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交われなかった今と混じり合う血
written by シス=リリシア
  • 切ない
  • MTR
  • 看取られ
  • 看取り
公開日2026年02月10日 13:58 更新日2026年02月10日 13:58
文字数
894文字(約 2分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
一緒に戦ってきた女性
視聴者役柄
共に戦っていた男性
場所
人目の付かないどこか
あらすじ
共に依頼をこなし、一緒に生活をしてきた2人。
ある日の依頼で化け物と戦った際に手傷を負い、刺し違えるような形で何とか討伐はしたものの…
本編
「いたた…2人してしくじっちゃったねぇ…」
 
「これは…まあ無理だよねぇ…君だけでも守れればよかったんだけど…」
 
「え?刺し違えれただけ良かったって?」
 
「それは…そうね、窮鼠猫を噛むってこういうこと言うのかしら。いやでも刺し違えてるから鼬の最後っ屁の方が合ってるのかな…国語ちゃんとやってたら分かったのかも。」
 
「そんなことはどうでもいいか…」
 
「ねえねえ、最後だしぎゅーってしていい?」
 
(身体を引きずる音)
 
「よいしょ…こんな大怪我だと動くのも辛いねぇ…あはは…」
 
「上に乗るけど重かったらごめんね…」
 
(布が擦れる音)
 
(抱きしめる音)
「ぎゅー…あったかい…ううん、熱いくらいだ…」
 
「こんなことならもっとぎゅーってしてたらよかったなぁ…」
 
「でも…私たちの血が混じりあってるのは…いいかもね。」
 
「ねぇ…寒いよ、君からもぎゅーってして」
 
(抱きしめる音)
 
「うん…痛みとかもう全部何も感じないけど…でも幸せだなぁ…」
 
「君と…もっと一緒にいたかったなぁ…」
 
「ううっ…」
 
(泣き声)
 
「ごめんね…ごめんねぇ…!」
 
「あっ…」
 
(頭を撫でる音)
 
「好きで着いてきてたからこれでいいんだって…」
 
「…優しいね、そういう所が好きなんだけどさ。」
 
「うん…でも相思相愛だもんね、私たち。」
 
「私は君が大好きだし、君も私の事好きでいてくれたことは感じてたし伝えてくれてた。」
 
「君が死ぬ時は私が死ぬ時だし、私が死ぬ時は着いてくって君もずっと言ってた。」
 
「大好きだよ、生まれ変わってもずっとずっと貴方だけが私の全てだからね。」
 
「…こんなにぎゅーってしてるのにどんどん寒くなってく、多分そろそろなんだろうね。そのうち舌も回らなくなると思う。」
 
「こんな仕事してるし、いつ最後になるか分からなかったから好き好き伝えてはいたけど付き合おうとは言わなかったよねお互い。」
 
「…だからさ、どうせ最後だし受け入れてくれる?」
 
(リップ音)
 
「えへへ…これファーストキスだったんだよ。君もそうだと嬉しいな。」
 
「…ずっと一緒にいてくれてありがとう、愛してるよ。」
 
「おやすみなさい、来世も一緒に…ううん、来世は一緒にもっと幸せになろうね。」
 
「すう…すう…」
 
(寝息 少しずつ寝息の感覚を長くして最終的に無音)
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
交われなかった今と混じり合う血
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
シス=リリシア
ライター情報
 シス=リリシアと申します。普段はトピアという配信アプリで不定期で活動しております。
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