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恥ずかしがり屋の彼女との、初めてデート
written by チョンマー
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  • デート
公開日2025年08月17日 22:05 更新日2025年08月17日 22:05
文字数
1107文字(約 3分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
彼女
視聴者役柄
彼氏
場所
待ち合わせ場所
あらすじ
彼女とは、最近お付き合いを始めたばかりだ。
恥ずかしがり屋だけれど、一途なのが伝わってきて、そんなところが愛おしい、そんな彼女。

今日は、そんな彼女と初めてのデートだ。
本編
あっ、こっちだよー。


こんにちは。
ううん、待ってないよ。さっき来たところ。
えへへ、リアルで言ったの、これが初めてだ。


大丈夫だよ。本当に、さっき来たところだから。
そっちこそ、暑さとか大丈夫?

そっか。それならよかった。
最近暑くなったもんね……君も気を付けてね。

改めて、今日はその……お誘いしてくれて、本当にありがとう。君とこうしてお出かけするなんて、まだ、ちゃんと信じられないかも……。


うん。そうだよね。
一緒に出かける約束、してくれたよね。君の方から。ちゃんと覚えているよ。

覚えているけれど……やっぱり、不安になっちゃって。
今日で合ってるよね。時間、間違ってないよねって、そればっかり考えちゃって。
そもそも、デートだって考えているのは私だけで、君はそういうふうに考えていなかったらとか、そんなことばっかり。

でも、君のそんな嬉しそうな顔見たら、そんな気持ち……全部吹き飛んじゃった。


うん、私も。この日を、楽しみにしてた。

そういえば、君の私服を見るの、初めてだね。
何というか、君らしい格好だなって。
清潔感があって、無理に着飾ろうとしていない感じ。

……似合ってる。かっこいいよ。

あ、あのね……。
私、今日のためにおしゃれをしてきたの。
あっ、いつもはこんな格好しないんだよ⁉ 肌を出すの恥ずかしいし。
でも、今日は初めてのデートだから。彼女らしいことしたいって、そう……思って……。


ひゃ……! なんで、急に抱きしめたの?


あまりの可愛さについ……?
うれしいけどっ、こんなところで、恥ずかしいよ……!
あっ、ほら。他の人に見られてるから、お願いだから……!

はぁ……びっくりした。恥ずかしくて、顔が燃えてるんじゃないかってくらい熱い……。
見ないで、顔が真っ赤なの、見られたくない……。


真っ赤な顔も可愛いって、もう!
うぅ……告白の時もそうだけど、君って、ほんと大胆なことをするよね。
君とこれから付き合っていて私、身体もつかな……。


だって、付き合っていたら、抱きしめる以上のことだって、するでしょう?

言わないよ! 恥ずかしいもん。
ねえ、今日の君、ちょっと意地悪だよ。


別に、気にしてないよ。君が本当に嫌なことをしない人だって、知ってるから。

それならせめて、片手だけでも空けてほしい? 分かった。
……って、何で、私の手を握って⁉ 


手を繋がないのって、それは、その……繋いでほしいです。

あっ……これ、恋人繋ぎってやつだ
……えへへ、私、恥ずかしさで顔から火が出そうだけど、これだけで幸せかも。


うん、恥ずかしがり屋な私だけど。少しずつ、君と恋人らしいこと、していきたいです。
だから、これからも、よろしくお願いしますね。

えへへ、なんか、変に他人行儀になっちゃった。
まずは、今日のデート、だよね。

うん、離さないよ。今日一日、よろしくね、彼氏さん!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
恥ずかしがり屋の彼女との、初めてデート
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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