- 告白
- 学校/学園
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- 切ない
- 少女
- 友達
- 同級生
- 学生
公開日2024年09月11日 02:14
更新日2024年09月11日 02:14
文字数
1920文字(約 6分24秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
ちょっとクールな女の子
視聴者役柄
友達
場所
学校からの帰り道
あらすじ
いつも連んでいる女友達と、いつも通り下らないお喋りをしながら過ごしていたある日、クラスメイトに尋ねられた。
お前たち付き合っているのか、と。
そんな誤解が広まったり深まったりしては彼女にも面倒をかけることになるだろうから、少しだけ距離を離してみることにしたのだが。
「嫌だった? 付き合ってる、って勘違いされて」
進むべき道は逃げ道じゃなかった。
見て見ぬふりを続けてきた一線を、この日、二人で踏み越えた。
お前たち付き合っているのか、と。
そんな誤解が広まったり深まったりしては彼女にも面倒をかけることになるだろうから、少しだけ距離を離してみることにしたのだが。
「嫌だった? 付き合ってる、って勘違いされて」
進むべき道は逃げ道じゃなかった。
見て見ぬふりを続けてきた一線を、この日、二人で踏み越えた。
本編
(ホームルーム直後の、放課後の教室)
おいこら。
(呼び止められて振り返った先には、少し不機嫌そうな女友達の姿)
なにそそくさと帰ろうとしてんの。
急ぐ用事があるっていうなら引き止めるわけにもいかないけどさ。「また明日」すら言わずに消えるっていうのはあんまりじゃない?
一緒に帰ろうよ。
いつもみたいにさ。
(学校を出る)
(穏やかな街のさりげない雑音の中、しばし、無言のまま並んで歩く)
......ねえ。
そんなに気まずいかな。
私と帰るの。
......違う、って言われてもさぁ......。
昨日も、一昨日も、その前も。きみ、私のこと避けてたよね。
今日だってそう。
1人で帰ろうとしてた。
逃すもんか、と思って捕まえたはいいけど、全然喋ってくれないし。
嫌われたのかな、って心配にもなるじゃん。
なんかそういうわけでもなさそうで、とりあえず一安心だけどさ。
(大きなため息)
いやまあ、想像はついてるんだよ。
なんで急にそうなったのか。
あれでしょ?
この間の。
「付き合ってんの?」って聞かれたやつ。
あれ、気にしてるんでしょ?
大きなお世話だよね。
ちょっと男子と女子が仲良くしてたらすぐそういう目で見てさ。
どうせきみのことだから、ほとぼり冷めるまでちょっと距離置こう、とか思ったんでしょ?
そうしないと私に迷惑がかかるんじゃないか、とか想像したんでしょう?
......あの、さ。
一つ、聞きたいんだけど。
嫌だった?
付き合ってる、って勘違いされて。
......あー、その......私は、そんなに嫌じゃなかったから。
きみは、どうだったのかなって。
......うん。
嫌じゃなかった。
嫌じゃなかったっていうか、それならそれでと思ったというか......誤解は誤解なんだけどおかげで気づいたこともあったというか、一緒にいたくて一緒にいることは間違いないというか......。
あーもう、上手く説明できないなぁ!
こんなに口下手だったけ、私。
えーっと、つまり。
要するに。
端的に言うと。
なってみない?
恋人に。
なんか違うって感じたら別れればいい。
どうせ友達に戻るだけだし。一回付き合って別れた程度じゃ、私ときみの縁は切れたりしないよ、多分。
もちろん、きみの気が乗らないなら無理強いはできないけど......もし、試してくれるって言うのなら。
わかりやすく、手、繋いでみてくれないかな。
(立ち止まって右手を差し出す彼女)
(急な出来事に、一瞬立ち竦んでしまう)
どう、かな。
一応これ、告白のつもり......なんだけど。
(差し出された手を取って、同じ速度で、歩き出す)
あ......。
......ふふふっ。
あははは......!
