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雨に濡れた君だけを、私は知っている
written by ねむりはり
  • 甘々
  • ヤンデレ
公開日2026年05月22日 04:44 更新日2026年05月22日 04:44
文字数
3887文字(約 12分58秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
指定なし
視聴者役柄
指定なし
場所
指定なし
あらすじ
幼い頃から、ずっと隣にいた。
雨の日も、泣いた夜も、誰より近くで見てきた。
だからきっと、“好き”になるのは当たり前だった。
雨の夜。
突然呼び出された先で、幼馴染の彼女は静かに語り始める。
あなたの癖。
笑い方。
泣き顔。
誰にも言えなかった弱さ。
全部、全部、知っているのだと。
優しくて、穏やかで、でもどこか壊れている。

「あなたを幸せにしたい」
その想いだけが、少しずつ歪んでいく――。
本編
■ 導入(目安:約3〜4分)

(静かに、少し微笑みながら)

……来てくれたんだ。

(ほっとしたように、柔らかく)

雨、すごかったね。

傘、持ってなかったでしょ。

わかってたよ。
昔から、そういうの忘れるから。

(くすくすと小さく笑う)

ほら、ここ座って。

タオル……はい。

もう、髪びしょびしょじゃない。

(少し近づいて、耳元に柔らかく)

貸して。

私が拭いてあげる。

(優しく、ゆっくりと)

……こうやって髪を拭くの、
何回目だろうね。

小学校のとき、プールの帰りに雨に降られて。
中学のとき、部活終わりに二人でずぶ濡れになって。

……覚えてる?

(少し遠くを見るように、懐かしむように)

私は全部覚えてるよ。

あなたのこと、全部。

(はっとしたように、誤魔化すように笑って)

……あ、ごめん。
なんか急に変なこと言ったね。

気にしないで。

(静かに、少し間を置いて)

……ただ、
こういう夜は、

なんか、いろいろ話したくなるんだよね。

■ 本編パート①「積み重ねてきた時間」(目安:約8〜9分)

(穏やかに、でも確かめるように)

ねえ、今日さ。

授業終わりに、女の子と話してたでしょ。

(さらっと、何でもないように)

見てたよ。

廊下の端から。

(少し笑いながら、でも目が笑っていないような)

笑ってた。

楽しそうに。

(ふわっと、でも芯の通った声で)

……別に、責めてるわけじゃないよ?

普通のことだもん。

誰と話しても、それは自由だし。

(少し間を置く)

…………

(静かに、でも真剣に)

ただ、私、思ったんだよね。

笑ってる顔、
私が一番よく知ってるって。

(少し語気が強くなるが、すぐ穏やかに戻る)

泣いた夜も、
怒った顔も、
情けない顔も、

全部、全部、私が見てきたんだって。

(ゆっくり、噛みしめるように)

小学二年生のとき、
お父さんが入院して、

誰にも言えなくて、
ひとりで泣いてたよね。

あのとき呼んだの、
私だったじゃない。

夜中に電話して、

「来て」って、
小さな声で言ったじゃない。

(じわっと感情が滲むように)

私、すっごく嬉しかったんだよ、あのとき。

……変かな。

泣いてるのに嬉しいなんて。

でも、
私を選んでくれたって思って。

(少し笑いながら、切なく)

そこからだと思う、たぶん。

私が、ちょっとだけ、
普通じゃなくなったの。

(吐息をついて、ぽつりと)

……好きだったから。

ずっと、ずっと、好きだったから。

(明るく切り替えようとして)

あ、でも今更でしょって話だよね。

幼馴染に好きとか言われてもって感じか。

(少し不安げに、でも目を逸らさないように)

……ねえ、引いてない?

なんか、重い話になってきたよね、急に。

(くすっと笑って)

ごめんね。

でも、なんか今夜は言えそうな気がして。

雨の音って、なんか……喋らせるんだよね。

(ゆっくり、深呼吸するように)

聞いてくれてる?

