- 告白
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- 甘々
- 友情
- 友達
- 同級生
公開日2024年12月12日 20:16
更新日2024年12月12日 20:16
文字数
2708文字(約 9分2秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
女友達
視聴者役柄
大学生
場所
大学構内
あらすじ
午後一コマ目の講義が終わったところで、いつも連んでる女友達から声をかけられた。
なんでも、話したいことがあるんだとか。
「あたしのこと、好きか嫌いならどっち?」
何の変哲も無かったはずの昼下がりに。
友達、という関係は唐突に終わりを告げる。
なお、後日他の友人にこの話をしてみたところ、彼らにとっては「え、今更?」だったそうだ。
なんでも、話したいことがあるんだとか。
「あたしのこと、好きか嫌いならどっち?」
何の変哲も無かったはずの昼下がりに。
友達、という関係は唐突に終わりを告げる。
なお、後日他の友人にこの話をしてみたところ、彼らにとっては「え、今更?」だったそうだ。
本編
(講義が終わり、移動しようとしたところで)
(講堂の出入り口に女友達の姿を見かける)
あ、いたいた。
おーい。
(小走りで彼女が隣に寄ってくる)
次、第三講堂だったでしょ。
一緒に行こう?
ちょっと聞きたいことがあってさ、歩きながら話したいんだけど。
(承諾し、連れ立って歩く)
あんたってさぁ。
あたしのこと、好きか嫌いならどっち?
……よしよし。
なら、恋人にしようと思ったらいけそう?
……ふむふむ。
なるほど。
おっけー、ならそういうことでよろしく。
クリスマスの予定空けといてね。
話はそんだけ……ってちょっと!? 待て待てどこに連れてく気!? 講堂あっちだよ!?
(手を引っ張って、キャンパスの端へ)
ったく……なんなの急に。
こんな人気のないとこまでつれてきやがって。講義遅れちゃうじゃん。
……えー?
いる? 説明。
そんな難しいこと言ったつもりないんだけど……。
……あー、ね。
まあ、いきなりすぎるって言われたらその通りか。
反省反省。
確かに、わけも聞かずに受け入れろってのは横暴すぎたね。
とりあえずその辺座らない?
イチから話してあげるからさ。
……講義はもういいや、諦める。
どうせ一回サボった程度じゃ単位にも影響しないしね。
(手近なベンチに腰を下ろす)
つっても、そんな大層な理由があるわけじゃなくてさ。
言うなれば、思いがけずキッカケができたってだけのこと。
あたし、毎年クリスマスは高校のころからの友達と過ごしてたんだどさ。
……そうそう、その3人。
あれ、紹介したことあったっけ?
あー、そういえばみんなでカラオケ行ったっけ。
あれって2ヶ月前? 3ヶ月前?
忘れちゃった。むしろよく覚えてたね。
まあいいや。
とにかくあたしは今年もあいつらと遊ぶ気満々だったんだけど、連中、今年に入って次々彼氏作っちゃって。
今年はダーリンとクリスマス満喫するからごめんねー、ってあたしのこと見捨てやがった。
予定は白紙、あたしはひとりぼっちってわけ。
最初は強がったよ?
今に見てろよ薄情者ども、あたしも24日までに相方拵えて甘い夢を楽しんでやる……と、意気込んでは見たものの。
生まれてこの方、告白はおろか片思いすらろくにしたことのないあたしには恋人の見つけ方なんてさっぱりわかんなくて。
もはやこれまで、今からでもバイトのシフト入れてやろうか、なんて諦めかけたころ、ふと思い出したんだよ。
あれ、そういや丁度良さそうなやついるじゃん、ってね。
まあ、言うまでもなく、あんたのことなんだけど。
……いや、もちろん最初は「それでいいのか?」とは思ったんだけどね?
考えれば考えるほど、ダメな理由が見当たんないっていうか、なんで今までそうしなかったんだってくらいでさ。
だってほら。
毎日のようにお喋りしてるんだから、お互いのいいところも悪いところもそれなりに知ってるし?
何度も一緒に遊んだこともあるんだから、趣味が合わないって心配もない。
何よりあんた相手なら気を遣わなくていいって分かってて、おまけに2人とも都合よく独り身ときたもんだ。
むしろ教えてほしいくらいだよ。
これ以上に、おあつらえ向きのやつがいるというのなら。
……だから、ね?
そこまで言うなら試してやる、くらいの気持ちでいいからさ。
ここはひとつ、あたしの彼氏になってみちゃあくれませんか。
クリスマスまでは試用期間、ってことで構わないよ。
これは無いなと思ったら、そこで終わりにすればいい。もちろん、気に入ってくれたならその後もご契約いただければ幸いです……なんてね。
さて?
セールストークはこのくらいが精いっぱいなんだけど、どうだろ、ちょっとはその気になってくれたかな?
当然、無理にとは言わない。
今の関係を変えたくないっていうなら仕方ないし、そもそも恋人なんかいらないっていうならそれはそれで尊重する。
あとは……まあ、その、他に気になってる人がいるんなら、あたしはこれ以上出しゃばったりしないよ。
だけどもし、はっきり断る理由がないようだったら、できれば引き受けてくれるとありがたいなぁ……みたいな……。
……え。
え〜……?
