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放課後の図書室——きみだけのページ
written by ねむりはり
  • ヤンデレ
  • 学生
  • 図書委員
  • 図書室
  • 学校/学園
公開日2026年07月20日 00:46 更新日2026年07月20日 00:46
文字数
2606文字(約 8分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
図書委員
視聴者役柄
指定なし
場所
図書室
あらすじ
放課後の図書室。

いつも窓際の同じ席で本を読む「あなた」に、一人の少女が静かに声をかける。

上品で物腰も柔らかく、読書好きな彼女との会話は穏やかで心地よいものだった。

しかし話を重ねるうちに、彼女はあなたの好きな本や通う曜日だけでなく、普段の癖や何気ない仕草まで知り尽くしていることが明らかになる。

「偶然」を装っていた出会いは、実は一年もの間、あなたを見つめ続けてきた執着の始まりだった。

他の誰かと話す姿を見た瞬間、抑え続けていた想いは静かに壊れ始める。

優しい笑顔の奥に隠された、狂おしいほどの独占欲。

逃げ場のない図書室で語られるのは、恋なのか、それとも執着なのか──。

静かな図書室を舞台に、穏やかな愛情が少しずつ狂気へと変わっていく、文学少女ヤンデレとのシチュエーションボイス。
本編
■ 導入(目安:約1分半)

【SE】図書室の重い扉がゆっくり開く音

【SE】静かな室内の空気感、遠くで本のページをめくる音

(静かに、少し驚いたように)

……あら。

(小さく、独り言のように)

今日も来たんだね。

(ふわりと、柔らかく微笑みながら)

こんにちは。……また、この席。

(囁くように、でも確かめるように)

きみはいつも、この窓際の席に座るよね。
三番目の棚のとなり。
西日が差し込んで、少しだけあたたかくなる、あの席。

(少し間を置いて)

……

(静かに、でも真剣な目をして)

私のこと、まだ知らないよね。
クラスも違うし、話したこともなかったから。

(上品に、ほんの少し笑みをふくらませて)

でも、きみの名前は——もう知ってるよ。

(甘く、ゆっくりと)

ずっと前から……ね。

---

■ 本編パート①「静かな距離感」(目安:約4分)

【SE】椅子を引く音、静かに座る気配

(穏やかに、本を開くような動作をしながら)

隣に座っていい?
……ありがとう。

(少し嬉しそうに、声が上ずって)

きみ、今日は何を読んでるの?
……ああ、その本。
知ってるよ、それ。三月に入荷したやつだよね。

(さりげなく、でも少し得意げに)

司書の先生に頼んで取り寄せてもらったの。
きみが以前、「こういう系統の本が好きだ」って言ってるのを聞いたから。

(さらっと言ってから、少し止まって)

……

(何でもないことのように言い直して)

あ、廊下で偶然聞こえたんだけどね。たまたま。

(柔らかく、少し笑みを混ぜながら)

ここ、好きでしょ、この図書室。
静かで、人が来なくて、世界から切り離されてるみたいな感じ。

(共感するように、少ししみじみと)

私も好きだよ。
だから毎日来てるの。

(間)

……

(ふとした感じで、でも目が笑っていない声で)

きみが来る曜日は、全部。

(すぐに、明るく話題を変えるように)

ねえ、この本の続きを教えてあげようか?
ここから先が一番面白いんだよ。
主人公がね、ずっと探していたものを見つけるの。
……でも、それを手に入れた瞬間に——

もう、手放せなくなっちゃうの。

(ゆっくり、味わうように)

わかる? その気持ち。

(優しく、でもどこか遠い目をして)

ずっと求めてたものが手の届くところにある。
逃がしたくないって思う。
……当然じゃない。

---
■ 本編パート②「ヒビが入り始める」(目安:約4分)

【SE】窓の外で風が吹く音、カーテンが揺れる気配

(突然、少し声のトーンが変わって)

……ねえ、きいていい?

( 感情を抑えようとしながら、でも少し滲み出て)

昨日、放課後……
きみ、誰かと一緒にいたよね。
図書室じゃなくて、昇降口のところで。

(努めて笑顔を保ちながら)

同じクラスの子かな。
女の子。
……髪の長い。

(間)

……………

(静かに、でも声が僅かに震えて)

仲いいの?

