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- 片思い
- ヤンデレ
- アサシン
- クール系
- 無口
- 無表情
- 純愛
公開日2026年05月15日 19:43
更新日2026年05月15日 19:43
文字数
1772文字(約 5分55秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
アサシン
視聴者役柄
勇者
場所
朝の森の中
あらすじ
聖女と一夜を過ごした翌日、目を覚ました勇者の隣には、帰還したばかりのアサシンがいた。
だが、アサシンはビーストテイマーとの戦いで重傷を負っており―――。
だが、アサシンはビーストテイマーとの戦いで重傷を負っており―――。
本編
(朝、魔王城へと向かう旅路の途中)
(勇者が目を覚ますと…)
SE:小鳥の囀ずる鳴き声
SE:勇者が起き上がる音
#無機質な声で
ようやく、目が覚めたのね…。
…えぇ…ついさっき、帰ってきたの…。
…ビーストテイマー…?
#途中まで言いかけて顔をしかめる
彼女は…ぐぅっ…!?
SE:アサシンがうずくまる音
#苦しそうに
はぁ…はぁ…はぁ…くっ…想像以上に、傷が深かったようね…。
それもそうだわ…。
聖女のバックアップもあった女戦士の時と違って、今回は単独でのミッション…。
しかも、嗅覚の優れた相手で、護衛の魔獣も複数いるという、アサシンにとっては最悪の状況…。
おまけに、目を離している隙に聖女が何をするか分からない以上、早期決着を望むとなれば、こうなるわね…。
…そうよ…。
私が、ビーストテイマーを殺した…。
そして、それは、ただの嫉妬ではなく、予め企図していたものだわ…。
今際の際だから話すけど、私は、スパイだったの…。
それも、勇者率いるパーティーを全滅させる任務を命じられた、魔王軍最強のアサシンとしてね…。
…驚いた…?
でも、貴方以外のメンバーは、最初から疑っていたわ…。
むしろ、それが当然なのよ…。
なにせ、魔王征伐の王命が下った直後に、魔族である私が、いきなり貴方に接近してきたんだから…。
普通なら、拒否されても仕方ない場面だわ…。
なのに、貴方は、魔族だからといって差別する理由にならないと簡単に受け入れてしまって…。
逆に、こっちの方が驚いてしまったわね…。
けど、貴方と過ごす内に、それが嘘偽りでないことが分かってきて…。
いつしか、私は…貴方を、好きになってしまった…。
暗殺者として、あってはならない感情を抱いてしまったの…。
決して報われない恋だと、自覚していながら…。
そして、同時に、強く思ったわ…。
私がこんなにも苦しんでいるのに、どうして他の女は、のうのうと貴方に纏わりついているのか…。
無理心中すら考えるほど思い詰めている私の前で、なぜ堂々と誑かすことができるのかと…。
皮肉にもそれが、私に本来の使命を思い起こさせるきっかけとなった…。
どうせ、私のものにならないのなら、全員殺して、誰の手にも渡らないようにしてしまえばいい…。
そんなどす黒い野望が、私の中で胎動し始めたわ…。
はぁ…でも、不思議ね…。
私が作戦を練っている最中、たまたまネクロマンサーを、他のメンバーと組んで謀殺する機会が訪れたり…。
かと思えば、女戦士が暴走したお陰で、結託して排除する理由が生まれたり…。
あるいは、こうして、ビーストテイマーを単独で始末できる条件が整ったり…。
私が策略を巡らせる間もなく、パーティーは急速に崩壊していった…。
これは果たして、偶然なのか必然なのか…。
いずれにせよ、隔絶した集団における男女の痴情のもつれがいかに危ういのか、まざまざと見せつけられた格好だったわ…。
…え…?
聖女…?
#途中まで言いかけてハッとする
聖女なら、そこに…っ!?
#険しい表情で
っ…これは、どういうことなの…?
まるで、何者かに襲われて…。
けど、それなら、勇者に手をかけなかった理由が分からない…。
確かなことは、これが私の犯行ではないということよ…。
私なら、ここまで執拗に攻撃せず、一撃で仕留める方法を取るわ…。
#途中まで言いかけてむせる
一体、誰がこんなことを…ぐふっ…!?
#吐血
げほっ、ごほっ、ごほっ…!
#さらに苦しそうな声で
はぁ…はぁ…はぁっ…もう、時間がない…。
回復魔法を使える聖女まで亡くなった以上、私が助かる見込みは皆無よ…。
だから、最期に、伝えたいことがあるの…。
どうか、貴方だけでも生き延びて…。
貴方1人で魔王に挑んでも、勝算はない…。
ならいっそ、逃げてしまった方がいいわ…。
幸い、貴方以外のパーティーメンバーは全滅しているから、それで言い訳がつくはずよ…。
さぁ…行って…。
…何をぐずぐずしているの…早く、行きなさい…!
SE:勇者が足早に立ち去る足音
…はぁ…これで、よかったのよ…。
これなら、暗殺に失敗したことが露見しても、真相までは明かされない…。
死人に口無しとは、よく言ったものね…。
#少し表情を崩して
ふ…魔王、貴女の目的は分かっているわ…。
きっと貴女も、彼を狙っているのよね…。
けど、残念…。
たとえ魔王が相手でも、彼は渡さない…。
私こそが、彼の眼に、心に、魂に、深く刻み込めた最後の女…。
この世を去っても、私は彼の中で、未来永劫生き続ける…。
くす…ようやく、答えに辿り着いたわ…。
これが、私の求めていた形なのね…。
#だんだん消え入るような感じで
勇者…愛し…て…る…。
SE:静かに事切れて倒れ伏す音
(勇者が目を覚ますと…)
SE:小鳥の囀ずる鳴き声
SE:勇者が起き上がる音
#無機質な声で
ようやく、目が覚めたのね…。
…えぇ…ついさっき、帰ってきたの…。
…ビーストテイマー…?