それ、言わすの?
わざわざ?
今更シンプルな言葉に直さなくてもここまでの話の流れで十分伝わって……ああもう、分かった分かった、言えばいいんだろ言えば!
(不機嫌っぽく見せかけながら)
好きだよ。
……あたしと、付き合って、ください。
(ばつが悪そうに、彼女は下手くそな作り笑いで誤魔化そうとする)
……ったく!!
こんな馬鹿正直な告白なんかするつもりなかったのに!!
慣れてないことしたくたないから、移動中にさらっと済ませるつもりだったのに……!
……う、うるせー!
顔が赤いとかいちいち言うんじゃねー!
お前ほんとそういうとこ……このやろう、なに笑ってんだ!
(諦めたように深々とため息をついて)
……なあ。
なんか、言うことあるよね?
……おっと、その反応はいただけないなぁ。
まさかシラを切れるだなんて期待してないでしょうね。
こんだけあたしを素直にさせといて、自分だけ澄まし顔で終わらせる気?
そうは問屋が卸さないっつーの。
聞かせてよ。
誤魔化さないで、教えてよ。
踏ん切りつかないっていうなら、もう一回訊いてあげるから。
ちゃんと答えて。
あんたの言葉で。
(小さく深呼吸)
……私と、恋人になってくれますか?
(答える)
……ふふ、ふふふふ……。
あはははは!!
いやごめん、笑うなんて失礼だよね……つーかさっき笑うなって言ったのあたしの方だったのにね。
けど無理だわ、やっぱ笑うわ、これ!
真昼間から中学生みたいな告白して、小学生みたいな返事もらって……しかもその相手がよりにもよってこいつだと思うと……くくっ、くははは……!!
はーやれやれ!
馬鹿馬鹿しい!
あたし、もうちょい器用だと思ってたんだけどな、自分のこと。
……まあでも、カッコつかないのも悪くはないや。
余裕そうなフリしておきながら肝心なところで化けの皮が剥がれるなんて、実にあたしたちらしいじゃん。
二人揃って大間抜け。
だからあんたがいいんだよ。
(立ち上がる)
さて!
なんか喋ってたら喉乾いてきちゃった。
あそこ行こうよ、駅前の喫茶店。
昨日からモンブランの宣伝してるのが気になってたんだよね。
……あー、今日はもう、残りの講義はパスにする。
今から真面目なお勉強する気にはなれそうにないや。
ほら、さっさと立つ!
早く行こ?
作戦会議もしたいからさ。
……おいおい、頼むよ相棒。
そんなキョトンとされちゃ困るって。
あたしらがなんでこんな小っ恥ずかしい思いをする羽目になったのか、きっかけを忘れたわけじゃあるまいに。
今から一緒に決めようよ。
あたしたち2人の、クリスマスの予定ってやつをさ。
(講堂の出入り口に女友達の姿を見かける)
あ、いたいた。
おーい。
(小走りで彼女が隣に寄ってくる)
次、第三講堂だったでしょ。
一緒に行こう?
ちょっと聞きたいことがあってさ、歩きながら話したいんだけど。
(承諾し、連れ立って歩く)
あんたってさぁ。
あたしのこと、好きか嫌いならどっち?
……よしよし。
なら、恋人にしようと思ったらいけそう?
……ふむふむ。
なるほど。
おっけー、ならそういうことでよろしく。
クリスマスの予定空けといてね。
話はそんだけ……ってちょっと!? 待て待てどこに連れてく気!? 講堂あっちだよ!?
(手を引っ張って、キャンパスの端へ)
ったく……なんなの急に。
こんな人気のないとこまでつれてきやがって。講義遅れちゃうじゃん。
……えー?
いる? 説明。
そんな難しいこと言ったつもりないんだけど……。
……あー、ね。
まあ、いきなりすぎるって言われたらその通りか。
反省反省。
確かに、わけも聞かずに受け入れろってのは横暴すぎたね。
とりあえずその辺座らない?
イチから話してあげるからさ。
……講義はもういいや、諦める。
どうせ一回サボった程度じゃ単位にも影響しないしね。
(手近なベンチに腰を下ろす)
つっても、そんな大層な理由があるわけじゃなくてさ。
言うなれば、思いがけずキッカケができたってだけのこと。
あたし、毎年クリスマスは高校のころからの友達と過ごしてたんだどさ。
……そうそう、その3人。
あれ、紹介したことあったっけ?
あー、そういえばみんなでカラオケ行ったっけ。
あれって2ヶ月前? 3ヶ月前?
忘れちゃった。むしろよく覚えてたね。
まあいいや。
とにかくあたしは今年もあいつらと遊ぶ気満々だったんだけど、連中、今年に入って次々彼氏作っちゃって。
今年はダーリンとクリスマス満喫するからごめんねー、ってあたしのこと見捨てやがった。
予定は白紙、あたしはひとりぼっちってわけ。
最初は強がったよ?