いや、ごめんね。
なんか、緊張が切れちゃって。
変な気分だよ。
とてもとても、不思議な気分。
ついさっきまで、私にとってのきみは......1番喋りやすい友達だった。
きみとお話ししてる間は、他の友達と過ごしてる時よりも気を遣わなくてよくて、だからこそこんなに仲良くなったんだろうけど、とにかく一緒にいると楽な友達だった。
でも、今はもう......恋人、なんだよね。
きみと私は、彼氏と彼女で。
家族でもなければ友達でもなくて、だけどとても大事な人で......なんでだろ、それが今は、すごく嬉しいんだ。
......うん、嬉しい。
嬉しいんだ、私。
恥ずかしくもあるし、くすぐったくもあるし、少し不安でもあるんだけど、息を吸うたびに肺の奥まであたたかさが溢れてきて......おかしいな、悲しくないのに、ちょっと泣きそう。
......正直、今まではよく分かってなかったんだよ。
愛とか恋とか、彼氏彼女とか、付き合うとかフラレるとか......なんか、ピンとこなくって。
「好き」にも2種類ある、とか言われても納得できなくてさ。
好きは好きで、その反対は嫌いで、それ以外の意味なんかないじゃんって思ってた。
でも......うん。
今なら、分かるな。
誰かを好きになるって。
恋をするって、こういうことなんだね。
張り裂けそうなくらい幸せで、張ち切れそうなくらい苦しくて。
この瞬間がいつまでも続けば良いのにって思いながら、もう明日が楽しみになってる。
こんな気持ちが、私の中にあったなんて。
知らなかった。
いや、知ろうとしてなかったのかな。
それとも、知ってたのに怖がってただけなのかな。
まあ、どれでもいいや。
昨日までの私のことより、これからのきみと私のことの方が大事だもの。
きみと行きたい場所、やりたいこと、見たい風景、聞きたい音、食べたいもの......ああ、想像するだけで我慢できなくなりそう。
まずは、何から始めようか。
友達だった私たちの、恋人としての毎日を、どんな景色で迎えようか。
待ち遠しいなぁ。
死が二人を分つまで......なんて言ったら大袈裟だけど。
せめて、飽きるまでは付き合ってね。
......うん。
ありがとう。
大好きだよ。
(帰り道は続く)
(いつもとは少し、違う空の色で)
おいこら。
(呼び止められて振り返った先には、少し不機嫌そうな女友達の姿)
なにそそくさと帰ろうとしてんの。
急ぐ用事があるっていうなら引き止めるわけにもいかないけどさ。「また明日」すら言わずに消えるっていうのはあんまりじゃない?
一緒に帰ろうよ。
いつもみたいにさ。
(学校を出る)
(穏やかな街のさりげない雑音の中、しばし、無言のまま並んで歩く)
......ねえ。
そんなに気まずいかな。
私と帰るの。
......違う、って言われてもさぁ......。
昨日も、一昨日も、その前も。きみ、私のこと避けてたよね。
今日だってそう。
1人で帰ろうとしてた。
逃すもんか、と思って捕まえたはいいけど、全然喋ってくれないし。
嫌われたのかな、って心配にもなるじゃん。
なんかそういうわけでもなさそうで、とりあえず一安心だけどさ。
(大きなため息)
いやまあ、想像はついてるんだよ。
なんで急にそうなったのか。
あれでしょ?
この間の。
「付き合ってんの?」って聞かれたやつ。
あれ、気にしてるんでしょ?
大きなお世話だよね。
ちょっと男子と女子が仲良くしてたらすぐそういう目で見てさ。
どうせきみのことだから、ほとぼり冷めるまでちょっと距離置こう、とか思ったんでしょ?
そうしないと私に迷惑がかかるんじゃないか、とか想像したんでしょう?
