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並行世界のヤンデレ自分に愛される
written by 夜木嵩
  • ヤンデレ
  • パラレルワールド
  • 自分
公開日2022年04月01日 18:33 更新日2022年04月01日 18:33
文字数
2349文字(約 7分50秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
並行世界の自分(女性)
視聴者役柄
自分(男性)
場所
自分の部屋
あらすじ
あなたは寝ようと自分の部屋に戻ると、そこには自分とよく似た女性がいた。
彼女は別世界の自分らしく、あなたに目的があって世界を超えてきたらしい。
本編
 (男、ドア開ける)

あ、こんばんはー。
先にベッドお邪魔してまーす。

誰って、わからないわけないだろ?

だってさ、オレって……キミなんだよ?

あー、そっか。
見るからに性別違うのに同一人物って言われて信じられるわけないよな。
まあ、世界線の違いでこれくらいのことはちょっとした誤差、一流のピッチャーがストライクゾーンの隅狙ってもボールになることだってあるだろ?
それくらいの違いだから気にしないでくれ。

だったら、何で同一人物って言えるのかって聞かれるだろうから先に答えておこう。
そもそも、オレから何か自分と似たような雰囲気を感じてるとは思うんだが、手っ取り早いのは指紋かな。
スマホ、貸してくれないか?

サンキュ。
キミの、指紋認証でロック開けるタイプ?
なら、見てみ?

ほら、開いた。

どう?
双子でも違うはずの指紋が同じなんだ。
これでキミとオレが同一人物ってことにならない?

よし、関係が分かったところで、ちょっとお話しようか。
キミもベッドにおいで。

ふふっ、自分と添い寝だなんて、なんだか頭がバグりそうだな。
そもそも同じ空間に存在してはならない二人だし。

あ、ドッペルゲンガーってやつとはまた話は別だからな?
お互い本物の人間なんだから。

さて、キミが今気になってること、教えてあげようか。
どうしてもう一人の自分がここに居るのかってこと、で合ってる?

わかるさ。
だって自分なんだから、大体の思考回路はお見通しなんだよ。
多分好きな食べ物とかも一緒だし。

それはいいとして、説明しないとな。

まず、パラレルワールドという概念は知ってるよな?
それなら単純、その中の一つのオレが、この世界に来たって訳。

移動方法の話をすると長くなるから割愛させてくれ。
その代わり、オレがこの世界に来た理由は教えておかないとな。

オレ、ナルシなんだよね。

あ、これだけだと意味がわからないか。
自分とは言っても多少誤差はあるみたいだし。

つまるところ、オレ、オレのことが好きなんだよ。
イコール、キミのことが好きなんだよ。

恋愛対象が自分って言ったって、自分自身とは恋人になれないだろ?
それに、異性愛者として、男と経験ぐらいしたいから。

だから、キミがベストなんじゃないか。
オレにはもうキミしか見えないんだよ。

いいだろ?
完全に一緒とまでは行かないけれど、ここまで同じような思考持ってる相手、この世界の中じゃ見つけられないんだから。
オレとなら気楽に恋愛できると思うんだ。

ん、大丈夫なのかって、キミは一体何の心配をしているんだ?

そうだな……同じ人間同士で恋愛となると、そりゃデメリットもある。

一番は、結婚が出来ないことだな。
自分同士で結婚なんて誰も想定してないし、何よりこの世界じゃ戸籍がないだろ?

だけど、それが恋愛しちゃいけない理由にはならないよな?
好きであるのは事実だし、キミがオレのことを好きって言ってくれればそれで成り立つんだから。
好きの気持ちにまで他人は手を出せないんだ、何の関係もないだろ。

それに、オレ達が同じであろうと、二人の男女なのには変わらない。
子供だって作れるんだよ。

……ただ、両親は一緒だから、やってることは近親相姦と変わらない。
遺伝子的には問題があるが……それはキミが気にするかどうかだ。

少なくともオレは……いいぞ?
同じ血だとか関係なく、とにかく好きな相手と恋したいんだよ。
それがオレの場合はキミだってこと。

キミにだって悪いことばかりじゃないさ。

(囁き)オレ、キミの弱い場所知ってるよ?

ふっ、囁きも弱いんだったな。
理由は明白、オレの弱点がそのままキミの弱点だからってこと。
同じ人間だから、もしかするとそうだろうなって思ったらやっぱり。

キミとはすれ違いもなく気持ちいいことが出来そうだな。
キミのこと、誰にもできないシンパシーで滅茶苦茶にしてあげるよ。

それに何よりも、自分自身であるはずの二人が関わりを持ってしまう禁忌って、惹かれないか?
本来ならあり得ることのない、もはや奇跡とも言えるこの出来事。
パンドラの箱が開けられてしまうように、近親を超えた更なるタブー、同体相姦どうたいそうかんとでも言えばいいのかな。
そんな未知の誘惑がオレ達を呼んでいるんだ。

なあ、キミには、オレ以上にキミのことを愛してくれる人はいるか?
いないだろうな。
キミのことが好きな人がいたところで、オレの、キミのことを生まれながらにして何もかもを知り尽くしてるという究極の愛には敵わないんだよ。

キミの望んでること、何でもしてあげる。

 (以下二文囁き)
オレなら、キミの欲望の全部、受け止めてあげられる。
だから、オレの欲望も受け止めてよ。

どう?
キミ、こういう誘いの言葉、囁かれたかったんでしょ?
オレだってこんなこと言われたらキュンと来るんだからな。

それで、キミ、まさか断らないよな?
断ったところで、一度狙った獲物は逃さないからな。

……よいしょ。
ふふっ、無防備に添い寝なんか許して、馬乗りにされること、考えもしなかったんだ。
まあ、それよりずっと前からキミは逃げられなくなってるんだがな?

気付いてないようだから教えてあげる。
さっきまでオレがキミのいる世界に来たかのように話してたけど、本当はキミをオレのいる世界に連れてきたんだよ。

だから、キミが逃げ出したところで、存在するはずのない人間に居場所はないだろうね。
オレのところ以外に、な?

いいじゃないか、オレの部屋にいるだけで、毎晩身体が動かなくなるくらい愛してやるんだから。
そもそもキミ一人で元の世界には帰れない。
ある意味では監禁だな。

ああ、震えるキミが可愛いよ……
今まで、自分の弱々しい表情が気になって鏡の前で顔を作ったこともあったけれど、そんなもの、演技でしかなかったんだ。
目の前にオレがいるみたい……もっと、いろんな姿を教えてくれないか……?

自分一人じゃできないこと、キミでいっぱいさせてもらうから。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
並行世界のヤンデレ自分に愛される
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
夜木嵩
ライター情報
ヤンデレとか書きます。

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