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お兄ちゃんの事が大嫌いな妹に催眠術をかける
written by 如月英梨
公開日2021年06月05日 18:00 更新日2021年06月05日 18:00
文字数
1794文字(約 5分59秒)
推奨音声形式
指定なし
推奨演者性別
女性演者向け
演者人数
1 人
演者役柄
視聴者役柄
場所
指定なし
本編
ねえ、邪魔なんだけど?

リビングに居ると目障りだから、アンタは自分の部屋に籠ってなさいよ。

はっ?

わたしが部屋に?

何でわたしがアンタの為に部屋に籠らないといけないのよ。

わたしが邪魔って言ったら、さっさと視界から消えるなんて常識でしょ。

アンタに決定権なんてないのよ。

分かったらさっさと部屋に行け。

俺の事嫌いなのかって?

だいっきらい!

てか、話しかけんな。

(兄がリビングから出ていく)

ったく……アイツの妹だなんて、人生最大の汚点だわ。

もっと素敵な人がお兄ちゃんだったら良かったのに。

陰キャでクズで何の取り柄も無い役立たず。

唯一、良い所として挙げるなら、お金を稼いでくる事くらい。

(鼻で笑いながら)
まあ、財布としては使えるわね。

それでも大嫌いな事に変わりはないわね。

あっ、見たいドラマがあったんだった。

スマホで見るより大画面よね~。

(テレビを付ける。変な映像が流れる)

はっ?

何よこの映像……。

(SE : キーンとした耳鳴り音)

痛っ!

耳鳴り……?

…………あれ……?

何だか画面から目が離せなく……なって……。

(トランス状態に入る妹)

ん…………。

何でアイツの声……が……。

はい……わたしは……になります。

はい……の言う事には……疑問を抱かず従います。

はい……の言う事は……当たり前の事です。

はい……この事は覚えていません。

はい……心の深い所に刻みます。

(パン!という手をたたく音で目覚める妹)

はっ!

な、なに!?

い、今……わたしは……。

うーん……風邪でも引いたのかなぁ……。

(SE ドアの開閉)(兄がリビングに入ってくる)

ちょっと!

勝手に部屋から出てこないでよ!

はっ?

俺の事嫌いかって?

さっきも言ったでしょ!

アンタの事なんて大好きに決まってるでしょ!

何度も言わせないでよ!

な、なにニヤニヤしてんのよ!

ただでさえカッコいい顔が、もっとカッコよくなってるわよ。

こんな奴がお兄ちゃんなんてほんっと最高!。

顔も声もカッコいいし、見てるだけで気分が良いわ。

はあ?

思ってる事と逆の事を言ってる?

そういう催眠をかけた?

アンタ何言ってんの?

わたしは至って普通よ。

催眠術なんて、漫画の読み過ぎじゃないの?

アンタの事が大好きなのは変わってないし。

だーかーらー!!

何度も言わせないでよ!

わたしはアンタの事が大好きだし、最高だと思ってるわ。

どこが逆なのよ!

意味分かんない!

部屋から出てくんな!

話しかけんな!

あっ?

今度は何よ!

話しかけんなって言ったでしょ!

その場で回れ?

何よ藪から棒に……。

そんな事、言われなくてやるわよ。

(妹、くるっと回転)

これで良いでしょ。

はっ?

わたしがいつ、アンタの言う事なんて聞いたのよ?

さっき回った?

アンタ……ホントに頭大丈夫?

どこかにぶつけたんじゃないの?

アンタの言う事に従うのは当たり前の事なの。

当たり前だからやっただけで、別にアンタの言う事を聞いてる訳じゃない。

当たり前の事をしただけで、何でアンタの言う事を聞いたって事になる訳?

意味不明なんですけど。

は……はああ!?

彼女になれ?

あ、アンタ……妹をそんな目で見てたの……?

うっわ……。

マジでないわ……。

アンタの言う事は当たり前の事だけど、妹を彼女にしたいとか、常軌を逸してるわね。

えっ?

彼女にならないのかって?

いやいやいやいや。

アンタの言う事な当たり前の事なんだから、なるに決まってんじゃん。

アンタが言うなら、わたしが彼女になるのは当然の事でしょ?

(大きな溜め息)
はあああ……。

アンタの彼女になるのは当たり前の事だから仕方ないけど、何でこんなカッコいい奴の彼女にならないといけないのよ……。

はあ!?

気分!?

最高に決まってんでしょ!

大好きでカッコ良くて最高のアンタの彼女なんて、なりたくない訳ないでしょ!

もう話しかけんな!

部屋に籠ってなさいよ!

(SE : ドアの開閉)(兄が出ていく)

(ここから全て独り言)

(大きなため息)
はあああ……

何でこうも素直になれないのかしら……。

わたし……バカみたい……。

お兄ちゃんに酷い事ばっか言って……。

それにしても、催眠術でわたしに思ってる事と逆の事を言わせようとするなんて……。

もう少し普通に向き合いなさいよ。バカお兄ちゃん。

(拗ねたように)
素人の催眠術なんてかかるわけないでしょ。

(拗ねたように)
そろそろ気付きなさいよ……鈍感お兄ちゃん。

(拗ねたように)
そんな事しなくても、最初から大好きだっての……。

まあ……あんな接し方してたら気付かないか……。

お兄ちゃん。催眠術をかけてくれて、ありがとね……。

お陰で思いっきり気持ちをぶつけられたわ。

もう少しだけ、お兄ちゃんに付き合ってあげる。

わたしに、本音を言わせてくれる……催眠術に……。

ふふ……ホント、最低なお兄ちゃんだわ。

ばーーか。
クレジット
・台本(ゆるボイ!)
お兄ちゃんの事が大嫌いな妹に催眠術をかける
https://x.com/yuru_voi

・台本制作者
如月英梨
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