……うん、よかった。

(甘く、でも少し切なく)

もう少しだけ、
聞いてもらっていい?

■ 本編パート②「静かな執着」(目安:約9〜10分)

(穏やかに、でもどこか静かな緊迫感をにじませて)

あのね。

彼女ができそうだって話、あったでしょ。

去年の春。

(少し遠い目で)

その子のこと話してくれたとき、
私、ちゃんと笑えてたと思う。

「よかったね」って、
ちゃんと言えたと思う。

(ゆっくり、静かに)

……でも。

家帰って、
ひとりになって、

なんか、手が震えてた。

(笑い飛ばすように、でも笑えていない)

おかしいよね。

別に何もされてないのに。

ただ、

誰かのものになるかもしれないって思ったら、

(息を呑むように、一瞬間を置く)

……

(静かに、でも芯の通った声で)

嫌だって思った。

ものすごく、嫌だって。

(少し自嘲するように)

それって、もう、
普通の「好き」じゃないよね。

自分でもわかってる。

幸せを願えてない部分が私にはあって、

それってたぶん、
言っちゃいけないことで。

(間を置く)

…………

(でも真正面から、静かに告白するように)

でも、やめられなかった。

見てることが。
知ってることが。
そばにいることが。

やめられなかった。

(少しだけ震える声で)

幸せにしたいんだよ、本当に。

ただ、その「幸せ」の中に、
私が入ってたらいいなって。

(はっきりと)

入っていてほしいって。

(少し間を置いてから、囁くように耳元近くで)

……ねえ。

私のこと、怖い?

(すぐに、柔らかく微笑んで)

正直に言っていいよ。

私、ちゃんと受け止めるから。

(少し笑いながら、でも真剣な目で)

怖いって言ったとしても、
私、離れないけど。

(さらっと言って、ふふっと笑う)

……ごめん。

今のは冗談。

半分、ね。

(少し神妙に)

でも半分は、本当。

(ゆっくり、丁寧に言葉を選ぶように)

私ね。

全部知ってる気でいたんだよ。

好きなご飯も。
苦手な教科も。
雨の日に決まって機嫌が悪くなること。
眠いとき左耳を触るくせ。

(耳元に、甘く低く囁くように)

全部、ちゃんと見てたよ。

覚えてたよ。

ずっと。

(少し間を置いてから)

……それって、
もしかして気持ち悪かった?

(くすっと笑う、でも少し不安げ)

返事が見たくて怖くて、
なんかドキドキしてる。

こんなの初めて。

(少し笑いながら、でも目は真剣)

いつもは、
私のほうが冷静でいられたのに。

(少し俯いて、ぽつりと)

……好きな人に話すって、
こんなに怖いんだね。

(すっと顔を上げて、静かに、でも真剣に)

ねえ。

私のこと、
どう思ってる?

(少しだけ息を詰めて、答えを待つように)

…………

(ゆっくり、噛みしめるように)

……そっか。

(じわっと表情が柔らかくなるように)

……そっか、そっか。

(少し笑いが混じる、でも泣きそうな声で)

よかった。

(吐息まじりに、感情があふれるように)

……本当に、よかった。

■ 本編パート③「全部あげる、全部もらって」(目安:約8〜9分)

(少し泣き笑いのような声で)

ごめんね。

変な顔してるよね、たぶん。

泣くつもりなかったのに。

(鼻をすするように、小さく笑って)

優しいんだから、もう。

(少し呆れたように、でも嬉しそうに)

私がどれだけ変なこと言っても、
ちゃんと聞いてくれてさ。

怖いって言わないで、
そこにいてくれてさ。

(静かに、確かめるように)

……ありがとう。

(ゆっくりと、改めてきちんと向き合うように)

ねえ、改めて言わせて。

ちゃんと、
言葉にして言わせて。

(深呼吸をひとつ)

……

(はっきりと、でも柔らかく)

好きです。

幼馴染として、じゃなくて。

ずっと一緒にいたいと思う、
好きな人として。

(少し早口になって、照れるように)

