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ずっと、きみだけでよかった。―歪んだ告白―
written by ねむりはり
  • 告白
  • ホラー
  • ヤンデレ
  • 監禁
公開日2026年05月26日 20:56 更新日2026年05月26日 20:56
文字数
3328文字(約 11分6秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
指定なし
演者人数
1 人
演者役柄
幼馴染
視聴者役柄
指定なし
場所
あらすじ
幼馴染に連れて行かれた先は、
昔から何度も遊びに来た、見慣れた部屋だった。
優しい声。
懐かしいカーテン。
変わらない笑顔。
でも——
部屋の扉には鍵がかかっていた。

「逃げないでね。ちゃんと話を聞いてほしいだけだから」
ずっと隣にいた幼馴染。
ずっと想い続けていた幼馴染。
笑って「応援する」と言いながら、壊れそうなほど嫉妬していた少女の、静かで歪んだ告白。
監禁から始まる、切なくて重い、幼馴染ヤンデレシチュエーションボイス台本。
本編
■ 導入パート(目安:3〜4分)

【SE】静かな室内。雨音が窓を打つ音。遠くで時計の秒針が刻む音。

(静かに、独り言のように)

……目が覚めた?

(少し間)

……

よかった。
ちゃんと呼吸してるの、確認してたんだけど……
起きてくれてよかった。

【SE】椅子を引く音

【SE】ゆっくり近づいてくる足音

驚かないで。
大丈夫。

ここは……あたしの部屋だよ。

きみが、
よく知ってる場所でしょう?

(少し笑みを含んで)

ほら。
窓のカーテン、あの青いやつ。

覚えてる?

中学のとき、
ふたりで選んだやつ。

きみが「空みたいで好き」って言ったから……
ずっと変えてないんだ。

……ずっと。

(少し間)

頭、痛くない?

そっか……。
少し眠ってたからね。

ちゃんと柔らかい枕、使ったんだよ?

きみの首、
痛くならないように。

(優しく)

水、飲む?

【SE】ペットボトルを置く音

(少し近づいて、静かに)

……逃げようとしないでね。

ドア、
鍵かけてあるから。

(穏やかなまま)

怒ってるわけじゃないよ。

ただ……
もう少しだけ、
ここにいてほしいの。

話したいことが、
あるから。

ずっと言えなかったこと……
ちゃんと、きみに聞いてほしいから。

■ 本編①「閉じ込めた理由」(目安:7〜8分)

【SE】椅子に座る音

(落ち着いた声で)

ねえ、きみって……
どのくらい前から知り合いだと思う?

そう。

保育園。

あたしが四歳で、
きみも四歳で。

砂場でひとりで座ってたきみに、
あたしが声かけたんだよね。

(くすっと笑って)

覚えてないでしょ、そんなこと。

あたしは覚えてるけど。

きみの手、
砂まみれで……

でもなんか、
離したくなくて。

(遠くを見るように)

……不思議だよね。

あのとき既に、
わかってたのかもしれない。

きみが、
あたしにとって特別だって。

(少しずつ熱を帯びて)

ねえ。

あたし、
ずっとそばにいたよね。

きみが転んだとき。
きみが泣いたとき。
きみが誰かに意地悪されたとき。

全部、
あたしが助けてあげたよね。

(少し間)

それって、
当たり前みたいに思ってるでしょ。

幼馴染だから、
仲いいからって。

でも違うの。

あたしにとっては全部……
愛情だったんだよ。

ただの友達としてじゃなくて。

(静かに)

きみのことを、
誰よりも愛してたから。

(少し低い声で)

ねえ。

去年の春のこと、
覚えてる?

あの子。

転校してきた子。

……彩ちゃん。

きみ、
あの子のこと好きになったでしょ。

(静かな怒りを押し殺しながら)

知ってたよ。

全部。

きみが送ったLINEも、
楽しそうな顔も。

全部、
見えてた。

(深呼吸)

ねえ、
あのときあたし、
なんて言った?

「応援してる」って。

(少し間)

……嘘だよ。

全部、嘘。

応援なんか、
できるわけなかった。

きみが誰かのものになるなんて……
考えただけで、
息ができなくなるのに。

(涙をこらえるように)

でも……
笑ってた。

ちゃんと笑って、
「よかったね」って言ってた。

それがあたしの……
精一杯だったんだよ。

■ 本編②「決意と行動」(目安:8〜9分)

(少し落ち着いて)

ねえ、
なんで今日ここにいるか……
ちゃんと説明するね。

(一呼吸)

きみ、
先週、彩ちゃんと別れたでしょ。

知ってる。
全部知ってる。

あたし、
ずっと見てたから。

きみのこと……
ずっと。

(少しずつ熱が入る)

別れた次の日、
きみの顔見たとき……

嬉しかったの。

(自嘲するように)

ひどいよね。

きみが傷ついてるのに、
嬉しかったんだ。

でも……

同時に怖くもなった。

また誰かを好きになるかもしれないって。

また、
あたし以外を見るかもしれないって。

(静かに)

そしたらあたし……
もう耐えられないと思った。

だから……

連れてきたんだよ。

(少し間)

きみが飲んでたコーヒー、
覚えてる?

あたしが作ったやつ。

……少しだけ、
入れてたの。

眠れるものを。

(静かに)

ごめんね。

でも……
これしかなかったんだよ。

【SE】立ち上がる音

【SE】近づいてくる足音

(静かに、でも強く)

きみに逃げてほしくなかった。

話を聞く前に、
どこかへ行ってほしくなかった。

だって……
ちゃんと伝えたら、
わかってくれると思ったから。

(懇願するように)

あたしのこと、
ちゃんと見てほしかったの。

ねえ。

あたしのこと、
見えてる?

