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【ホラー/オカルト】夜中の廃校舎で出会ったOGさんとの思い出語り
written by 松平蒼太郎
  • ホラー
  • 怨念
  • 幽霊
  • 廃校
  • OG
  • リセット
公開日2025年07月15日 09:08 更新日2025年07月15日 09:08
文字数
1398文字(約 4分40秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
怨霊の女
視聴者役柄
青年
場所
田舎の廃校
あらすじ
ある田舎の高校出身である男は、夜中に母校の肝試しに訪れていた。そこはすでに廃校となっており、校舎も長い間放置されて、ボロボロに風化してしまっていた。そんな時、彼はこの学校のOGであるという女性と出会い、校内を廻ることにして…?

【キャラ紹介】
①自称OGさん
→卒業したと思い込んで、実はできていなかった可哀想な人。高校の制服を着用しており、出会った青年からはコスプレかと思われていた。見た目はかなり大人びてるから、本当にOGっぽい。怪異と化した廃校舎の影響もあり、常に記憶がリセットされている。

②青年
→都会の大学生。田舎から都会へ進学した。地元に帰り、肝試しを兼ねて、一人廃校舎で高校時代の思い出に浸っていたところ、制服のコスプレ(?)をしたお姉さんが現れたので、下心込みでホイホイついていった。夜中の廃校舎に女の子が一人って時点でおかしいとは思わなかったのかな?

※廃校舎…朽ち果てたオンボロの建物に、地元愛の強い怨霊が取り憑いたため、怪異と化した。なんとこの怪異、怨霊の記憶をリセットして、何度でも昔の思い出に浸らせるという、怨霊の願いを歪に叶えた存在なのだ。これを解決するには、建物を取り壊すか、大元となっている怨霊を祓うしかないが、怨霊の念が強すぎるため、どちらも限りなく実現不可能。
本編
あれ?こんなとこに人はっけーん⭐︎


君、どうしたの?ここ、廃校だよ?ダメじゃない、こんな夜中に学校に忍び込んじゃってさー。


あはは…すっごい切れ味のブーメラン返してきたね。まぁ、おっしゃる通り、あたしも侵入者そのものなんですが…


…とりあえず適当に歩きながら話す?君も自分の教室行きたいよね?行こ。


(長い廊下を歩き出す)


いやぁ、懐かしいなぁ…我が母校に足を運んだのは、超久しぶり。


そだよー。あたし、この学校のOG。そういう君はOB?


そっか〜…でも残念だよね、こんなふうに廃校になっちゃって。


やっぱり田舎の学校じゃ、通う人がいなくなっちゃうのも仕方ないよねー…なんていうか、人生の無常さを感じる。


あ、ここ懐かし〜…進路指導室。


うん。親と教師の三者面談で、進路について散々揉めたんだよねー。あたしがけっこう頑固で、第一志望譲らなかったから…


そうそう。難関大狙っててね、現役で合格を目指すなら、もう一つランクを下げた方がいいって、二人から散々説得されちゃってさー。まぁ結局、あたしが自分の意見押し通しちゃったんだけどね。


結果?結果はなんと……合格!!!


へへ、すごいでしょ~?あたし、やればできる女なんだから♪


うん、その後は高校を卒業して、大学に入って……あれ?あたしって、それからどうしたんだっけ…


え?あ、いや~…どうだったかな?昔の記憶だから、なんかあいまいで…あはは…


……ねぇ。ちょっとおすすめのスポットあるんだけど、行ってみない?


うん…君が知ってるかどうか分からないけど、案内したいところがあるんだ。ついてきて。


(長い廊下を経て、階段の踊り場にたどり着く)


ん~…どこだったかなぁ?ここかなぁ…


あ、ええと…そこ。階段の上、立ってみて?


(突然階段から彼を突き落とす)


…ごめんね?いきなり突き落としちゃって…でも、これには海より深~い理由があるの…


(階段の踊り場で倒れた彼に、階段から降りて近づいていく)


ちょうどついさっき、思い出したんだよね~…自分が死んだ瞬間のこと。


あたし、自分がこの学校のOGだって思い込んでた…この学校を卒業したって勘違いしてた。


本当は卒業なんてしてなかったよ…だってちょうど、今君が倒れてるところで死んだんだもん♪


卒業直前に階段から足を滑らせて……じゃなくて、誰かに突き落とされて。まぁ、犯人はすでにわかってるし、ソイツももうこの世にはいないんだけど。


なんでさっきまで忘れてたんだろ…あたしを突き落としたあの女にも、同じ目に遭わせてやったこと…


きっとあたしがクラスの人気者だったことが気に入らなかったんだろうなぁ…普段からやたらと突っかかってきたし。ホント、うざかった。死んでせいせいした。


でもなんで?なんであたしは成仏できないのかなぁ…?ムカつく奴は消してやったのに…どうして…


あぁ、そっか…わかった。卒業できなかったから、いつまでもリセットされるんだ…記憶も、魂も。


…寂しいなぁ。こんなところで一人ぼっちは、嫌だなぁ…


(彼の顔を覗き込む)


…ねぇ。あたしと一緒に廃校探検の続き、しよ?


大丈夫…君の魂は放さない、絶対に。


二人で仲良くお喋りしてさ、これまで楽しかった思い出とか、ちょっぴり嫌だった思い出とか、全部全部話していこうよ。


そしてそれを永遠に繰り返すの…君は本当にOBっぽいし、積もる話もたくさんあるでしょ?それ、全部お姉さんに聞かせて♡


ふふっ…もうすぐ意識、亡くなっちゃうかな?


でも安心して?またすぐに『リセット』されると思うからさ、二人で当時の思い出をいっぱい振り返ろうよ…永遠に。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
【ホラー/オカルト】夜中の廃校舎で出会ったOGさんとの思い出語り
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
松平蒼太郎
ライター情報
マツダイラソウタロウ
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