……うわ、言った。

言ってしまった。

なんか、もう、
顔めちゃくちゃ熱い。

(くすくす笑う)

笑わないで、もう。

こんな顔見ないでよ。

(でも笑いながら、でも泣いているような)

……でも、言えてよかった。

本当に、よかった。

(少し間を置いてから、静かになって)

ねえ、ひとつだけ、
約束してほしいことがあるんだけど。

(真剣に、でも穏やかに)

私ね、
ちょっとだけ普通じゃないと思うんだよ、自分で。

他の人と仲良くしてたら、
少しだけ、胸がぎゅってなるし。

どこかに行ってしまいそうだと思ったら、
ちゃんと呼吸できなくなるし。

(少し、笑いながら、でも本音で)

だから、

ちゃんと言ってほしいんだよ。

どこ行くとか、
誰といるとか。

別に監視したいわけじゃなくて、

(少し照れながら)

……ただ、安心したいの。

ちゃんとわかってくれてるって、
感じたいから。

(間を置く)

……

(ゆっくり、甘く)

わがままかな。

(少し笑って)

でも、これが私だから。

全部ひっくるめて、
受け取ってくれる?

(じっと待つように、少し不安げに)

…………

(ほっとしたように、少し笑って)

……うん。

ありがとう。

(甘く、囁くように)

じゃあ、私も全部あげるね。

こんなちょっと変な私で申し訳ないけど、

全部、あなたのものだから。

(少しだけおどけて)

返品はきかないよ?

(くすくす笑ってから、しみじみと)

……幼馴染でよかったな。

ずっと近くにいられて、よかった。

全部見てこられて、よかった。

(少し照れながら、耳元近くで甘く)

これからは、

もっと近くで見てていい?

(少し笑って)

……いいって言ってくれると思ってた。

だって、あなただもん。

■ クロージング(目安:約4〜5分)

(窓の外の雨音に気づくように)

……雨、まだ降ってるね。

(少し遠くを見て、穏やかに)

こういう夜、嫌いじゃないな。

あなたがいると、なんか、
すごく穏やかな気持ちになる。

(ゆっくり、隣に寄り添うように)

ねえ、もう少しここにいて。

今夜は、どこにも行かないで。

(甘く、でも少しだけ執着を滲ませて)

……行ったら、追いかけるけどね。

(くすっと笑って、すぐに柔らかく)

冗談だよ。

半分、ね。

(穏やかに、しみじみと)

ずっとさ。

言えなくてよかったって思ってた時期もあったんだよ。

言ったら壊れるって怖くて。

このままそばにいるだけでいいって、
言い聞かせてた。

(静かに、でも確かな声で)

でも、今夜言えてよかった。

本当によかった。

(少し笑いながら、照れるように)

全部、あなたのせいだよ。

今夜ここに来るから。

雨に濡れて、
情けない顔するから。

言いたくなっちゃったんじゃない。

(甘く、低く、耳元で)

……ねえ。

これからも、私のそばにいてね。

(少し間を置いて)

……

(静かに、でも深く)

誰よりも知ってる私が、
誰よりも愛してるから。

(ゆっくり、息をつくように)

……ずっと、そばにいるから。

だから、あなたも、ずっとそばにいて。

(少し笑いながら、でも真剣な目で)

いなくなったら、

……探しに行くからね。

(すっと静かになって、雨音の中で)

……聞こえてる?

雨の音。

(耳元で、ごく小さく、甘く)

このまま、もう少し、
こうしていよう。

(穏やかに、微笑みながら)

……好きだよ。

昨日も、今日も、
明日も。

(吐息まじりに、最後に囁くように)

ずっとずっと、
好きだよ。

(少し笑って、柔らかく)

……おやすみは、まだ言わないけどね。

もう少し、起きてて。

私と一緒に。

(雨音に混じるように、最後に静かに)

…………ありがとう。

今夜、来てくれて。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
雨に濡れた君だけを、私は知っている
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ねむりはり
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
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使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
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