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公開日2026年01月01日 10:16
更新日2026年01月01日 10:16
文字数
2295文字(約 7分39秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女優
視聴者役柄
監督
場所
個室居酒屋
あらすじ
とある映画の撮影後、監督は死鬼族の女優を飲みに誘う。あっさり了承されたことに少し困惑しつつも、彼女と個室居酒屋へ向かうことに。そして酔いが回ったせいか、監督は女優へのセクハラ発言を連発してしまって…?
※死鬼族…冥界からやってきた鬼族。大抵、血色の悪い顔をしている。腕が吹き飛ぼうが、目を潰されようが、再生する(再生速度に個体差あり)。痛覚もないので、どんな拷問にも耐えられる。当然、セクハラされても無問題。不快感なんて一切感じない。身体は死体のごとく、冷たい。
※死鬼族…冥界からやってきた鬼族。大抵、血色の悪い顔をしている。腕が吹き飛ぼうが、目を潰されようが、再生する(再生速度に個体差あり)。痛覚もないので、どんな拷問にも耐えられる。当然、セクハラされても無問題。不快感なんて一切感じない。身体は死体のごとく、冷たい。
本編
あー、監督…どもです。わたしに何か?
…今から飲みに、ですか?それは構いませんけど…いいんですか?わたし、体質上、酔うこと自体できないんですけど…
あぁ、そうですか…監督がそう仰るなら…
すぐ支度しますんで……ちょっとだけ待っててもらっていいですか?
(帰り支度を整え、監督の元へ)
……お待たせしました。それじゃ、行きましょうか…
(居酒屋に向かって歩き出す)
今日はどんなとこに連れてってくれるんですか?監督…
へぇ~…個室居酒屋。つまり密室の空間…
そんなにわたしと二人きりになりたかったんですか?変わってますね…
はは…そりゃそうでしょ。わたしの種族、忘れたわけじゃないでしょう?
ん~…まぁ、間違ってはいませんけど。正確にはゾンビ族じゃなくて死鬼族、ですね。
えぇ。魔界出身の鬼は吸血鬼族、地獄出身の鬼は鬼族、冥界出身の鬼は死鬼族っていう風に、一応の区分はあるんです。
冥界は言うまでもなく、死後の国ですから…それにちなんで、死鬼族って名称がつけられてる…んだと思います、はい。
すみませんね…飲む前に小難しい話しちゃって。
はは、そう言ってくれるんですね…できる監督はやっぱ違うなぁ。
えぇ、できる監督だとも思いますよ…だって監督は…
…っと、話してるうちに着きましたね。さっそく中に入りましょうか。
(個室居酒屋へ入店)
へー…けっこういい雰囲気の居酒屋ですね。居酒屋なのに、そこまでうるさくないっていうか…
あぁ、そうですね…賑やかなところも嫌いではないですが、どちらかといえば、静かなとこの方が好きですね、わたしは。
…お気遣い、ありがとうございます。で、なに頼みます?無難に生、いっときますか?
はーい…じゃ、タッチパネルを操作してっと……おつまみは?
あ、りょうか~い…じゃ、テキトーにオーソドックスな物、頼んじゃいますね~。
(注文完了)
注文よし…そういや監督って…
…あ、いえ。お先にどうぞ。言葉、かぶせちゃってすみません。
……へ?あぁ、女優を志した理由?
まぁ、志したっていうか…元々バイト感覚というか、ちょっと人間界を勉強するって意味で、軽く始めただけなんですけど…
……そうですね。わたしもここまで売れるとは思っていませんでした。
正直、自分ではそこまで演技力が高い方じゃないと思ってんですけどね。
あー、そういうもんですか…まぁ、自分でも自覚しないうちに、そういう領域に入っていたかもしれませんね。
意識してることっていうか…まぁ、死んだように演じてますよ。自分、ゾンビですし。
えぇ、まぁ…演技してるときは、自我が死んでます。
自分という固有の自我を意識の底に封じ込めてる…というより、勝手に出てこないんですけど。周りに評価されるのは、そこかもしれませんね。
ん~…まぁ、そこはほら、人外特有のアレってことで。別に演技のコツとかそういうのは全然…
(お酒が運ばれてくる)
…お、ビールきましたね。じゃ、さっそく乾杯しましょうか。
えぇ…今日も撮影、お疲れ様です…乾杯。
(ジョッキをあおる)
……味は悪くないですね。美味しいです。
あぁ、痛いところを突かれましたね…さすが、監督。
…えぇ。美味しいというか、ビールっぽいな〜ってだけです。正直、味はわかりません。
構いませんよ…じゃんじゃん飲みましょう。いくら飲んでもわたし、酔いませんので…
(つまみを食べ、酒を飲み進める)
……監督、けっこう酔ってきました?顔も赤いですし、なんかセクハラ親父っぽい発言まで…
……ふーん?そんなに興味あるんですか?わたしの身体…
まぁ、わたしだからいいですけど…それ、人間の女の子には言っちゃダメですよ。嫌われますから…
…ん?いきなり、どうしました?
