- 告白
- 幼なじみ
- ストーカー
- ヤンデレ
公開日2026年07月22日 00:53
更新日2026年07月22日 00:53
文字数
3463文字(約 11分33秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
幼馴染
場所
家
あらすじ
幼なじみで隣人でもある彼女が、主人公から届いた一本のSOSをきっかけに部屋を訪れる。
「部屋に盗聴器が仕掛けられているかもしれない」
そんな相談を受けた彼女は、明るく振る舞いながら部屋中を調べ始める。しかし、調査を進めるほど彼女の言動には小さな違和感が混じり始める。
主人公しか知らないはずの生活を知っていたり、思わず口を滑らせたり――。
やがて彼女は、自分こそが盗聴器を仕掛けた張本人だと告白する。
それは憎しみでも悪意でもなく、幼い頃から積み重なった歪な恋心の果てだった。
毎日声を聴きたい。
壁一枚隔てた距離さえ耐えられない。
そんな想いが、決して越えてはいけない一線を越えさせてしまった。
罪を認め、すべてを回収すると誓う彼女は、それでも最後に一つだけ願いを口にする。
「盗み聴くんじゃなくて、ちゃんと隣で、あなたの声を聞かせてほしい」
狂気と純愛が紙一重で交差する、切なくも危ういヤンデレシチュエーションボイス。
「部屋に盗聴器が仕掛けられているかもしれない」
そんな相談を受けた彼女は、明るく振る舞いながら部屋中を調べ始める。しかし、調査を進めるほど彼女の言動には小さな違和感が混じり始める。
主人公しか知らないはずの生活を知っていたり、思わず口を滑らせたり――。
やがて彼女は、自分こそが盗聴器を仕掛けた張本人だと告白する。
それは憎しみでも悪意でもなく、幼い頃から積み重なった歪な恋心の果てだった。
毎日声を聴きたい。
壁一枚隔てた距離さえ耐えられない。
そんな想いが、決して越えてはいけない一線を越えさせてしまった。
罪を認め、すべてを回収すると誓う彼女は、それでも最後に一つだけ願いを口にする。
「盗み聴くんじゃなくて、ちゃんと隣で、あなたの声を聞かせてほしい」
狂気と純愛が紙一重で交差する、切なくも危ういヤンデレシチュエーションボイス。
本編
■ 導入(目安:0〜2分)
【SE】マンションの廊下、軽いノック音
(少し弾んだ声で、でもどこか落ち着きすぎている)
あ、開いてる。……ただいま、じゃないか。お邪魔しまーす。
(軽やかに入室する足音)
【SE】ドアが閉まる音
(優しく、少し首を傾けながら)
えっ、何、そんな深刻な顔して。
LINEでいきなりSOS送ってくるから何事かと思って飛んできたんだけど……。
盗聴器?
(少し間)
……きみの部屋に、盗聴器が仕掛けられてるかもしれないって?
(ゆっくり部屋を見渡すように)
ふぅん……。
何で気づいたの?
何かいつもと違うものがあったとか、音がするとか?
(静かに、噛み締めるように)
……そっか。
なんか、知らない人に聴かれてる気がして、怖くなったんだ。
(穏やかに微笑むように)
大丈夫だよ。
私が来たから、もう大丈夫。
一緒に探してあげる。
(ふわっと、でも少しだけ低く)
きみのこと、ちゃんと守ってあげるから。
---
■ パート①「調査開始」(目安:2〜7分)
(明るく、手を叩くように)
じゃあ、まず部屋を全部チェックしようか。
盗聴器ってね、意外とわかりやすいところに仕掛けてあったりするんだよ。
コンセントの周りとか、電化製品の裏とか。
(軽く歩く足音)
【SE】家具を動かす小さな音
(しゃがみ込む気配で、声が少し下に向かう)
テレビの裏……、うーん、ここは問題ないね。
(立ち上がる気配)
次、エアコンのフィルター周りも見てみよっか。
(さりげなく、でもどこか楽しそうに)
ね、きみって最近、誰かに恨まれるようなことした?
ストーカーっぽい人とか、思い当たる人いる?
(少し間)
……いない、か。
そうだよね、きみはそんな人じゃないもんね。
(やや遠くから、独り言のように)
じゃあ……誰だろうね。
(少し意味深に間を置く)
……
(パッと明るい声に切り替えて)
あ、ここ! 本棚の裏、ちょっと見てみて。
私が持ってるから、そっちから覗いてみてよ。
【SE】本棚を少しずらす音
どう? 何か変なもの、見える?