(すぐに、自分に言い聞かせるように)

ごめん、変なこと聞いた。
別に——気にしてないから。

(本当は気にしている、抑えた声で)

全然、気にしてない。

(少し早口になって)

ただ、なんか……見覚えのない子だったから。
きみの周りにいる人のこと、一応把握しておきたいな、って……
なんとなく……

(止まって、小さく笑って誤魔化すように)

ふふ、変だよね。
忘れて。

でも——きみのことは私が一番知ってるから。

(少し息を吸って、確認するように)

きみが好きな色。
きみが嫌いな食べ物。
きみが雨の日に必ず傘を忘れること。
きみが誰かに怒られると耳が赤くなること。

(甘く、でも瞳が静止したような声で)

全部、知ってるよ。

(間)

……

(ふと、我に返ったように柔らかく)

えっと……ごめんね、少し変なこと言った。
怖くなった?

…………

(少し安堵したように)

よかった。
怖くないなら……いいんだけど。

(独り言のように、小さく)

……怖くなっても、きみのことは離さないけどね。

---

■ 本編パート③「告白——執着の正体」(目安:約4分)

【SE】遠くで下校のチャイムが鳴る音

(少し現実に引き戻された感じで)

あ……チャイム。

(立ち上がる気配もなく、静かに続けて)

でも、もう少しいいでしょ。
……まだ帰らないよね。

(懇願するような、でも命令に近い柔らかさで)

私がいるから。

(ゆっくり、語り始めるように)

ねえ、本当のこと話すね。

(少し深呼吸して)

きみのこと、最初に見たのは一年前なの。
入学式の日。
体育館の席で——前から三列目の右端に座ってたきみが、
退屈そうに、でも誰にも悟られないように、ちょっとだけ窓の外を見てた。

(少し声が柔らかくなって)

その横顔が……ずっと頭から離れなかった。

それからはね——きみのことだけを見てたよ。
毎日、毎日。
飽きるかなって思ったけど……全然飽きなかった。

むしろ、もっと知りたくなった。
もっと近くにいたくなった。
もっと——

(一瞬、声が緊張して)

……もっと、手に入れたくなった。

(感情が昂って、でも静かな狂気として)

ごめんね、おかしいよね。
でも私、ずっと我慢してたの。
声もかけないで、名前も呼ばないで、
ただ見てるだけで……それで十分だと思ってた。

(少し涙が滲むような声で)

でも、きみが——他の誰かと笑うのを見た時。

(間)

……

(感情を抑えて、でも確かに震えて)

胸が、痛かったの。
初めて、痛かった。

だから今日、話しかけた。
勇気とか、タイミングとか、そういうんじゃなくて——
もう、黙って見てるだけじゃいられなかったから。

(少し間を置いて)

……

(静かに、でも揺るぎない確信で)

きみは私のものだよ。
ずっと前から決めてた。
誰にも渡さない。
どこにも行かせない。

(少し微笑む気配を混ぜながら)

……怖い?

大丈夫。
私はきみを傷つけない。
ただ——そばにいるだけだから。

(吐息を漏らすように、甘く)

ずっと、ずっと……そばに。

---

■ クロージング(目安:約2分)

【SE】図書室の電灯がひとつ、コトンと消える音

(静かに、夕暮れの光の中で)

……もう暗くなってきちゃったね。

(少し寂しそうに、でも満ち足りた声で)

今日、話せてよかった。
きみの声、ちゃんと聞けてよかった。

ねえ……明日も来てくれる?
この席に。
三番目の棚のとなり。
西日があたたかい、あの場所に。

(少し間を置いて)

……

(祈るように、静かに)

来てくれたら……私、また話しかけるよ。
今日みたいに、隣に座って。

(小さく、愛しそうに)

きみのことを、もっと知りたいから。

(最後に、振り返るように、微笑みながら)

……じゃあね。

(間)

…………

(独り言のように、消え入りそうな声で)

逃げないでね。

(小さく、でもはっきりと)

きみは——もう、私のページに書かれてるから。

【SE】本をそっと閉じる音

【SE】椅子を引いて立ち上がる気配、遠ざかる足音

【SE】図書室の扉が、静かに閉まる音

…………(長い沈黙)

---
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
放課後の図書室——きみだけのページ
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ねむりはり
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
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使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
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