いや、えっと…どの発言のことですか?今まで色々喋ったんで、アレとだけ言われても…
……あぁ、入店前の。たしかに言いましたね、できる監督って。
あれの真意…別に真意というほど大げさなものはありませんが…
…とりあえずお隣、いいですか?ちょっと失礼しますね…ん、しょっ…
(隣に腰掛ける、ほぼ密着するレベルで)
で、さっきの話の回答ですけど…わたしみたいなゾンビ女を、一番最初のオーディションで見出してくれたから、です。
えぇ。この人、人を見る目…ではなく、ゾンビを見る目があるんだなぁって。
まさかゾンビ映画で本物のゾンビを使うなんて…そういう意味で、監督はプロだし、できる男だなって、そう思った次第です。
それだけじゃなくて…わたしのこと、わりと常日頃からスケベな目で、見てますよね?
監督は知らないのかもしれませんが…異種族の女をスケベな目で見るのはいけないことなんですよ?
コンプラ的な意味じゃなくて…襲われても知りませんよって方の意味。まぁ、めちゃくちゃ好意的であると解釈してもらえれば…
…試して、みる?ゾンビ映画のごとく、本物のゾンビが実際に人間に噛み付いたらどうなるか…
それとも…ゾンビの体内に流れる腐った血液、飲んでみます?どうやら、血液を経口摂取することでも同じ効果が得られるらしいですよ…
そういえば、わたしの知人が同じことを自分の彼氏相手にやっていましたね…自分の血をオムライスに混ぜるという形で、実行したそうです。
もっとも…彼がどうなったかは結局、教えてもらえませんでしたが。
……ふふっ、あははっ!
冗談ですよ…怖がらせてすみませんでした。
先ほど、デリカシーのないセクハラ発言をされたので、そのお返しだと思っていただければ。えぇ、ちょっとしたゾンビジョークです。
…今ので酔い、覚めちゃいました?
それならさっさと飲み直しましょうか…このあと二軒目、どうですか?
ふふっ、決まりですね。じゃ、お会計を済ませて、行きましょう。今度はわたしが、おすすめの店をご紹介しますので。
(席から立ち上がり、監督に近づいて囁く)
わたしで変な想像をするのは構いませんが…その時は、わたしにバレないようにしてくださいね?こっちが我慢、できなくなりそうですから…
…今から飲みに、ですか?それは構いませんけど…いいんですか?わたし、体質上、酔うこと自体できないんですけど…
あぁ、そうですか…監督がそう仰るなら…
すぐ支度しますんで……ちょっとだけ待っててもらっていいですか?
(帰り支度を整え、監督の元へ)
……お待たせしました。それじゃ、行きましょうか…
(居酒屋に向かって歩き出す)
今日はどんなとこに連れてってくれるんですか?監督…
へぇ~…個室居酒屋。つまり密室の空間…
そんなにわたしと二人きりになりたかったんですか?変わってますね…
はは…そりゃそうでしょ。わたしの種族、忘れたわけじゃないでしょう?
ん~…まぁ、間違ってはいませんけど。正確にはゾンビ族じゃなくて死鬼族、ですね。
えぇ。魔界出身の鬼は吸血鬼族、地獄出身の鬼は鬼族、冥界出身の鬼は死鬼族っていう風に、一応の区分はあるんです。
冥界は言うまでもなく、死後の国ですから…それにちなんで、死鬼族って名称がつけられてる…んだと思います、はい。
すみませんね…飲む前に小難しい話しちゃって。
はは、そう言ってくれるんですね…できる監督はやっぱ違うなぁ。
えぇ、できる監督だとも思いますよ…だって監督は…
…っと、話してるうちに着きましたね。さっそく中に入りましょうか。
(個室居酒屋へ入店)
へー…けっこういい雰囲気の居酒屋ですね。居酒屋なのに、そこまでうるさくないっていうか…
あぁ、そうですね…賑やかなところも嫌いではないですが、どちらかといえば、静かなとこの方が好きですね、わたしは。
…お気遣い、ありがとうございます。で、なに頼みます?無難に生、いっときますか?
