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僕のメイドは過保護すぎる
written by チョンマー
  • ギャグ
  • おねショタ
  • メイド
  • 過保護
公開日2025年06月22日 23:10 更新日2025年06月22日 23:10
文字数
1776文字(約 5分56秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
メイド
視聴者役柄
坊ちゃま
場所
別荘
あらすじ
進学のため、両親の下を離れ、かつて住んでいたお屋敷に住むことにした僕。
そこでは、かつて子どもの頃いろいろと世話を焼いてくれたメイドが、親代わりに面倒を見てくれることに。

ただそのメイドが、どうにも僕を子ども扱いしてきて……。
本編
おはようございます、坊ちゃま。

おや、もう起床されていらっしゃったのですね。
感心でございます。


目覚ましで起きられた?
あの坊ちゃまが、目覚ましが鳴っていてもずっとぐずってベッドにくるまっていたあの坊ちゃまが、きちんと目覚ましで起きられるようになった……。
このお屋敷を離れて数年の間に、これほどまで立派になって……。


昔の話はやめてほしいと。それは失礼いたしました。
坊ちゃまの幼き頃から成長を見守っているメイドとしては、感動もひとしお。こんなにも立派に成長なさったのですね……。

おっと、感慨にふけるのは後にいたしましょう。朝はお忙しいでしょうから。
朝食の準備はできております。まずは、御召し物を着替えましょうか。
はい、坊ちゃま。腕をお上げになって……。


えっ、ああ! すみません。
つい、昔からのくせで……昔は、着替えさせてーとせがんでいたものですから。


ああ、また失礼いたしました。つい、昔のことを。
もう坊ちゃまは立派な男の方、ですものね。お一人で着替えぐらい、できますよね。

はい、それでは私は離れておりますので、どうぞお着替えになってください。

どうかされましたか?


着替えを見られるのは恥ずかしい?
大丈夫ですよ。私は、坊ちゃまの体を小さいころから見ておりますから。今更知らないことなどありません。

ええと、すみません! また、何か気に障るようなことを言ってしまったのでしょうか……。


いいから、着替えが済むまで部屋を出てほしい?
分かりました。お着替えが済みましたらノックでお知らせください。

あ、そういえば。坊ちゃま、脱いだものは私にお渡しくださいね。

えっ、自分で持っていく?
いやいや、それぐらいならメイドである私が引き受けますので!


分かりました。そこまでおっしゃるのでしたら。
それでは失礼いたします。



坊ちゃま、朝食はいかがですか?
いつも通り美味しい? それは良かったです。

今日の魚は程よく塩が効いていておいしいですね。
そういえば、坊ちゃま。骨は大丈夫ですか?
私がお取りいたしますが。


それぐらい自分ですると。
ご立派でございます、坊ちゃま。
これには、ご両親も大喜びでございますよ。


そんなことはございません。
わが子の成長を喜ばぬ親などいません。
なんなら、私も。坊ちゃまの成長に喜んでおります!


喜んでいたとしても、それは昔のこと。今更これぐらいで喜んだりしない、ですか。
それなら、代わりに私が。坊ちゃまの成長を喜んでおきます。
立派になりましたね……。


はい、完食でございますね。
それでは、お皿は私が洗いますので。坊ちゃまは学校へ行く準備をなさってくださいね。



ご準備できましたでしょうか?
これは……よく、お似合いでございます。

ですが、坊ちゃま。襟が立っておりますよ。
私が直して差し上げます。


ご遠慮なさらずに。
これぐらいさせてくださいな。


……ご両親のお仕事の関係で、数年このお屋敷を離れることになった坊ちゃまを、私は心配しておりました。
きちんと朝起きられるだろうか。
服を着替えられるだろうか。
きちんと食事も一人で食べられるだろうか。

私がいなくても大丈夫だろうか。

ですが、その心配は無用でしたね。
こんなにも立派になられたのですから。

それに、新しい学校からは、このお屋敷が近いとのことで、この私が親代わりに面倒を見るということになっておりましたが。
この様子ですと、私の手助けはほとんどいらないでしょうね。

偉いです、坊ちゃま。


どうして、距離を取るのですか?
頭をなでるのはやめてほしい?

いいえ。褒めるときはきちんと褒める。あなたの小さいころから、そうして接しておりました。
そして、いいことをしたときは頭をなでるのがお決まりでしたから。これだけは譲れません。
いい子の坊ちゃまを褒めたくてしているのです。受け入れてくださいな。


よしよし。よしよし。
立派になられたのは嬉しいことですが、少し寂しく思います。
ですが、年月が経つということは、そうして大人のそばを離れていくことなのでしょうね。

せめて、あなたが学生であるうちは、あなたの世話を焼くことを、どうか許してもらえないでしょうか?


迷惑なんてとんでもない!
私は、坊ちゃまを迷惑だなんて思ったこと、一度もございませんよ。
ですが、その言葉を坊ちゃまから聞けて、嬉しく思います。
こちらこそ不束者ですが、どうぞよろしくお願いします。


そろそろ、出立の時間ですね。
いってらっしゃいませ、坊ちゃま。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
僕のメイドは過保護すぎる
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
チョンマー
ライター情報
pixivでフリー台本を書いています。
甘々な話も、ちょっとエモいお話も、どっちも好きで書いています。
元々小説畑の人間なので、どこか物語染みてるところがあるかも……。
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