……見えない? そっか。
(少し肩がぶつかるくらいの距離感で、自然に)
きみの部屋、久しぶりに来たけど……変わってないね。
なんか、ほっとする。
(やや遠い目で)
ここにいると、ずっと昔のこと思い出す。
小学生のとき、このソファでふたりでゲームしたじゃん。
きみが負けるたびにぷくってほっぺ膨らましてたの、今でも覚えてるよ。
(くすっと小さく笑って)
あのころから、きみのこと全部見てたな、私。
(はっとしたように、明るく話題を変えて)
え、ごめんごめん! 懐かしくなっちゃった。
続けよ、続けよ。次はどこだっけ。
---
■ パート②「違和感の芽生え」(目安:7〜12分)
(少し真剣な顔つきで)
うーん……一通り見た感じ、目に見えるものはないね。
でも……。
(ゆっくり部屋を見回して)
ちょっと待って、きみ。
あそこの観葉植物の鉢、最近替えた?
(少し間)
……替えてない?
(静かに近づいていく足音)
【SE】床を歩く音
(鉢の前でしゃがむ気配で)
(ひとり言のように、静かに)
ふふっ……。
(すぐに立ち上がって、何でもない顔で)
あ、なんでもない。ちょっと葉っぱの形が面白かっただけ。
(振り返って、穏やかに)
ね、きみってさ、この部屋でよく電話するじゃん。
夜遅くに、誰かと話してる声が聞こえることあるって……
(止まる)
(少し間)
(しまった、という空気を一瞬漂わせて)
……あ。
(平静を装って)
あー、えっと……きみの声って、廊下に漏れてたりするからさ。
壁薄いじゃん、このマンション。だから私の部屋まで聞こえてきたりして、ふふ。
(やや早口になって)
でもそれって普通のことだし、全然気にしてないし!
えー、何その顔、変なこと言ってない私!
(笑い飛ばすように)
……。
(少し間のあと、声のトーンが静かに落ちていく)
ね、きみ。
(真っすぐ見つめるように、静かに)
もしさ……盗聴器が見つかったとして。
それ、誰が仕掛けたか……知りたい?
(間)
……知りたいよね。そりゃそうだよね。
(小さく笑って)
でも……仮に、ね。
仮に、その人がきみのことすごく大切に思っていたとしたら。
きみの声を、日常を、全部知りたくて、つい……してしまった、としたら。
(少し声が揺れて)
それって……そんなに悪いことかな。
(すぐに明るく打ち消すように)
あーごめんごめん、なんか変な仮定の話しちゃった!
哲学的な話になったね、えへ。
(困ったように小さく笑う)
……でも、ちょっとだけ聞いてて。
---
■ パート③「告白と崩壊と愛」(目安:12〜17分)
きみ、さっき観葉植物の鉢のところで私が笑ったのに、気づいた?
(間)
……気づいてたんだ。
(くすっと、柔らかく)
そっか。きみは昔から、ちゃんと私のこと見てるよね。
(少し遠ざかって)
(正面に向き直るように)
(ゆっくり、ひとつひとつ言葉を選ぶように)
あのね、私
ずっとさ、きみのこと……好きだったんだよ。
好きっていうか……もっと、重い感じの。
(間)
きみが笑う声が聴きたかった。
きみが眠る前に誰かと電話してるとき、どんな声をしてるか知りたかった。
仕事で疲れてため息ついたとき、きみがどんな言葉を使うか……全部、知りたかった。
(声が少し揺れる)
隣に住んでるのに、部屋に帰ったらきみとは壁一枚分離れちゃうじゃん。
その壁がね……すごく、分厚く感じて。
(少し笑いながら)
だから。
(はっきりと、でも甘く)
仕掛けたのは、私だよ。
(長い沈黙)
…………
(静かに)
怒る?
……怒るよね、そりゃ。
ごめん。本当に、ごめん。
(少し声が震えて)
でも……きみの声、毎日聴いてると、それだけでよかったんだ。
おはようって言うきみの声。
ひとりで笑うきみの声。
眠くなって声が低くなるきみの声。
全部、全部、大好きだった。
(涙をこらえているように)
変だよね。
狂ってるよね、私。
(少し間)
でも……ごめん、後悔してないんだ。
(静かに、まっすぐ)
だってそのおかげできみがSOS送ってくれて、私がここに来られたから。
こうして隣にいられたから。
(小さく笑って)
結果オーライ、とは言わないけどさ。
(声がふっと柔らかくなる)
ねえ、きみ。
(真っすぐに、でも震えを抑えるように)
今から、盗聴器、全部回収するよ。
証拠もプログラムも全部消す。
きみが望むなら、警察に行ってもいい。
(少し間)
でもそのまえに……一個だけ、お願いしていい?
