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ずっとそばにいたのは、わたしだけ
written by ねむりはり
  • 嫉妬
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
公開日2026年05月31日 18:22 更新日2026年05月31日 18:22
文字数
4448文字(約 14分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
部屋
本編
■ 導入(目安:3~4分)

【SE】夜の静寂。遠くで虫の声。窓を叩く雨音。

(穏やかに、少し微笑むように)

あ……来てくれたんだ。

よかった。

(安堵したように、ゆっくりと)

雨、ひどくなってきたね。
傘、ちゃんと持ってた?

……そっか。
濡れてないならよかった。

(柔らかく)

入って。
今夜、少しだけ話したいことがあって。

……大事な話。

(少し笑って)

怖い顔しないで。
わたしだよ。

幼馴染の、わたし。

ほら、昔から変わってないでしょ。
この部屋も、わたしも。

(優しく、懐かしむように)

あなたが初めてここに来たの、何歳のときだっけ。
確か……五歳?

転んで泥だらけで泣いてたあなたを、わたしが連れてきたんだよね。

おかあさんが「まあまあ」って笑いながら手当てしてくれて。
あなた、恥ずかしくてずっと俯いてた。

(くすっと笑う)

覚えてる?

……ふふ。
覚えてないか。

(静かに、少し遠くを見るように)

わたしは全部覚えてるんだけどな。
あなたのこと、全部。

【SE】お茶を注ぐ音。カップを置く音。

(穏やかに)

はい、温かいの。
今夜寒いから。

(少し間を置いて)

……ねえ。
最近、忙しかった?

なんか……あんまり連絡くれなくて。

(笑って、でも少し引っかかりを滲ませて)

ううん、責めてるわけじゃないよ。
ただ……気になって。

あなたのことが、いつも気になってるから。

(ゆっくりと一口飲むように間を置いて)

……ちゃんと、食べてた?
ちゃんと、寝てた?

……ちゃんと、わたしのこと、考えてた?

(はっとして、柔らかく笑い直す)

……ごめん、変なこと聞いた。

---

■ 本編パート①「嫉妬の芽生え」(目安:7~8分)

(少し間を置いて、静かに話し出す)

ねえ……あの子のこと、教えてくれる?

(柔らかく、笑顔を保ちながら)

この間、駅前で一緒にいた子。
茶色い髪の、背が高い子。

……ああ、知ってたよ。
見てたんじゃなくて、たまたま通りかかったの。

(すこし強調するように)

た・ま・た・ま。

(ふふ、と笑う。でも笑顔が少し固い)

クラスの子?
それとも……バイト先の?

(あっさりと聞くように装って)

ふうん。
同じゼミなんだ。

(一拍置いて)

仲いいの?

……そっか。
最近よく一緒にいるんだ。

(笑顔のまま、でも声が少しだけ低くなる)

じゃあ最近連絡少なかったのって、その子といたから?

(すぐに笑って)

ごめんごめん。
なんでもない。

責めてるんじゃないから。

あなたに友達がいるのはいいことだよ。
当たり前のことだよ。

(少しだけ間を置いて、独り言のように)

……わかってる。

(少し声を落として)

ただね。

(ゆっくりと)

あの子、あなたのこと好きだよ。

気づいてないの?
あの目。
あの距離感。

(少し笑う)

鈍いなあ、あなたって。
昔からそうだよね。

(優しく、でもどこか刺すように)

わたしが何年想い続けてるか……なんて、
全然気づかないんだもん。

(はっとして、取り繕うように)

あ……ごめん、いま変なこと言った?
気にしないで。

(明るく笑おうとして、うまくいかない)

【SE】カップをテーブルに置く音。少し強めに。

ねえ、聞いていい?

(ゆっくり、一言一言確かめるように)

あなたは……あの子のことが好き?

(間)

……

(笑う。少し歪んだ笑い)

答えなくていいよ。
顔に出てるから。

(静かに)

そっか……。

(深く息を吸って)

……わたしね、ずっと思ってたんだ。
あなたの隣にいるのはわたしだって。

子供のころから。
ずっとずっと。

(穏やかな語り口で、でも芯に冷たいものが混じる)

あなたが初めて好きになった子のこと、一緒に話聞いてあげたよね。

あなたが振られて泣いてたとき、一晩中そばにいたよね。

あなたが体を壊したとき、毎日ご飯作って持って行ったよね。

(間)

全部わたしだったよね。

(ゆっくりと)

だから……もう少しだけ、待ってもいいかなって。
思ってた。

---

■ 本編パート②「静かに溢れる狂気」(目安:8~9分)

(声が少し低くなる。笑顔は保ったまま)

ねえ。

(囁くように)

わたしのこと、どう思ってる?

