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公開日2024年08月15日 23:21
更新日2024年08月15日 23:21
文字数
1205文字(約 4分1秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女子高生
視聴者役柄
男子校生
場所
図書室
あらすじ
最近、気になっている子がいる。
図書委員の仕事をしていると、いつも目にとまる、女の子のことだ。
本を読むでもなく、窓から外を見ている。どこか寂しげな表情で。
どうしても気になって、僕は彼女に声をかけた。
図書委員の仕事をしていると、いつも目にとまる、女の子のことだ。
本を読むでもなく、窓から外を見ている。どこか寂しげな表情で。
どうしても気になって、僕は彼女に声をかけた。
本編
また君か。
一応聞いておくけど、今日は何の用?
話しかけに来た……はいはい、いつものね。
懲りないね、図書委員さん。
図書委員さんは、仕事大丈夫なの?
今は私しか利用者がいないから大丈夫……。
だとしても、仕事はあるもんじゃないの?
本の整理とか、図書室の掃除とか。
私と話をしてから?
つまり、サボりだ。いけない図書委員さん。
あのさ、私、いつも冷たい態度しかとってないのに、いつもこうして話しかけに来るの、どうして?
図書室で本を読むでもなく、自習するわけでもなく、ただ窓の外を見ているだけの私がそんなに気になるの?
それとも、これも図書委員の仕事なの? 何か図書室で悪さしないようにって私の事を見張っていたりとか?
そうじゃない……外を眺めてる私がいつも、悲しそうな顔してるのが気になったから……。
私、そんな顔をしてた? そっか……。
ねえ、図書委員さん。
ここが図書室なのは分かっているけれど、少し私語をしてもいいかな。
そうだね。今更だ。
それに、私語を注意するはずの図書委員さんの方が、おしゃべりだもんね。
何かあったら、あなたのせいってことで。
ふふっ、冗談だよ。
それで、話というのが……私、部活を辞めたの。
突然、部活の先輩に告白されて、恋愛とか今は考えられないからって断ったら、生意気だって、部員の皆からいじめのようなものにあって。
あんなに、部活のことが好きだったのに、嫌いになっちゃった。
そしたら、毎日がどうでもよくなっちゃって、何もする気が起きなくて。こうして、窓から部活をしてるみんなのことを見てたんだ。
どうして、だろうね。
未練みたいなのが、まだあるのかな?
それとも、部活をしている人たちのことが、憎らしい……とか思っているのかも。
それすらも分からないんだ。
何であなたの方が泣きそうな顔してるの? 変なの。
……ありがとうね、私のためにそんな風に言ってくれて。
そう、だよね。別にこれですべてが終わったわけじゃない。また、やり直せばいいんだよね。なんか、元気出てきた。
ねえ、何か、新しいことを始めるとしたらさ、何したらいいと思う?
私は興味ないかもとか、そんなのはいいから。
とりあえず言ってみてよ。あなたのおすすめ、聞きたい。
読書? ふふっ、そうだね、あなたは図書委員なんだし。本を読むの、好きなんだよね?
私これまでほとんど本なんて読んだことないんだけど……オススメがある?
ふん、ふんふん。へえ、何それ。すっごく面白そう。えっ、明日持ってきてくれる? 貸してくれるってこと?
それなら、試しに読んでみようかな。読み切れたら、他に君が薦めてくれたものも読んでみることにするね。
うん、少し気晴らしに始めてみる。今まで運動尽くしだったし、すこし文化系なことに手を出してみるのも、面白いかも。
(チャイムの音)
あっ、もうこんな時間だ。図書室もそろそろ閉めないとだよね。私、先に帰るね。
あのさ……ずっと声をかけてくれて、私の事気にしてくれて、ありがとう。すごく、嬉しかったよ。
またね。
一応聞いておくけど、今日は何の用?
話しかけに来た……はいはい、いつものね。
懲りないね、図書委員さん。
図書委員さんは、仕事大丈夫なの?
今は私しか利用者がいないから大丈夫……。
だとしても、仕事はあるもんじゃないの?
本の整理とか、図書室の掃除とか。
私と話をしてから?
つまり、サボりだ。いけない図書委員さん。
あのさ、私、いつも冷たい態度しかとってないのに、いつもこうして話しかけに来るの、どうして?
図書室で本を読むでもなく、自習するわけでもなく、ただ窓の外を見ているだけの私がそんなに気になるの?
それとも、これも図書委員の仕事なの? 何か図書室で悪さしないようにって私の事を見張っていたりとか?
そうじゃない……外を眺めてる私がいつも、悲しそうな顔してるのが気になったから……。
私、そんな顔をしてた? そっか……。
ねえ、図書委員さん。
ここが図書室なのは分かっているけれど、少し私語をしてもいいかな。
そうだね。今更だ。
それに、私語を注意するはずの図書委員さんの方が、おしゃべりだもんね。
何かあったら、あなたのせいってことで。
ふふっ、冗談だよ。
それで、話というのが……私、部活を辞めたの。
突然、部活の先輩に告白されて、恋愛とか今は考えられないからって断ったら、生意気だって、部員の皆からいじめのようなものにあって。
あんなに、部活のことが好きだったのに、嫌いになっちゃった。
そしたら、毎日がどうでもよくなっちゃって、何もする気が起きなくて。こうして、窓から部活をしてるみんなのことを見てたんだ。
どうして、だろうね。
未練みたいなのが、まだあるのかな?
それとも、部活をしている人たちのことが、憎らしい……とか思っているのかも。
それすらも分からないんだ。
何であなたの方が泣きそうな顔してるの? 変なの。
……ありがとうね、私のためにそんな風に言ってくれて。
そう、だよね。別にこれですべてが終わったわけじゃない。また、やり直せばいいんだよね。なんか、元気出てきた。
ねえ、何か、新しいことを始めるとしたらさ、何したらいいと思う?
私は興味ないかもとか、そんなのはいいから。
とりあえず言ってみてよ。あなたのおすすめ、聞きたい。
読書? ふふっ、そうだね、あなたは図書委員なんだし。本を読むの、好きなんだよね?
私これまでほとんど本なんて読んだことないんだけど……オススメがある?
ふん、ふんふん。へえ、何それ。すっごく面白そう。えっ、明日持ってきてくれる? 貸してくれるってこと?
それなら、試しに読んでみようかな。読み切れたら、他に君が薦めてくれたものも読んでみることにするね。
うん、少し気晴らしに始めてみる。今まで運動尽くしだったし、すこし文化系なことに手を出してみるのも、面白いかも。
(チャイムの音)
あっ、もうこんな時間だ。図書室もそろそろ閉めないとだよね。私、先に帰るね。
あのさ……ずっと声をかけてくれて、私の事気にしてくれて、ありがとう。すごく、嬉しかったよ。
またね。
クレジット
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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