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久しぶりの看病。久しぶりの団欒
written by チョンマー
  • 癒し
  • 看病
  • ツンデレ
  • ほのぼの
公開日2025年05月26日 03:44 更新日2025年05月26日 03:44
文字数
1020文字(約 3分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
社会人の貴方は、高校生の妹が風邪をひいたと聞き、仕事を早くに早退し、看病することにした。

社会人になってから、妹とはあまり会話もなく、避けられているような気もするが……妹からの電話をもらった以上、放っておくわけにもいかない。

昨日は夜通し看病をして……次の日の朝、会社に行く前に、妹の朝ご飯を作っておくことにしたのだが、どうやら彼女も目を覚ましてきたらしく――
本編
おはよう。

……お兄ちゃん、まだ家にいたんだ。
会社は大丈夫なの?

まだ時間はある……それならいいんだけど。


うん、もう体は楽になったよ。熱も、多分ないと思う。

ちょっ! おでこ触らないでよ。
もう熱は下がったってば! 

大丈夫、頭も痛くないし、せきもでてないから。もう風邪は治ったって!


はいはい、最近、気温も下がってきたし、体調管理もはきちんとしますー! もう、お兄ちゃんはいつもうるさいんだっつの。

昔はだらしなかったのに、社会人になってから、急にしっかりし始めたというか、大人になったというか……。


……それ、玉子を潰してるの?

わたしのため? 朝、忙しいのに朝ごはん用意してくれたんだ。

うん、食べる。ちゃんとしたものを食べてなかったから、すごくお腹が空いた。



サンドイッチなんて、久しぶりに食べるや。
朝はトーストだし、コンビニで買うのもおにぎりばっかりだったから。

まあ、味は悪くはないよ。
別に大した調理してないでしょ? 玉子をマヨネーズと和えて、レタスと一緒にパンに挟んだだけじゃん。味なんて誰が作っても一緒。

でも……まぁ、美味しいのには違いないね。


ねえ、本当に大丈夫だったの?
わたしのために、会社を早くに帰ってきて。

有給を使ういい機会だった?
それ、自分の休みの時に使うものでしょ?
誰かの看病のために使うものじゃないじゃん。

本音を言うと、面倒な会議を休むいい機会だった?

ふぅん……しっかり者かと思ってけど、そういうとこはまだあるんだ。

ううん、むしろほっとした、というか。

社会人になってから、なんか、距離ができたというか……どう接したらいいか、分からなくなってさ。

なんか、親しみやすさを感じたっていうか。
変だよね、家族なのにね。


ねぇ、お兄ちゃん。

久しぶりに風邪を引いて、看病してもらってさ、思い出したことがあるんだけど。

わたしの親、いつも仕事が忙しくて、看病してくれたのは、いつもお兄ちゃんだったよね。
お金だけ置いてくれて、あとはお願いって、それだけ。

でも、そのお金で病人だからって、好きなものを買ってたりしたよね。


わたし、あの時によく買ってくれた、ももの缶詰とか、特別感があってすごく好きだったなって。


それに、呼んだらすぐ来てくれて、辛そうにしてたら声もかけてくれて……風邪は辛くて嫌だったけれど、看病してくれてる時間は幸せだった。


だから……その……昨日はありがと……お兄ちゃん。

ごちそうさま! 歯を磨いてくるっ!

お兄ちゃんも、そろそろ会社行かないとでしょ?

行ってらっしゃい! お仕事、頑張ってね!
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
久しぶりの看病。久しぶりの団欒
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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