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ラブレターのための便せんを、好きな人に選んでもらう話。
written by チョンマー
  • 告白
  • ギャグ
  • 甘々
  • 学校/学園
  • 同級生
  • 恥ずかしがり屋
  • ラブレター
  • 恋文の日
公開日2026年05月17日 21:36 更新日2026年05月17日 21:36
文字数
1208文字(約 4分2秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
クラスメイト
視聴者役柄
クラスメイト
場所
文房具屋
あらすじ
私には好きな人がいる。
けれど、告白の言葉を言う勇気がなくて……でも、それじゃダメだと思った私は、ラブレターを渡そうと決意する。

彼に渡すためのラブレターを物色していると、聞き覚えのある声がして。そこには手紙を渡そうとした張本人が。
そして、緊張のあまり私は、ラブレターを一緒に選んでほしいとお願いをしていて……。
本編
()の中は心の声になっています。
以下、台本です。

うーん……どれにしよう……。
シンプルに線が入っているだけのものにする?
それとも、花とかクローバーとか入っているものとか?
わっ、これ和紙で出来ているんだ。なんか、古風でいいな。

でも、あの人って、どういうのが好きなのかな?

どうしよう、あの人の好みとかちゃんと知らないかも……。
別に、センスに自信あるタイプでもないし……。


やっぱ、直接言うんじゃなく、手紙で伝えるなんて、安易な方法に逃げたのが悪かったのかな……。
SNS使えば、他にもいろいろあるし。

というか、別に恋文の日にかこつけて手紙を送らなくったって、他に伝えるチャンスならいくらでも……。


いや、逃げ腰でどうする。
そうやって先延ばしにしてきたのを、もうやめるって決めて、こうして文房具屋まで足を運んだんじゃないか。
もう一度、ちゃんと考えて……。


んっ?
えっ、君? どうしてここに?


そっか、ペンのインクが切れて、新しいのを買いに来たんだ。


そっちは何を買いにって、それは、その……レターセットを見てた。


いや、その、別にそのためじゃ……
いや、違わないです。
その……ラブレターを買いに来ました。はい。

(なんで、よりによってラブレターを送ろうとしている張本人がやってくるわけ!)
(どうしよう、ラブレター渡そうとしているのバレちゃった……いや、送る相手はまだ言ったわけじゃないから、セーフなはず……)

その……君は、手紙とか書いたことある?
そっか、ないよね。こんな世の中だもん。基本、ラインとかで済ませちゃうよね。


あの、さ。
今どき、手紙なんて書くの、古臭いって思う?


思わない? そっか、少しほっとした。
それでさ、もし君が手紙をもらうとしたら、どんなものが嬉しいと思う?
ほら、ここにあるのだけでもたくさん種類あるしさ。どういうのが一番好きなのかなって。


一番大事なのは中身じゃない? って、それも、そうだね。

なら、さ。
君が、選んでよ。自分じゃ決めきれなくてさ。

(何言ってるの? 贈る張本人に手紙を選んでもらうって、何考えてるのさ!)

選んで、くれるの?


いや、確かにお願いしたけれど。
まさか、聞いてくれるとは思わなくて。


そっか。君は、そういうのが好きなんだ。
それじゃあさ、ついでにシールも選んでもらっていいかな?


そう、封筒に貼るやつ。
いいよ。君の判断に任せる。


ありがとう。選んでくれて。
うん、いい組み合わせだと思う。相手も、喜んでくれるはずだよ。
それじゃ、これを買うことにする。


告白、うまくいくといいね って?
あっ、そうだね。ありがとう。応援してくれて。

それじゃ、またね。



ほんと、何してるんだろ。
こんなの、贈ったら即ばれるじゃんか……。
いや、手紙を渡すのならどうせばれるんだろうけれどさ。

好きな人に手紙すら選べない、情けない人って思われるかな……。


いや、もともと告白を先延ばししてる時点で、情けない人か。
なら、もう。腹くくって書くしかない。

ありったけの気持ちを乗せて、君のことが好きだよって。

告白、うまくいきますように。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ラブレターのための便せんを、好きな人に選んでもらう話。
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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