(一拍)

幼馴染。
ただの幼馴染。

(ふふ、と笑う。笑い方が少しおかしい)

そうだよね。
そうなんだよね、きっと。

【SE】ゆっくりとした足音。

(正面に立つ感覚で、少し見下ろすように)

ね、聞いてもいい?

(ゆっくり、はっきりと)

あの子と、どこまで仲良くなるつもり?

(柔らかく笑いながら)

付き合うの?
毎日一緒にいるの?
手、繋ぐの?

(一拍ずつ、間を置いて)

キス、するの?

(静かに)

……

(笑って)

ごめんね、変なこと聞いて。
でも……聞かずにいられなかった。

(ゆっくりしゃがんで、目線を合わせるように)

わたしね……あなたのこと、一日も忘れたことないんだ。

(静かに、でも確実に)

朝、起きたらあなたのことを考える。
ご飯食べてても、あなたのことを考える。
夜、眠れなくて……あなたのことばっかり考えてる。

(少し震える声で)

三年間だよ。

ずっと。

(強く)

ずっとそばにいたのは、わたしだけだよ。

(息を吸って)

あの子はね……

(笑顔で、でも眼が笑っていないように)

あの子がいったい何を知ってるの?

あなたが深夜に一人でいるときの声を?
熱があって意識がぼんやりしてるときの顔を?
悔しくて何も言えなくてただ俯いてるときの、あなたの癖を?

(間)

知らないよね。

(静かに、確かめるように)

全部、わたしが知ってる。

(吐息まじりに、低く)

わたしだけが知ってる。

【SE】雨音が少し強くなる。

(独り言のように)

ずっと待ってたんだよ。
あなたが振り向くのを。

邪魔しないようにして。
あなたの好きなものを覚えて。
あなたの嫌いなものを覚えて。

あなたが「いてくれてよかった」って言えるように。

(間)

……でも。

(立ち止まる気配)

(ゆっくりと振り向くように、低い声で)

もう待てないかもしれない。

(笑う。静かで、どこか美しいような笑い方)

ごめんね。

わたし、今夜……ちょっと壊れてるかも。

(一歩近づいて)

ね、お願いがあるの。

(柔らかく、でも懇願するように)

あの子と……これ以上仲良くしないで。

わたしに気持ちがないならそれでいい。
ただ……あの子だけは、やめて。

(震える笑い声)

おかしいよね、わたし。
わかってる。

でも止まらないんだよ。
あなたのことになると、ぜんぶ止まらない。

---

■ 本編パート③「溢れる告白と執着」(目安:8~9分)

(囁くように、とても静かに)

ねえ。

(一拍)

わたしのこと……怖い?

(笑う。少し寂しそうに)

そうだよね。
こんなわたし、怖いよね。

(でも、すこし開き直るように)

……いいよ。
怖くていい。

怖くても、嫌いになってもいい。

ただ……消えないでいてくれたら。

(じわっと、感情が溢れてくる)

わたしの前からいなくなるのだけは……
それだけは、嫌なんだ。

(声が少し震えて)

ねえ。

(ゆっくりと近づく気配)

(極めて低く、囁くように)

手、握ってもいい?

(間)

……ありがとう。

(小さく、吐息まじりに)

冷たい手してるね。
いつも。

昔から。

(優しく包むように)

わたしがあたためてあげる。
ずっとそうしてきたから。

(静かに)

ね、聞いてくれる?

ちゃんと、全部、聞いてくれる?

