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廃墟を防衛している武装アンドロイドに脅され耳かきされる話
written by えむおーおー
  • ツンデレ
  • 耳かき
  • 睡眠導入
  • アンドロイド
  • 寝落ち
公開日2025年05月21日 18:23 更新日2025年05月21日 18:23
文字数
2435文字(約 8分7秒)
推奨音声形式
バイノーラル
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
武装アンドロイド
視聴者役柄
戦場の中を逃げてきた放浪者
場所
廃墟にある人間たちの避難区域
あらすじ
廃墟を放浪していたあなたは、一体の女性型武装アンドロイドに呼び止められる。
避難区域を探しているとあなたが伝えると、アンドロイドにより廃墟の一室へと連れていかれ、
そこでいきなり安全性確認のためと耳かきを受けるよう脅される。
仕方なくあなたは彼女の膝枕に寝転がり、耳かきを受けることになる。

耳かきをしながら、アンドロイドはあなたが敵対勢力ではないかチェックする。
チェックが終わると、危険人物ではないか確認するために耳かきを耐久させると言ってくる。
高圧的な性格の割に彼女の耳かきは丁寧である。
彼女は本来サポート用アンドロイドで、武装は後付けだという。
耳かきをしながら会話能力のチェックなどをされるうち、あなたは眠くなってくる。
わざと耳かきを長くやってないか?というあなたの疑問を、アンドロイドはやたらと全力で否定する。
そのまま耳かきを続けられ、あなたは眠ってしまう。
アンドロイドはあなたの安全性を確認したとして、眠っているあなたを見守るのだった。
本編
(廃墟を歩く音)

――警告。そこの侵入者、ただちに停止せよ。

(センサーが稼働する電子音)

――内部構造のスキャン完了。擬態型ドロイドではないな。貴様、人間か。

人間が一人で、ここに一体何の用だ。どこの勢力だ?

……ただの逃げてきた一般人?避難施設がこの先にあると聞いた、だと?

(機械の駆動音)

避難区域の情報、一体どこで手に入れた。5秒以内に応えなければレーザー砲で貴様を排除する。

……なるほど、その名は我が勢力のメンバーの名前だ。

……暗号を確認。直接会ったわけか。

――だが貴様の安全性が保障されたわけではない。

こちらに来い。

(歩く音)

――ここで止まれ。

この廃棄された室内であれば、襲撃を受ける可能性も低い。

(座る音)

――耳かきモード展開。

――これより耳かき検査により、貴様の安全性を確認する。直ちに寝転がり、私の太ももに頭を乗せよ。

――聞こえなかったのか?耳かきを行うと言っている。

5秒以内に従わなければ、レーザー砲で貴様を排除する。5,4,……

(膝枕に頭を乗せる音)

(声片側から)

……よし。従ったな。それでは耳かきを開始する。


(片側耳かき開始)

……この行為の意味が知りたい?それを教えられるほど、私の貴様への信頼度は上昇していない。

そのままおとなしく耳かきをされていろ。

――アドレナリンの検出なし。信頼度評価を修正。

――攻撃的動作無し。信頼度評価を修正。

――通信行動なし。信頼度評価を修正。

――周囲に機械反応・生体反応なし。信頼度評価を修正。

貴様を敵対勢力の人間ではないと評価。

正常性確認のため、耳かきを耐久モードおよび会話モードへ移行する。

――貴様、さっきこの耳かき行為の意味を聞いたな。答えよう。

これは貴様が避難区域に案内可能な人間かどうかを評価するための検査だ。

敵対勢力であれば、人型とはいえ私のような戦闘ドロイドの前に無防備に寝転がって耳を自由に弄らせるなど不可能だ。

先ほどの評価により、貴様は敵対勢力の人間ではないと評価した。

……それなら早く避難区域に連れていって欲しい?

残念ながらそれはまだ不可能だ。

知っての通りこの国は戦乱により荒廃した。

貴様がもし攻撃的な性格や、精神崩壊に陥っている場合、他の人間に害をなす可能性がある。

貴様はこの耳かき検査に合格することで、自身が避難区域に入るにふさわしい人間だと証明しなければならない。

幸い、私の脚部には人間と同じ柔軟性がある。

貴様が危険人物でなければ、耐久はそう辛いものではないだろう。

耳かきを続行する。

(耳かき続く)

(耳かき終わり)

――汚れの98%の除去が完了。

――まだ動くな。これより梵天により残りの2%の除去を開始する。

(梵天耳かき始まる)

……なんだ?耳かきがやけに丁寧だと?