(吐息まじりに、低く)
今夜だけでいいから。
声じゃなくて、ちゃんと、きみの顔を見て。
きみの声を、すぐそばで聴かせて。
(声が震えながらも、真っすぐ)
……好きなんだよ。
ずっと。幼稚園のとき、きみが私の手を繋いでくれたあの日から。
ずっとずっと、きみだけを見てた。
盗聴器は、その……最終手段だった。
(力なく、でも苦しそうに笑って)
きみが他の誰かの声で笑うのが、もう耐えられなかったんだ。
(間)
……こわい?
(少し震えた息で)
……そうだよね。こわいよね。
でもね、きみ。
(低く、甘く、囁くように)
どんなに引かれても、どんなに嫌われても、きみのそばにいたいって思う気持ちだけは……本物だよ。
(息をのむような間)
…………
(そっと離れて)
(静かに、でも少し明るさを取り戻して)
……よし。
(深呼吸をするように)
まず、謝る。
本当に、本当にごめん。
やったことは絶対に正しくなかった。
(少し間)
でも……逃げるのは、もうやめようと思う。
(穏やかに)
答えはいつでもいいよ。今じゃなくていい。
ただ……もし、少しでも私のことを憎からず思ってくれるなら。
(やわらかく微笑むように)
今夜、ご飯食べない?
私が作る。きみの好きな、あのトマトパスタ。
(少し間)
隣の部屋から盗み聴くんじゃなくて、ちゃんと、隣に座って。
きみの声を、きみから直接、聴かせてほしい。
(くすっと、照れながら小さく笑って)
……それが、私のお願い。
---
■ クロージング(目安:17〜20分)
【SE】静かな部屋の空気音
(少し沈黙のあとに、静かに)
……ありがとう。
そうやって、話を聴いてくれて。
(ふわっと笑う気配で)
追い出されると思ってたよ、正直。
「警察呼ぶ」って言われても、仕方ないと思ってた。
(少し感情が溢れるように)
……きみって、ずるいよね。
怒りながらも、ちゃんと私の話を最後まで聴いてくれるんだもん。
(甘く囁くように)
ねえ、きみ。
これからは、盗聴器なんて要らないから。
(ゆっくり、大切そうに)
毎日、声を聴かせてよ。
笑う声も、怒る声も、眠そうな声も。
全部、ちゃんと、ここで聴くから。
(少し照れたように、声が少し高くなって)
……約束、ね。
(少し間)
(低く、優しく)
……好きだよ、きみのこと。
今も、これからも、ずっと。
(最後の言葉を囁くように)
……耳、貸してくれてありがとう。
(静かに笑う声)
…………
【SE】静寂。遠くで夜の虫の声がかすかに聞こえる
(最後、ひとりごとのように、幸せそうに)
今夜のパスタ、おいしく作るね。
---
【END】
【SE】マンションの廊下、軽いノック音
(少し弾んだ声で、でもどこか落ち着きすぎている)
あ、開いてる。……ただいま、じゃないか。お邪魔しまーす。
(軽やかに入室する足音)
【SE】ドアが閉まる音
(優しく、少し首を傾けながら)
えっ、何、そんな深刻な顔して。
LINEでいきなりSOS送ってくるから何事かと思って飛んできたんだけど……。
盗聴器?
(少し間)
……きみの部屋に、盗聴器が仕掛けられてるかもしれないって?
(ゆっくり部屋を見渡すように)
ふぅん……。
何で気づいたの?
何かいつもと違うものがあったとか、音がするとか?
(静かに、噛み締めるように)
……そっか。
なんか、知らない人に聴かれてる気がして、怖くなったんだ。
(穏やかに微笑むように)
大丈夫だよ。
私が来たから、もう大丈夫。
一緒に探してあげる。
(ふわっと、でも少しだけ低く)
きみのこと、ちゃんと守ってあげるから。
---
■ パート①「調査開始」(目安:2〜7分)
(明るく、手を叩くように)
じゃあ、まず部屋を全部チェックしようか。
盗聴器ってね、意外とわかりやすいところに仕掛けてあったりするんだよ。
コンセントの周りとか、電化製品の裏とか。
(軽く歩く足音)
【SE】家具を動かす小さな音
(しゃがみ込む気配で、声が少し下に向かう)
テレビの裏……、うーん、ここは問題ないね。
(立ち上がる気配)
次、エアコンのフィルター周りも見てみよっか。
(さりげなく、でもどこか楽しそうに)
ね、きみって最近、誰かに恨まれるようなことした?