(一呼吸置いて)

わたしね……あなたのことが好きなんだ。

(笑う。少し泣きそうな笑い)

ただ好きとかじゃなくて。

あなたじゃなきゃ嫌で。
あなた以外と笑いたくなくて。
あなたの全部が欲しくて。

(少し声が掠れて)

それが……三年前からずっと続いてる。

(間)

重いって思うよね。
わかってる。

でも……それがわたしの全部だから。

【SE】雨音。静寂。

(静かに、独り言のように)

あの子と付き合ったとして。

(笑う。少し空虚な笑い)

あなたが幸せならいいって……思えたらよかったんだけど。

(間)

思えないんだよね。

(悲しそうに、でも笑って)

あの子が笑ってるのを見るだけで。
あなたがあの子を見てるのを想像するだけで。

(声が落ちて)

胸が……ぐちゃぐちゃになる。

(一拍)

おかしいでしょ。
ヤバいでしょ、わたし。

(苦笑するように)

でも……これがわたしなんだよね。

(ゆっくりと近づいて)

(甘く、低く囁くように)

ね。

(一拍)

わたしを選んでくれたら。

(静かに、でも確かな強さで)

あなたのそばにずっといる。
何があってもそばにいる。

嬉しいときも、悲しいときも。
誰にも言えない夜も。

ぜんぶ、わたしが受け取る。

(吐息まじりに)

あなたのことなら……全部知りたい。
全部持っていたい。

(笑う。柔らかく、でも少し怖いような)

離さないよ。

(はっきりと、静かに)

もうどこにも……行かせない。

(間)

…………

(はっとして、また柔らかく笑い直す)

……ごめん、また怖いこと言っちゃった。

(くすっと笑って)

でもね、本気だよ。

全部、本気。

(優しく、でも芯は揺るがず)

あなたの返事、聞いてもいい?

(間)

……

(静かに待つ。呼吸の音だけ)

…………

(なにかを聞いたように、ゆっくりと息を吸う)

……そう。

(一拍)

(笑う。今度は少し違う、温かみのある笑い)

そっか。

(声が少し揺れる。涙をこらえるように)

……そっか。

(震える声で、でも笑って)

もう少し……そばにいてくれるの?

(間)

…………

(深呼吸して)

わたしのこと、見ててくれる?

(一拍)

ありがとう。

(小さく、吐息のように)

ありがとう……。

(しばらく沈黙。雨音だけが聞こえる)

【SE】雨音。ゆっくりと弱まっていく。

---

■ クロージング(目安:4~5分)

(落ち着いた、柔らかい声で)

……ふふ。

泣きそうになっちゃった。

(照れながら、笑って)

なんか、ぜんぶ言ったら……すこし楽になった。

ずっと溜めてたんだよね。
言えなくて。

あなたを困らせたくなくて。
嫌われたくなくて。

(穏やかに)

でも……やっぱり、もう無理だったんだよね。

(くすくす笑う)

こんなわたしでも、そばにいてくれるって言ってくれて。

(少し照れて)

……嬉しいよ。
すごく嬉しい。

(甘く、静かに)

ねえ。

(一拍)

今夜、もう少しここにいて?

雨もまだ降ってるし。
帰らないで。

(少し笑って)

……そういう理由じゃなくても、いてほしいけど。

(照れて早口になる)

いや、別に無理にとは言ってないよ?
あなたが嫌なら帰っていいよ?

でも……できれば、いてほしいな、っていう……

(はっと気づいて、声を落ち着ける)

……やっぱりいてください。
お願いします。

(素直に、笑って)

ありがとう。

(吐息まじりに)

こっちおいで。
ここ、座って。

【SE】ソファに座る音。

(そっと寄り添うように、低く優しく)

ね。

(一拍)

わたし、ちょっとおかしいの、知ってるよ。

あなたのことになると……全然ちゃんとできない。

(苦笑して)

それでもいい?

(間)

……ありがとう。

(深く、ゆっくりと息を吐いて)

(囁くように、眠そうに)

ね。

このままでいよ。
しばらく。

(静かに)

あなたがそばにいると……安心するんだよね。

ずっとそうだった。

子供のころから。

(眠そうに、くすっと笑う)

変わんないな、わたし。

(一拍)

…………

(独り言のように、小さく)

でもね、これから……もっとそばにいるから。

(ゆっくりと)

逃がさないよ。

(笑う。少し怖くて、でも温かい)

……なんてね。

(静かに、吐息まじりに)

冗談じゃないけど。

(ふふ、と笑って)

(とても穏やかに、囁くように)

ね。

…………

(静かに、ゆっくりと)

好きだよ。

(一拍)

あなただけが、好き。

ずっと……ずっと、そばにいるから。

(吐息)

どこにも……行かないでね。

(間)

…………

(最後に、ほとんど声にならないように)

わたしの……あなた。

(長い沈黙)

(長い沈黙)

【SE】雨音。静かに、ゆっくりと、フェードアウト。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ずっとそばにいたのは、わたしだけ
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ねむりはり
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
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使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
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