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密かなレコード
written by ねむりはり
  • 告白
  • 幼なじみ
  • ヤンデレ
  • 日記
公開日2026年07月26日 01:52 更新日2026年07月26日 01:52
文字数
2317文字(約 7分44秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
あらすじ
雨の放課後、幼馴染の少女が突然あなたの部屋を訪れる。

昔から気心の知れた彼女との時間は、穏やかで、どこか懐かしいものだった。

あなたの癖や好みをよく覚え、学校での何気ない行動まで知っている彼女。

最初は長い付き合いだからだと思っていた。

しかし会話を重ねるうちに、彼女があなたの登下校や交友関係、夜に部屋の明かりが消える時間まで見ていたことが明らかになっていく。

鞄から落ちた一冊の日記帳。

そこには、あなたの仕草や言葉、毎日の行動が細かく記録されていた。

さらに彼女は、笑い声やため息、名前を呼ぶ声まで密かに残していると告げる。

それでも彼女は、いつもと変わらない優しい笑顔を浮かべる。

「好きだから見ているだけ」

そう語る幼馴染の想いは、純粋な恋なのか。

それとも、逃げ場のない執着なのか。

降り続く雨の中、穏やかな日常に隠されていた歪んだ愛情が、少しずつ姿を現していく。

あなたのすべてを記録し続ける幼馴染との、静かで甘く、不穏なヤンデレシチュエーションボイス。
本編
■ 導入(目安:約1分30秒)

【SE】静かな室内の空気音・遠くで雨が降り始める音

ねえ、きみって……
部屋に入るとき、いつも右足から踏み込むんだね。

……気づいてた?
ふふ。
きっと気づいてないよね。
きみはそういうひとだから。

(少し遠くを見るように、独り言めいて)

小さいころからずっとそう。
自分のことは何も見えてないのに、
周りのことは、いつも真っ先に気にしてる。

……ほんとうに。
かわいいひと。

(はっとして、正面に向き直るように)

あ——ごめんね、急に押しかけちゃって。
驚かせた?

---

■ 本編パート① 「日常の温度」(目安:約3分)

【SE】ソファに腰を下ろす音・クッションがきしむ音

(ふんわりと、家に来慣れている感じで)

今日ね、学校帰りに雨降ってきちゃって。
ちょうどきみんちの前通ったから……寄っちゃった。

駄目だった?

(少し首を傾けるように、甘く)

……よかった。
断られたら、ちょっと困ってたかも。

(くすくすと笑い声)

【SE】雨音が少し強くなる

きみの部屋って、やっぱり好きだな。
なんか……きみの匂いがするから。

(すぐに何でもないように)

あ、変なこと言った?
ごめんごめん、普通の話だよ。
人の部屋ってそのひとの雰囲気がするじゃない。

(少し間を置いて)

……うん、そういうこと。

(話題を変えるように、明るく)

ねえ、今日の放課後さ、
隣の子と話してたじゃない。

(さりげなく、でも目の奥が笑っていない声で)

なんの話してたの?

……うん、うん。
へえ。
それだけ?

(少し間)

(にっこりと、でも低く)

そっか。
なら、よかった。

(何事もなかったように明るく戻って)

あのこ、きみにすごく話しかけてくるよね。
前から気になってたんだ。

……心配性なのかな、私。
ふふ。

---

■ 本編パート② 「記録の気配」(目安:約4分)

【SE】鞄のチャックを開ける音

(少し独り言のように、楽しそうに)

あ、そうだ——
今日ね、きみのこと、また書いちゃった。

(はっとして)

あ。

(一瞬固まって、でも取り繕うように柔らかく笑い直す)

えっと……日記、ね。
私、日記書く習慣あって。

(さらりと話を続けようとしながら)

今日はきみが朝、校門のところで
後輩の子の荷物持ってあげてたじゃない。
覚えてる?