当然だ。私は本来、生活サポート用の完全人型ドロイド。その機体にレーザー砲と戦闘機能を組み込んで防衛に運用している。

耳かきのようなリラクゼーション行為は最も性能を発揮できる機能だ。

……そうだ。避難区域も物資には不足している。

機械の立場だが、貴様が期待するような楽園ではないと助言しておこう。

(梵天耳かき終わり)

――汚れの99.9%の除去が完了。

では貴様の耐久性の確認も兼ねて。

(耳にふーっと息を吹きかける)

(もう一度、長めに耳にふーっと息を吹きかける)

(片側耳かき終了)


――刺激に対して危険性のない反応を返すことを確認した。

では、反対側の耳かきを行う。体の向きを転換しろ。

……リラックスしすぎて動けない?

仕方ない。私の手で反対を向かせる。

(反対側を向く音)

(声反対側から)

――対象の姿勢の転換を完了。

それではこちら側の耳かきを開始する。


(反対側耳かき開始)

――バイタル正常範囲内。活動は低下傾向にあるが異常なし。検査を続行する。

――検査のため貴様に会話を要求する。

貴様のバイタルからは疲労状態が確認されているが、原因は何だ?

……そうか。戦闘区域から逃げるため、ここ一カ月まともな休息を取れていないか。

――会話内容に矛盾なし。自己認識能力は正常であると評価する。

貴様が正常ならば、私の耳かきはかなり効果的なのではないか?

サポート用アンドロイドによる高度な耳かきは受けたことはないと推測する。

……何度でも受けたい、だと?私の感情機能を喜ばせるようなことを言ってくれるな。

――だがそれは不可能だ。

私は毎日、哨戒任務の交代後はリラクゼーション機能による任務を行っているが、

耳かきは1週間後まですべて予約で埋まっている。

……一週間後でもいい、か。ならば了承する。予約リストに登録しておこう。この検査に通ればの話だがな。

(耳かき続く)

――活動低下。脳波の計測よりシータ波を確認。睡眠への強い傾向あり。

戦闘能力の評価を下方修正。脅威ではないと判断。

このまま耳かき検査を続ける。

……なんだ?発言が不明瞭だ。

……私がわざと耳かきを長くやっている、だと?

――否定する。

既に明らかに敵対勢力ではなく、危険性もないと判明しているが、

疲労状態の人間に耳かきをすると眠りこけるのが楽しいのでわざと汚れが取れづらいような耳かきを行い

刺激を与え続けて遊んでいるなどということは全くない。

……理解したか。

その証拠に、先ほどと同様、汚れの除去率はちょうど今98%に達した。

――よって梵天耳かきに移行する。

(耳かき終わり)

(梵天耳かき始まる)

――私の梵天耳かきはリラックス効果が極めて高く、どんな危険人物でも無力化可能な性能が……。

訂正。今の発言はただの誤作動だ。貴様はこの会話を聞かなかったこととするように。

……対象が入眠状態へ移行しつつあるのを確認。

このまま梵天耳かきを続行する。

(梵天耳かき続く)

(梵天耳かき終わり)

――こちらの耳も汚れの除去を確認。

最後に面白……訂正、先ほどと同様の反応確認を行う。

(耳にふーっと息を吹きかける)

(もう一度、長めに耳にふーっと息を吹きかける)

(最後に短めに、耳にふーっと息を吹きかける)

(反対側耳かき終了)


――入眠状態での息の吹きかけへに対し、期待された反応を確認。

対象は安全性が高いと判定。

対象の疲労回復を優先し、覚醒を待って避難区域へと案内。

覚醒まではこのまま対象の睡眠状態を維持する。

――あなたを歓迎する。

――おやすみなさい。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
廃墟を防衛している武装アンドロイドに脅され耳かきされる話
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
えむおーおー
ライター情報
ファンタジー系ASMRが好き。
耳かきしながらずっと話してるタイプの作品が好きなので、文章長くなりがちです。
pixivにも同じ内容で投稿しています。
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