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愛が重い王子様系の妻に離婚を言い渡したあなたは怒った彼女にされるがままのようです
written by ぐーすか
  • 別れ話
  • ヤンデレ
  • 嫉妬
  • 女性優位
  • キス堕ち
公開日2025年03月21日 15:00 更新日2025年03月21日 14:22
文字数
2007文字(約 6分42秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
あらすじ
あなたの妻はイケメンだ。カッコ良すぎるあまり、自分のことを女の子のように扱っている気がする。男としての面目を守るため、という口実で妻にかまってもらおうとしたあなたは、帰ってきた妻に冗談で離婚の話を持ち出すが…。
本編
(妻が帰宅する)

ただいまー。あ、旦那くん。出迎えてくれたのか。

嬉しいよ、よしよし。そんな旦那くんには、ただいまのキスをあげよう。

ほら、こっち向いて。

(キスする)

…ん?どうしたの?

「ずるい」?何もずるいことはしてないだろう?

「イケメンすぎる」?うーん…。

僕は好きにやってるだけなんだけどな。

こんな感じなのも、君と出会った頃から変わってないだろ?

ただ…そうだね。強いて言えば…。

君があんまりにも可愛すぎて、守ってあげたくなっちゃうんだ。

だってこんなに体も細くて、顔もこんなに可愛いんだもの。

少なくとも、僕にとって君は守ってあげたくなる存在だよ。

心の底から愛していたい、そんなふうに思わせてくれる人。

そして何より、大事な僕の旦那様なんだ。

ずっと一緒にいたいから、大切にしたいって思うのは普通なことでしょ?

…もう、どうしたんだい?そんなふうに口を尖らせて。

あ、ちょっと。待ってよ!

…旦那くん、何か気にしてるのかな?


(夕食後)

…ふう、ご馳走様。美味しかったよ。やっぱり、君のご飯は格別だな。

どんな高いところで食べる物より、ずっと美味しいんだもの。

あ、片付けは僕がやるよ。君はゆっくりしてて。

ん、なに?「話がある」…なんだい?そんな真剣な顔して…。

…え、「離婚」?な、なんの冗談だい?

旦那くん、流石に笑えないジョークだよそれ。

…本気なのかい?な、なんで…。

だ、大体僕たちはまだ籍を入れて半年も経ってないじゃないか。

それに僕はこれでも、今まで君と幸せに暮らしてきたつもりだよ?

何か不満があるのかい?それとも、僕が君を傷つけてしまったかい?

…「男として見てくれない」?それはどういう…。

…あー、なるほど。つまり、僕が君をまるで女の子のように扱うのが気に食わないと。

それを改善しなければ離婚も辞さないと、そういうことだね?

でもさ、旦那くん。君もわかってくれてると思うんだけど…。

僕も君が好きだから可愛がってるのであって、それは僕のやりたいことなんだ。

それをやめろって言われると、僕も困ってしまうよ。

…い、いやだ!「そりが合わないなら離婚」なんて言わないでくれ!

僕は、君と離れたくなんかない!言っただろ?僕は君に救われたんだよ。

周囲から王子様だなんだって担ぎ上げられて。

本当の僕を見て話してくれる人なんていなかった、…君以外は。

君は僕を女の子として、一人の人として見てくれた。

僕を偶像としてしか見ていない人たちとは違って、ただ僕を僕として見てくれた。

それがどれだけ嬉しかったことか。

…あの時から僕の想いは変わらないよ。

僕を、僕だけを愛してくれる君が愛しくて、世界一大切な存在なんだ。

だから、絶対離したくない。離れたくない。

…いや、絶対に離してやるもんか。

(詰め寄る)

…ねえ、旦那くん?僕、やっぱり君のこと大好きなんだ。

だから、離婚なんかしたくない。

でも、それじゃ君が辛い思いをする。それもいやだ。

…だから、勝負しよっか。

どっちが可愛がる方か、可愛がられる方か。ここで決めよう。

ルールは簡単。今からキスをして、先に離れたり続けられなくなった方が負け。

もし君が勝ったら、君の好きなようにしていいよ。

でも、僕が勝ったら君を好きなようにする。いいでしょ?…ふーん。

まあ、逃げてもいいよ?でも、逃げたら離婚には応じない。

君、男として見てほしいだけで、僕のことを嫌いになったわけじゃないんだろ?

だから離婚なんて言って、わがまま聞いてほしいんだろ?

まあ、僕はいいよ?君のわがままに付き合うのは楽しいから。

でも、僕にも譲れないものはある。だから勝負しよう。

それに、今逃げちゃったら男らしくないんじゃない?

ここで僕を屈服させて、男としての誇りを取り戻すべきじゃないか?

逆を言えば、ここで逃げたら僕は君を二度と男として見てあげない。

さ、どうする?乗るかい?この勝負。…そう来なくちゃ。

じゃ、始めようか。そうだ、手を握っておこう。…逃げられないように。

じゃあ、いくよ?

(長めにキスする)

…ん?もうギブアップ?でもダメ。逃さないから。

(長めにキスする)

…はぁ。まだまだ、全然足りないよ。

君のこと、もっと味あわせて?

(とどめのキッス)

…っと。そろそろ限界かな。結果は僕の圧勝だね。

おーい、旦那くん?聞こえてるー?意識あるー?

すっごい顔してる。まるで女の子みたいに可愛い顔。

ねえ、旦那くん。

もうどっちが可愛がるか、可愛がられるかなんてどうでもいいよね?

僕は、君とずっと一緒にいたい。君も、僕とずっと一緒にいたい。

それでいいじゃないか。そこから先のことはきっと些細なことさ。

だから、もう離婚するなんて言わないでね?

大丈夫、一生僕が君を守ってあげる。

君は守られてるだけでいい。それだけでいい。

僕のそばで、僕のことを想ってくれるだけでいい。

…じゃ、仲直りしよっか。僕が君に余計なこと考えさせちゃったね。

仲直りはベットで、キスの続きをしよう。

可愛い君が一体誰のものなのか、君自身にわからせてあげる。

愛してるよ。僕の可愛いお姫様。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
愛が重い王子様系の妻に離婚を言い渡したあなたは怒った彼女にされるがままのようです
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・台本制作者
ぐーすか
ライター情報
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