……そう、あのとき。

(うっとりと、少し遠い目になって)

バッグを持って、少しかがんで話しかけてたきみ、
ほんとうに優しそうで。

(我に返るように)

……あ、ちゃんと見てたわけじゃないよ?
たまたまね。
たまたま同じ方向にいたから。

(少し早口になって)

別に毎朝確認してるとか、そんなんじゃなくて。
ほんとうに偶然で。

(少し声が震えて、感情を押し込めるように小声で)

……ただ。

きみのことが、
好きだから。

(息を吸って、普通の声に戻そうとして)

まあ、幼馴染として、ね。

(少し間)

(低く、ゆっくりと)

……幼馴染、として。

(明るく切り替えて)

ねえ、お茶飲む?
きみんちのお茶の場所、知ってるから私入れてくるよ。

あ、砂糖は入れないでいいんでしょ。
ミルクも要らない。
でも少しだけ濃くするのが好き。

(立ち上がる気配をしながら、ふと気づいたように)

……あれ。
きみ、教えてくれたっけ、それ。

(笑いを堪えるように、でも目は笑っていない)

……まあ、いいか。
長い付き合いだもんね。

【SE】台所へ向かう足音・遠くなる

---

■ 本編パート③ 「愛の形」(目安:約4分)

【SE】お茶を注ぐ音・カップを置く音

(戻ってきて、優しく差し出すように)

はい、どうぞ。

(腰を下ろしながら)

……ねえ、きみ、最近ちゃんと眠れてる?

(少し心配そうに)

昨日の夜もけっこう遅くまで電気ついてたから。

(すぐに)

あ——
きみんちの窓、私の部屋から少し見えるの。
だから、なんとなく分かって。

(自分でも言いすぎたと気づいて、少し焦った声で)

別に見張ってるわけじゃないよ?
たまたま目に入るだけで。

……ほんとうに。

でもね。
きみが起きてる光が見えると……

安心するんだ。
ちゃんとそこにいるって、
分かるから。

(少し間)

( 感情がじんわり溢れるように、でも押し殺して)

怖いこと言ってるかな。

……ごめんね。

でも、
嘘はつきたくないから。

(少し顔を上げて、柔らかく笑って)

私ね、
きみのことを、ずっと——

(ふと、鞄からなにかが落ちる音)

【SE】小さなノートが床に落ちる音

( 息をのむ。一瞬、完全に固まる)

(素早く拾おうとして)

あ——

(笑顔のまま、でも声が一段低くなって)

なんでもないよ。

(明るく)

日記帳。
さっき言ってたやつ。

(ぎゅっと胸に抱えながら)

……見たい?

(間)

(ふふ、と静かに笑って)

駄目。
これは、私だけのもの。

きみのことを、
私だけが知ってる言葉で書いた、

私だけのもの、だから。

(少し声が揺れて、甘く)

……いつか、見せてあげる。

きみが、ちゃんと私だけのものになったら。

---

■ クロージング(目安:約2分)


【SE】雨音・静かな室内

(甘く、でもどこか壊れた優しさで)

ねえ、きみ。

私のこと、怖い?

(間)

(くすっと笑って)

正直に答えてくれなくていいよ。
どうせきみは、「怖くない」って言うから。

優しいひとだから。

……ありがとう。

(少し間を置いて、独り言のように)

きみの声も、ちゃんと録ってあるよ。

笑い声も、
ため息も、
名前を呼んでくれるときの声も——

全部、全部。

(うっとりと)

私の記憶の中に。

(少し顔を離して、いつもの柔らかい笑顔に戻って)

今日は来てよかった。
また来るね。

……来ていい?

(間)

(嬉しそうに、でも当然のように)

ありがとう。

【SE】立ち上がる音・鞄を持つ音

(扉へ向かいながら、振り返って)

じゃあね、きみ。

明日も——
ちゃんと見てるから。

(甘く、低く)

どこにも行かないでね。

【SE】扉が静かに閉まる音

(遠くなった後、静かに雨音だけが残る)

…………

(遠くから、微かに歌うように独り言)

今日の記録も、
ちゃんと残さなくちゃ——

【SE】雨音がじわりとフェードアウト

---
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
密かなレコード
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ねむりはり
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
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使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
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