はーい…じゃ、タッチパネルを操作してっと……おつまみは?
あ、りょうか~い…じゃ、テキトーにオーソドックスな物、頼んじゃいますね~。
(注文完了)
注文よし…そういや監督って…
…あ、いえ。お先にどうぞ。言葉、かぶせちゃってすみません。
……へ?あぁ、女優を志した理由?
まぁ、志したっていうか…元々バイト感覚というか、ちょっと人間界を勉強するって意味で、軽く始めただけなんですけど…
……そうですね。わたしもここまで売れるとは思っていませんでした。
正直、自分ではそこまで演技力が高い方じゃないと思ってんですけどね。
あー、そういうもんですか…まぁ、自分でも自覚しないうちに、そういう領域に入っていたかもしれませんね。
意識してることっていうか…まぁ、死んだように演じてますよ。自分、ゾンビですし。
えぇ、まぁ…演技してるときは、自我が死んでます。
自分という固有の自我を意識の底に封じ込めてる…というより、勝手に出てこないんですけど。周りに評価されるのは、そこかもしれませんね。
ん~…まぁ、そこはほら、人外特有のアレってことで。別に演技のコツとかそういうのは全然…
(お酒が運ばれてくる)
…お、ビールきましたね。じゃ、さっそく乾杯しましょうか。
えぇ…今日も撮影、お疲れ様です…乾杯。
(ジョッキをあおる)
……味は悪くないですね。美味しいです。
あぁ、痛いところを突かれましたね…さすが、監督。
…えぇ。美味しいというか、ビールっぽいな〜ってだけです。正直、味はわかりません。
構いませんよ…じゃんじゃん飲みましょう。いくら飲んでもわたし、酔いませんので…
(つまみを食べ、酒を飲み進める)
……監督、けっこう酔ってきました?顔も赤いですし、なんかセクハラ親父っぽい発言まで…
……ふーん?そんなに興味あるんですか?わたしの身体…
まぁ、わたしだからいいですけど…それ、人間の女の子には言っちゃダメですよ。嫌われますから…
…ん?いきなり、どうしました?
いや、えっと…どの発言のことですか?今まで色々喋ったんで、アレとだけ言われても…
……あぁ、入店前の。たしかに言いましたね、できる監督って。
あれの真意…別に真意というほど大げさなものはありませんが…
…とりあえずお隣、いいですか?ちょっと失礼しますね…ん、しょっ…
(隣に腰掛ける、ほぼ密着するレベルで)
で、さっきの話の回答ですけど…わたしみたいなゾンビ女を、一番最初のオーディションで見出してくれたから、です。
えぇ。この人、人を見る目…ではなく、ゾンビを見る目があるんだなぁって。
まさかゾンビ映画で本物のゾンビを使うなんて…そういう意味で、監督はプロだし、できる男だなって、そう思った次第です。
それだけじゃなくて…わたしのこと、わりと常日頃からスケベな目で、見てますよね?
監督は知らないのかもしれませんが…異種族の女をスケベな目で見るのはいけないことなんですよ?
コンプラ的な意味じゃなくて…襲われても知りませんよって方の意味。まぁ、めちゃくちゃ好意的であると解釈してもらえれば…
…試して、みる?ゾンビ映画のごとく、本物のゾンビが実際に人間に噛み付いたらどうなるか…
それとも…ゾンビの体内に流れる腐った血液、飲んでみます?どうやら、血液を経口摂取することでも同じ効果が得られるらしいですよ…
そういえば、わたしの知人が同じことを自分の彼氏相手にやっていましたね…自分の血をオムライスに混ぜるという形で、実行したそうです。
もっとも…彼がどうなったかは結局、教えてもらえませんでしたが。
……ふふっ、あははっ!
冗談ですよ…怖がらせてすみませんでした。
先ほど、デリカシーのないセクハラ発言をされたので、そのお返しだと思っていただければ。えぇ、ちょっとしたゾンビジョークです。
…今ので酔い、覚めちゃいました?
それならさっさと飲み直しましょうか…このあと二軒目、どうですか?
ふふっ、決まりですね。じゃ、お会計を済ませて、行きましょう。今度はわたしが、おすすめの店をご紹介しますので。
(席から立ち上がり、監督に近づいて囁く)
わたしで変な想像をするのは構いませんが…その時は、わたしにバレないようにしてくださいね?こっちが我慢、できなくなりそうですから…
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