ストーカーっぽい人とか、思い当たる人いる?
(少し間)
……いない、か。
そうだよね、きみはそんな人じゃないもんね。
(やや遠くから、独り言のように)
じゃあ……誰だろうね。
(少し意味深に間を置く)
……
(パッと明るい声に切り替えて)
あ、ここ! 本棚の裏、ちょっと見てみて。
私が持ってるから、そっちから覗いてみてよ。
【SE】本棚を少しずらす音
どう? 何か変なもの、見える?
……見えない? そっか。
(少し肩がぶつかるくらいの距離感で、自然に)
きみの部屋、久しぶりに来たけど……変わってないね。
なんか、ほっとする。
(やや遠い目で)
ここにいると、ずっと昔のこと思い出す。
小学生のとき、このソファでふたりでゲームしたじゃん。
きみが負けるたびにぷくってほっぺ膨らましてたの、今でも覚えてるよ。
(くすっと小さく笑って)
あのころから、きみのこと全部見てたな、私。
(はっとしたように、明るく話題を変えて)
え、ごめんごめん! 懐かしくなっちゃった。
続けよ、続けよ。次はどこだっけ。
---
■ パート②「違和感の芽生え」(目安:7〜12分)
(少し真剣な顔つきで)
うーん……一通り見た感じ、目に見えるものはないね。
でも……。
(ゆっくり部屋を見回して)
ちょっと待って、きみ。
あそこの観葉植物の鉢、最近替えた?
(少し間)
……替えてない?
(静かに近づいていく足音)
【SE】床を歩く音
(鉢の前でしゃがむ気配で)
(ひとり言のように、静かに)
ふふっ……。
(すぐに立ち上がって、何でもない顔で)
あ、なんでもない。ちょっと葉っぱの形が面白かっただけ。
(振り返って、穏やかに)
ね、きみってさ、この部屋でよく電話するじゃん。
夜遅くに、誰かと話してる声が聞こえることあるって……
(止まる)
(少し間)
(しまった、という空気を一瞬漂わせて)
……あ。
(平静を装って)
あー、えっと……きみの声って、廊下に漏れてたりするからさ。
壁薄いじゃん、このマンション。だから私の部屋まで聞こえてきたりして、ふふ。
(やや早口になって)
でもそれって普通のことだし、全然気にしてないし!
えー、何その顔、変なこと言ってない私!
(笑い飛ばすように)
……。
(少し間のあと、声のトーンが静かに落ちていく)
ね、きみ。
(真っすぐ見つめるように、静かに)
もしさ……盗聴器が見つかったとして。
それ、誰が仕掛けたか……知りたい?
(間)
……知りたいよね。そりゃそうだよね。
(小さく笑って)
でも……仮に、ね。
仮に、その人がきみのことすごく大切に思っていたとしたら。
きみの声を、日常を、全部知りたくて、つい……してしまった、としたら。
(少し声が揺れて)
それって……そんなに悪いことかな。
(すぐに明るく打ち消すように)
あーごめんごめん、なんか変な仮定の話しちゃった!
哲学的な話になったね、えへ。
(困ったように小さく笑う)
……でも、ちょっとだけ聞いてて。
---
■ パート③「告白と崩壊と愛」(目安:12〜17分)
きみ、さっき観葉植物の鉢のところで私が笑ったのに、気づいた?
(間)
……気づいてたんだ。
(くすっと、柔らかく)
そっか。きみは昔から、ちゃんと私のこと見てるよね。
(少し遠ざかって)
(正面に向き直るように)
(ゆっくり、ひとつひとつ言葉を選ぶように)
あのね、私
ずっとさ、きみのこと……好きだったんだよ。
好きっていうか……もっと、重い感じの。
(間)
きみが笑う声が聴きたかった。
きみが眠る前に誰かと電話してるとき、どんな声をしてるか知りたかった。
仕事で疲れてため息ついたとき、きみがどんな言葉を使うか……全部、知りたかった。
(声が少し揺れる)
隣に住んでるのに、部屋に帰ったらきみとは壁一枚分離れちゃうじゃん。
その壁がね……すごく、分厚く感じて。
(少し笑いながら)
だから。
(はっきりと、でも甘く)
仕掛けたのは、私だよ。
(長い沈黙)
…………
(静かに)
怒る?