……ずっとそばにいたのに。

ずっと、
きみだけを見てたのに。

(声が震える)

なんで、
あたしじゃなかったの。

(長い沈黙)

……

ごめん。

責めたいわけじゃないの。

ただ……
知ってほしかっただけ。

あたしが、
どれだけきみのことを……

(涙をこらえながら)

どれだけ、
好きだったか。

■ 本編③「歪んだ告白」(目安:9〜10分)

(深呼吸して)

ねえ……
最後まで聞いてくれたら、
その後のことは、
きみに決めさせてあげる。

……約束する。

(ゆっくりと)

あたしさ……
きみのこと好きになったの、
いつだと思う?

保育園のころって言ったけど、
ちゃんと気づいたのは……

中二の冬。

きみが風邪で、
一週間学校休んだとき。

あたし、
毎日プリント届けに行って……

熱が下がったきみの顔見た瞬間。

(静かに声が揺れる)

なんか……
泣きそうになったんだよね。

よかったって。

きみが元気で、
本当によかったって。

そのとき、
初めてわかったの。

あ、
あたし……

このひとがいなくなったら、
生きていけないんだって。

(少しずつ感情を込めて)

それから全部変わった。

きみの笑顔を見たいから、
朝起きられた。

きみに会えるから、
学校へ行けた。

きみがそばにいるから、
世界が色づいて見えた。

逆に言うと……

きみがいないと、
世界が灰色になるの。

ご飯の味がしない。
音楽も聞こえない。
呼吸するのも面倒になる。

(静かに)

それって……
おかしいことかな。

(少し近づいて)

あたし、
わかってるんだよ。

これが普通の恋愛じゃないって。

普通は、
好きな人を閉じ込めたりしない。

普通は、
飲み物に薬なんて入れない。

でも……

(声が強くなる)

この気持ちだけは、
本物だから。

きみを失いたくないって気持ちだけは……
絶対に、
嘘じゃないから。

【SE】窓へ歩く音

【SE】雨音が少し強くなる

(窓の外を見ながら)

ねえ、きみ。

あたしのこと、
どう思ってた?

幼馴染?
友達?

それとも……

(少し笑って)

なんにも思ってなかった?

(長い沈黙)

あたしね、
一度だけ告白しようと思ったことあるんだ。

高一の文化祭。

きみが「一緒に回ろう」って言ってくれた日。

すごく嬉しくて……
もしかしたらって思った。

でも、
言えなかった。

怖かったから。

もし振られたら、
今までみたいに話せなくなるかもしれないって。

(小さく笑う)

……バカだよね。

あのとき言えてたら、
こんなことにならなかったかもしれないのに。

(静かに)

ねえ。

あたし、
嫌われてもいい。

怖がられても構わない。

でも……

忘れないでほしい。

あたしが、
どれだけきみを好きだったか。

ずっと、
覚えていてほしい。

(涙混じりに)

……嘘。

全然、
そんなので満足できない。

きみのそばにいたい。
触れていたい。
名前を呼んでほしい。

ねえ……

あたしの名前、
呼んでよ。

「咲」って。

(懇願するように)

呼んでくれたら……
少しだけ、
鍵開けてあげる。

(泣き笑いみたいに)

……やっぱり、
あたしおかしいよね。

でも……
これがあたしだから。

これが、
きみへの気持ちだから。

ねえ。

きみも……
少しくらい、
あたしのこと見てくれてたよね?

■ クロージング(目安:4〜5分)

(静かに)

……長い話、
聞いてくれてありがとう。

ねえ、
最後に一つだけ。

ちゃんと言わせて。

(優しく、まっすぐに)

あたし……
きみのことが好きだよ。

ずっと、
ずっと好きだった。

保育園のころから。
中学のときも。
高校のときも。

きみが誰かを好きになっても、
あたしを見てくれなくても……

ずっと、
好きだった。

(涙をこらえて)

これが歪んでるって言われても、
重いって言われても……

あたしにとっては、
全部愛だったから。

【SE】鍵を手に取る音

(静かに)

……約束したから、
鍵、開けてあげる。

【SE】鍵を開ける音

でもね……

【SE】近づいてくる足音

(耳元で甘く)

どこにも行けないよ。

外、
すごい雨でしょ?

終電も、
もうないし。

(少し笑って)

今夜だけは……
あたしのそばにいてね。

(少し間)

ねえ。

もう一度だけ、
チャンスをくれない?

今度は……
ちゃんとするから。

閉じ込めたりしないから。

(静かに)

本当は、
こんなやり方したくなかったんだよ。

ただ……
怖かっただけ。

きみを失うのが、
怖くて仕方なかったの。

(遠ざかるように)

ねえ、きみ。

あたしは、
これからもずっときみを好きでいるよ。

たとえ許されなくても。
ここから出て行っても。

……気持ちは、
変わらないから。

【SE】雨音だけが響く

【SE】時計の秒針

(遠くで、小さく)

……おやすみ。

きみの夢、
見られるといいな。

【SE】雨音が静かに続く
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
ずっと、きみだけでよかった。―歪んだ告白―
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
ねむりはり
ライター情報
はじめまして
趣味でただ私が聞きたいフリー台本を書き投稿しているオタクです。
「こういう台本が欲しかった」
「よかった」
と思ってもらえる作品を書けるように頑張っています。
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

◇フリー台本に関して
詳細な言葉遣いや言い回し、台本内のセリフの順番など、読みやすいように改変していただいて構いません。
性別変更及び、大元の流れが変わらない範囲でのアドリブ等も可能です。
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使用報告いただけると聴きに行きます。
よろしくお願いいたします。
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