#途中まで言いかけて顔をしかめる
彼女は…ぐぅっ…!?
SE:アサシンがうずくまる音
#苦しそうに
はぁ…はぁ…はぁ…くっ…想像以上に、傷が深かったようね…。
それもそうだわ…。
聖女のバックアップもあった女戦士の時と違って、今回は単独でのミッション…。
しかも、嗅覚の優れた相手で、護衛の魔獣も複数いるという、アサシンにとっては最悪の状況…。
おまけに、目を離している隙に聖女が何をするか分からない以上、早期決着を望むとなれば、こうなるわね…。
…そうよ…。
私が、ビーストテイマーを殺した…。
そして、それは、ただの嫉妬ではなく、予め企図していたものだわ…。
今際の際だから話すけど、私は、スパイだったの…。
それも、勇者率いるパーティーを全滅させる任務を命じられた、魔王軍最強のアサシンとしてね…。
…驚いた…?
でも、貴方以外のメンバーは、最初から疑っていたわ…。
むしろ、それが当然なのよ…。
なにせ、魔王征伐の王命が下った直後に、魔族である私が、いきなり貴方に接近してきたんだから…。
普通なら、拒否されても仕方ない場面だわ…。
なのに、貴方は、魔族だからといって差別する理由にならないと簡単に受け入れてしまって…。
逆に、こっちの方が驚いてしまったわね…。
けど、貴方と過ごす内に、それが嘘偽りでないことが分かってきて…。
いつしか、私は…貴方を、好きになってしまった…。
暗殺者として、あってはならない感情を抱いてしまったの…。
決して報われない恋だと、自覚していながら…。
そして、同時に、強く思ったわ…。
私がこんなにも苦しんでいるのに、どうして他の女は、のうのうと貴方に纏わりついているのか…。
無理心中すら考えるほど思い詰めている私の前で、なぜ堂々と誑かすことができるのかと…。
皮肉にもそれが、私に本来の使命を思い起こさせるきっかけとなった…。
どうせ、私のものにならないのなら、全員殺して、誰の手にも渡らないようにしてしまえばいい…。
そんなどす黒い野望が、私の中で胎動し始めたわ…。
はぁ…でも、不思議ね…。
私が作戦を練っている最中、たまたまネクロマンサーを、他のメンバーと組んで謀殺する機会が訪れたり…。
かと思えば、女戦士が暴走したお陰で、結託して排除する理由が生まれたり…。
あるいは、こうして、ビーストテイマーを単独で始末できる条件が整ったり…。
私が策略を巡らせる間もなく、パーティーは急速に崩壊していった…。
これは果たして、偶然なのか必然なのか…。
いずれにせよ、隔絶した集団における男女の痴情のもつれがいかに危ういのか、まざまざと見せつけられた格好だったわ…。
…え…?
聖女…?
#途中まで言いかけてハッとする
聖女なら、そこに…っ!?
#険しい表情で
っ…これは、どういうことなの…?
まるで、何者かに襲われて…。
けど、それなら、勇者に手をかけなかった理由が分からない…。
確かなことは、これが私の犯行ではないということよ…。
私なら、ここまで執拗に攻撃せず、一撃で仕留める方法を取るわ…。
#途中まで言いかけてむせる
一体、誰がこんなことを…ぐふっ…!?
#吐血
げほっ、ごほっ、ごほっ…!
#さらに苦しそうな声で
はぁ…はぁ…はぁっ…もう、時間がない…。
回復魔法を使える聖女まで亡くなった以上、私が助かる見込みは皆無よ…。
だから、最期に、伝えたいことがあるの…。
どうか、貴方だけでも生き延びて…。
貴方1人で魔王に挑んでも、勝算はない…。
ならいっそ、逃げてしまった方がいいわ…。
幸い、貴方以外のパーティーメンバーは全滅しているから、それで言い訳がつくはずよ…。
さぁ…行って…。
…何をぐずぐずしているの…早く、行きなさい…!
SE:勇者が足早に立ち去る足音
…はぁ…これで、よかったのよ…。
これなら、暗殺に失敗したことが露見しても、真相までは明かされない…。
死人に口無しとは、よく言ったものね…。
#少し表情を崩して
ふ…魔王、貴女の目的は分かっているわ…。
きっと貴女も、彼を狙っているのよね…。
けど、残念…。
たとえ魔王が相手でも、彼は渡さない…。
私こそが、彼の眼に、心に、魂に、深く刻み込めた最後の女…。
この世を去っても、私は彼の中で、未来永劫生き続ける…。
くす…ようやく、答えに辿り着いたわ…。
これが、私の求めていた形なのね…。
#だんだん消え入るような感じで
勇者…愛し…て…る…。
SE:静かに事切れて倒れ伏す音
クレジット
ライター情報
初めまして。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
平朝臣と申します。
ヤンデレを題材にしたシリアスな作品が多めですが、耳かき系も少数ながらありますので、どうぞお楽しみください。
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