静かに、ゆっくりと、フェードアウト。
クレジット
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
使用時は作者名+作品リンクのクレジット表記をお願いします。
使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡、ご相談ください。
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
使用時は作者名+作品リンクのクレジット表記をお願いします。
使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡、ご相談ください。
有償販売利用の条件
当サイトの利用規約に準ずる
有償利用について
全ての台本に関しまして、有償利用が可能です
有償利用について
全ての台本に関しまして、有償利用が可能です
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