……怒るよね、そりゃ。
ごめん。本当に、ごめん。
(少し声が震えて)
でも……きみの声、毎日聴いてると、それだけでよかったんだ。
おはようって言うきみの声。
ひとりで笑うきみの声。
眠くなって声が低くなるきみの声。
全部、全部、大好きだった。
(涙をこらえているように)
変だよね。
狂ってるよね、私。
(少し間)
でも……ごめん、後悔してないんだ。
(静かに、まっすぐ)
だってそのおかげできみがSOS送ってくれて、私がここに来られたから。
こうして隣にいられたから。
(小さく笑って)
結果オーライ、とは言わないけどさ。
(声がふっと柔らかくなる)
ねえ、きみ。
(真っすぐに、でも震えを抑えるように)
今から、盗聴器、全部回収するよ。
証拠もプログラムも全部消す。
きみが望むなら、警察に行ってもいい。
(少し間)
でもそのまえに……一個だけ、お願いしていい?
(吐息まじりに、低く)
今夜だけでいいから。
声じゃなくて、ちゃんと、きみの顔を見て。
きみの声を、すぐそばで聴かせて。
(声が震えながらも、真っすぐ)
……好きなんだよ。
ずっと。幼稚園のとき、きみが私の手を繋いでくれたあの日から。
ずっとずっと、きみだけを見てた。
盗聴器は、その……最終手段だった。
(力なく、でも苦しそうに笑って)
きみが他の誰かの声で笑うのが、もう耐えられなかったんだ。
(間)
……こわい?
(少し震えた息で)
……そうだよね。こわいよね。
でもね、きみ。
(低く、甘く、囁くように)
どんなに引かれても、どんなに嫌われても、きみのそばにいたいって思う気持ちだけは……本物だよ。
(息をのむような間)
…………
(そっと離れて)
(静かに、でも少し明るさを取り戻して)
……よし。
(深呼吸をするように)
まず、謝る。
本当に、本当にごめん。
やったことは絶対に正しくなかった。
(少し間)
でも……逃げるのは、もうやめようと思う。
(穏やかに)
答えはいつでもいいよ。今じゃなくていい。
ただ……もし、少しでも私のことを憎からず思ってくれるなら。
(やわらかく微笑むように)
今夜、ご飯食べない?
私が作る。きみの好きな、あのトマトパスタ。
(少し間)
隣の部屋から盗み聴くんじゃなくて、ちゃんと、隣に座って。
きみの声を、きみから直接、聴かせてほしい。
(くすっと、照れながら小さく笑って)
……それが、私のお願い。
---
■ クロージング(目安:17〜20分)
【SE】静かな部屋の空気音
(少し沈黙のあとに、静かに)
……ありがとう。
そうやって、話を聴いてくれて。
(ふわっと笑う気配で)
追い出されると思ってたよ、正直。
「警察呼ぶ」って言われても、仕方ないと思ってた。
(少し感情が溢れるように)
……きみって、ずるいよね。
怒りながらも、ちゃんと私の話を最後まで聴いてくれるんだもん。
(甘く囁くように)
ねえ、きみ。
これからは、盗聴器なんて要らないから。
(ゆっくり、大切そうに)
毎日、声を聴かせてよ。
笑う声も、怒る声も、眠そうな声も。
全部、ちゃんと、ここで聴くから。
(少し照れたように、声が少し高くなって)
……約束、ね。
(少し間)
(低く、優しく)
……好きだよ、きみのこと。
今も、これからも、ずっと。
(最後の言葉を囁くように)
……耳、貸してくれてありがとう。
(静かに笑う声)
…………
【SE】静寂。遠くで夜の虫の声がかすかに聞こえる
(最後、ひとりごとのように、幸せそうに)
今夜のパスタ、おいしく作るね。
---
【END】
クレジット
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
使用時は作者名+作品リンクのクレジット表記をお願いします。
使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡、ご相談ください。
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
使用時は作者名+作品リンクのクレジット表記をお願いします。
使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
ご不明な点がありましたら、お気軽にご連絡、ご相談ください。
有償販売利用の条件
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