今に見てろよ薄情者ども、あたしも24日までに相方拵えて甘い夢を楽しんでやる……と、意気込んでは見たものの。
生まれてこの方、告白はおろか片思いすらろくにしたことのないあたしには恋人の見つけ方なんてさっぱりわかんなくて。
もはやこれまで、今からでもバイトのシフト入れてやろうか、なんて諦めかけたころ、ふと思い出したんだよ。
あれ、そういや丁度良さそうなやついるじゃん、ってね。
まあ、言うまでもなく、あんたのことなんだけど。
……いや、もちろん最初は「それでいいのか?」とは思ったんだけどね?
考えれば考えるほど、ダメな理由が見当たんないっていうか、なんで今までそうしなかったんだってくらいでさ。
だってほら。
毎日のようにお喋りしてるんだから、お互いのいいところも悪いところもそれなりに知ってるし?
何度も一緒に遊んだこともあるんだから、趣味が合わないって心配もない。
何よりあんた相手なら気を遣わなくていいって分かってて、おまけに2人とも都合よく独り身ときたもんだ。
むしろ教えてほしいくらいだよ。
これ以上に、おあつらえ向きのやつがいるというのなら。
……だから、ね?
そこまで言うなら試してやる、くらいの気持ちでいいからさ。
ここはひとつ、あたしの彼氏になってみちゃあくれませんか。
クリスマスまでは試用期間、ってことで構わないよ。
これは無いなと思ったら、そこで終わりにすればいい。もちろん、気に入ってくれたならその後もご契約いただければ幸いです……なんてね。
さて?
セールストークはこのくらいが精いっぱいなんだけど、どうだろ、ちょっとはその気になってくれたかな?
当然、無理にとは言わない。
今の関係を変えたくないっていうなら仕方ないし、そもそも恋人なんかいらないっていうならそれはそれで尊重する。
あとは……まあ、その、他に気になってる人がいるんなら、あたしはこれ以上出しゃばったりしないよ。
だけどもし、はっきり断る理由がないようだったら、できれば引き受けてくれるとありがたいなぁ……みたいな……。
……え。
え〜……?
それ、言わすの?
わざわざ?
今更シンプルな言葉に直さなくてもここまでの話の流れで十分伝わって……ああもう、分かった分かった、言えばいいんだろ言えば!
(不機嫌っぽく見せかけながら)
好きだよ。
……あたしと、付き合って、ください。
(ばつが悪そうに、彼女は下手くそな作り笑いで誤魔化そうとする)
……ったく!!
こんな馬鹿正直な告白なんかするつもりなかったのに!!
慣れてないことしたくたないから、移動中にさらっと済ませるつもりだったのに……!
……う、うるせー!
顔が赤いとかいちいち言うんじゃねー!
お前ほんとそういうとこ……このやろう、なに笑ってんだ!
(諦めたように深々とため息をついて)
……なあ。
なんか、言うことあるよね?
……おっと、その反応はいただけないなぁ。
まさかシラを切れるだなんて期待してないでしょうね。
こんだけあたしを素直にさせといて、自分だけ澄まし顔で終わらせる気?
そうは問屋が卸さないっつーの。
聞かせてよ。
誤魔化さないで、教えてよ。
踏ん切りつかないっていうなら、もう一回訊いてあげるから。
ちゃんと答えて。
あんたの言葉で。
(小さく深呼吸)
……私と、恋人になってくれますか?
(答える)
……ふふ、ふふふふ……。
あはははは!!
いやごめん、笑うなんて失礼だよね……つーかさっき笑うなって言ったのあたしの方だったのにね。
けど無理だわ、やっぱ笑うわ、これ!
真昼間から中学生みたいな告白して、小学生みたいな返事もらって……しかもその相手がよりにもよってこいつだと思うと……くくっ、くははは……!!
はーやれやれ!
馬鹿馬鹿しい!
あたし、もうちょい器用だと思ってたんだけどな、自分のこと。
……まあでも、カッコつかないのも悪くはないや。
余裕そうなフリしておきながら肝心なところで化けの皮が剥がれるなんて、実にあたしたちらしいじゃん。
二人揃って大間抜け。
だからあんたがいいんだよ。
(立ち上がる)
さて!
なんか喋ってたら喉乾いてきちゃった。
あそこ行こうよ、駅前の喫茶店。
昨日からモンブランの宣伝してるのが気になってたんだよね。
……あー、今日はもう、残りの講義はパスにする。
今から真面目なお勉強する気にはなれそうにないや。
ほら、さっさと立つ!
早く行こ?
作戦会議もしたいからさ。
……おいおい、頼むよ相棒。
そんなキョトンとされちゃ困るって。
あたしらがなんでこんな小っ恥ずかしい思いをする羽目になったのか、きっかけを忘れたわけじゃあるまいに。
今から一緒に決めようよ。
あたしたち2人の、クリスマスの予定ってやつをさ。
クレジット
ライター情報
シチュエーション台本やASMR台本を主に書いています
シチュボというかボイスドラマというか、リアリティラインは微妙な塩梅ですが、楽しんでいただけると嬉しいです
シチュボというかボイスドラマというか、リアリティラインは微妙な塩梅ですが、楽しんでいただけると嬉しいです
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