......あの、さ。
一つ、聞きたいんだけど。
嫌だった?
付き合ってる、って勘違いされて。
......あー、その......私は、そんなに嫌じゃなかったから。
きみは、どうだったのかなって。
......うん。
嫌じゃなかった。
嫌じゃなかったっていうか、それならそれでと思ったというか......誤解は誤解なんだけどおかげで気づいたこともあったというか、一緒にいたくて一緒にいることは間違いないというか......。
あーもう、上手く説明できないなぁ!
こんなに口下手だったけ、私。
えーっと、つまり。
要するに。
端的に言うと。
なってみない?
恋人に。
なんか違うって感じたら別れればいい。
どうせ友達に戻るだけだし。一回付き合って別れた程度じゃ、私ときみの縁は切れたりしないよ、多分。
もちろん、きみの気が乗らないなら無理強いはできないけど......もし、試してくれるって言うのなら。
わかりやすく、手、繋いでみてくれないかな。
(立ち止まって右手を差し出す彼女)
(急な出来事に、一瞬立ち竦んでしまう)
どう、かな。
一応これ、告白のつもり......なんだけど。
(差し出された手を取って、同じ速度で、歩き出す)
あ......。
......ふふふっ。
あははは......!
いや、ごめんね。
なんか、緊張が切れちゃって。
変な気分だよ。
とてもとても、不思議な気分。
ついさっきまで、私にとってのきみは......1番喋りやすい友達だった。
きみとお話ししてる間は、他の友達と過ごしてる時よりも気を遣わなくてよくて、だからこそこんなに仲良くなったんだろうけど、とにかく一緒にいると楽な友達だった。
でも、今はもう......恋人、なんだよね。
きみと私は、彼氏と彼女で。
家族でもなければ友達でもなくて、だけどとても大事な人で......なんでだろ、それが今は、すごく嬉しいんだ。
......うん、嬉しい。
嬉しいんだ、私。
恥ずかしくもあるし、くすぐったくもあるし、少し不安でもあるんだけど、息を吸うたびに肺の奥まであたたかさが溢れてきて......おかしいな、悲しくないのに、ちょっと泣きそう。
......正直、今まではよく分かってなかったんだよ。
愛とか恋とか、彼氏彼女とか、付き合うとかフラレるとか......なんか、ピンとこなくって。
「好き」にも2種類ある、とか言われても納得できなくてさ。
好きは好きで、その反対は嫌いで、それ以外の意味なんかないじゃんって思ってた。
でも......うん。
今なら、分かるな。
誰かを好きになるって。
恋をするって、こういうことなんだね。
張り裂けそうなくらい幸せで、張ち切れそうなくらい苦しくて。
この瞬間がいつまでも続けば良いのにって思いながら、もう明日が楽しみになってる。
こんな気持ちが、私の中にあったなんて。
知らなかった。
いや、知ろうとしてなかったのかな。
それとも、知ってたのに怖がってただけなのかな。
まあ、どれでもいいや。
昨日までの私のことより、これからのきみと私のことの方が大事だもの。
きみと行きたい場所、やりたいこと、見たい風景、聞きたい音、食べたいもの......ああ、想像するだけで我慢できなくなりそう。
まずは、何から始めようか。
友達だった私たちの、恋人としての毎日を、どんな景色で迎えようか。
待ち遠しいなぁ。
死が二人を分つまで......なんて言ったら大袈裟だけど。
せめて、飽きるまでは付き合ってね。
......うん。
ありがとう。
大好きだよ。
(帰り道は続く)
(いつもとは少し、違う空の色で)
クレジット
ライター情報
シチュエーション台本やASMR台本を主に書いています
シチュボというかボイスドラマというか、リアリティラインは微妙な塩梅ですが、楽しんでいただけると嬉しいです
シチュボというかボイスドラマというか、リアリティラインは微妙な塩梅ですが、楽しんでいただけると嬉しいです
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